ヴァイオリンが聴きたくて買ったアルバムでは有りませんが、ステファン・グラッペリのヴァイオリンを聴いていたら思いだしました。
グラッペリに見込まれて師事し、その後継者と自負している人ですが、聴いたのはこのアルバムがほとんど、サイドで何回か会った程度です。
1曲目古い雰囲気を出した演奏からはじまります。
ドラムレスでちょっとはっきりしない感じを受けますが4曲目、4ビートがきっちり刻まれ出すと凄く良くなりました。
5曲目もベースラインがしっかりしていて気持ちが良い。
このアルバムペデルセンが聴きたくて買ったのですが、2年後のBireli Lagreneとスタンダードを演奏したドレファスのアルバムより良い演奏におもいます。
7曲目のラインも良いし11曲目はペデルセンらしいソロからはじまります。
トリビュートしたグラッペリへの思いは強く、かなりの曲が良いと思います。
ところが私は没頭と言う風にはなりません。ヴァイオリンのちょっとかすれた音があまり得意では有りません。好きな人は好きなのでしょうが、好みの問題です。
演奏自体はとても良いと思うのにこれはしょうがない。
グラッペリのトリビュートアルバムをしっかり作ったこと偉いと思います。
TRIBUTE TO S・GRAPPELLI / Didier Lockwood
Orsted Pedersen Bass
Bireli Lagrene Guitar
Didier Lockwood Violin
1 Valseuses
2 I Got Rhythm
3 Nuages
4 Barbizon Blues
5 All the Things You Are
6 My One and Only Love
7 Kid
8 Someday My Prince Will Come
9 Minor Swing
10 Misty
11 Pent-Up House
12 Tears
13 In a Sentimental Mood
14 Beautiful Love