普通の人はお休みなのに、なぜか二日間、会議をしてきました。
やっと戻ったので残りを取り戻そうと音楽を聴きます。
ショップへ行くとまるでわからないけれどタンゴのコーナーもみて、気になるものを時々拾ってきます。
ジャケがクラシカルで芸術性がありそうなので買ってみました。
1曲目女性ヴォーカルがメインのようで、言葉を聞いているとポルトガル語ではないし、どうもスラブ系の歌詞を歌っています。タンゴとはちょっと違うなと思っていると、ピアノの音がとても美しい、そう後のテナー・サックスのソロにはびっくり、ストレートで力があって、なお繊細です。
2曲目コーラスも入って地方のトラディショナルを歌っている感じです。よくよくジャケをみるとアルメニア・ストリーズとありました。もっとよく見るとモントルーのレコード会社、スイスのアルバムでした。だからタンゴは関係ない、先日、ラース・ダニエルソンのアルバムでティグランが歌っていた世界です。「HEKIAT」というグループ名も「童話」という意味だそうです。
3曲目はパーカションとスキャットのデュオ。
4曲目、テナーのソロはマイケル・ブレッカーがゆったりと吹いている感じです。
5曲目、ピアノ・ソロはリリカルでとても良い。
6曲目ではスピリチャルなテナーのソロが聴けます。
8曲目でもテナーのソロが良い、アルメニアの歌に関してはアルメニアの人の20%ぐらいしか楽しめませんが、ピアノが出ればピアノが良いとおもい、テナー吹けばこのテナーは良いと思う、とても良いカルテットでした。
アルバム一枚聞き終わって、もう一度ひかえておいた部分を聞き直しました。
HEKIAT / Houry Dora Apartian
Houry Dora Apartian(vo)
Alex Hendriksen(sax)
Oliver Friedli(p)
Fernando Fontanilles(b)
Michi Stulz(ds,per)
Recorded in October 2007 at HKB Studio,Bern
1. Khiyo Khiyo
2. Hayrigis Orore
3. Shalakho
4. Hov Arek
5. Titernig
6. Anush Knig
7. Prelude To Groung
8. Parov Yegar Siroun Groung
9. Nor Dzaghig