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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

通信員のたより Vagabond / Ulf Wakenius

2012-03-01 22:03:22 | 聞いてますCDいいと思う


雪が降った翌日は気温も上がって炉辺に一寸残っているだけになったけれど、日本海側などは雪に囲まれた生活の便りが届いています。
日本の各地、いや世界の各地の便りのようなウルフ・ワケニウスの新しいアルバムが届きました。

1曲目東欧のスラブからの音楽の感じ、今作はめずらしくアコーデオンの参加でサウンドは少し変わっていますが、ワケニウスのソロはいつものとうり、心に沁みます。
2曲目、題名からはケビン・コスナーが主演した映画「Message In A Bottle」を思い出したけれど、The Policeのヒット曲、ヴォーカルのYoun Sun Nah とNguyn Le のギターのメッセージという感じです。
3曲目はもう一つの登用スチールギターのリズムがきいた曲で、感じとしてはポルトガルからのメッセージ
4曲目はチェロとアコーデオンとナイロン弦のとても静かなラース・ダニエルソンの曲、ちょっと悲しげなフレーズは起こった事実を淡々と語っているように聴こえます。
5曲目はスペイン、結構激しいフレーズのアコーデオンはユニッてスキャットをこれは情熱的なたよりです。
6曲目、今度は日本、雪に囲まれた新潟県中魚沼郡津南町、スズ山ふるさと通信員からのたよりです、昼の憩いみたいに心を和ませます。
7曲目はアッテラ・ゾラーの曲、これはむずかしい、イギリスかな。
8曲目は知っているようなメロディーなのはダニエルソンの曲、これはスウェーデンのダニエルソンさんからのたよりです。
9曲目はスイス地方からダニエルソンがニールス・ペデルセンを思い出させるソロを聞かせます。
10曲目はアメリカ西部、夕日に赤く染まった大地から先住民たちの便りです。興奮して歌いだす通信員が出たりします。
11曲目、最期は特別、ワケニウスがひくキースの“Encore”、これは普遍的、世界共通の音楽からの便りで締めくくられました。

一寸,こじつけみたいですが、アルバムの趣旨には合っているようで、世界からの便りが、共通言語音楽でつながったのでした。
ジャケのギターの先から電波が発信されているのです。

Vagabond / Ulf Wakenius

Ulf Wakenius / acoustic guitars, oud, chant
Vincent Peirani / accordion, accordina, voice
Lars Danielsson / bass, cello

Guests:
Eric Wakenius / acoustic steel string guitar
Michael Dahlvid / darbuku,cajon
Supecial GUESTS:
Youn Sun Nah / vocals on #2
Nguyn Le / electric guitar on #2

1. Vagabond (Wakenius, Ulf / Wakenius, Eric)
2. Message In A Bottle (Sumner, Gordon / Sumner, Gordon)
3. Bretagne (Wakenius, Ulf )
4. Psalmen (Danielsson, Lars)
5. Breakfast In Baghdad (Wakenius, Ulf )
6. Song For Japan (Wakenius, Ulf )
7. Birds And Bees (Zoller, Attila)
8. Praying (Danielsson, Lars)
9. Chorinho (Mays, Lyle)
10. Witchi-tai-to (Pepper, Jim)
11. Encore (Jarrett, Keith)
コメント (5)
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