中古屋さんでLABEL BLUEの古いアルバムを見つけると必ず買うかどうか考えます。というのもこのレーベル個性ありですからとても良いものがある反面、レベルが高すぎてというか好みでないものも作ってくれるレーベルだからです。
知らない人も多いので、楽器構成でえらんだり、ほかに欲しいものがない時などは買ってみます。
このアルバムそんなラベルブルーの日本で編集されたコンピアルバムです。日本人に合ったものが選ばれたのでしょう。22枚のアルバムからえらばれた23曲でこれはお得なアルバムです。
1曲目、アンリ・テキシエのアルバムですが、メンバーは、スワロー、ポール・モチアンに管がコニッツとブルックマイヤーという変わった取り合わせで始まります。
2曲目はこれは持っているけれどポルタルのアルバム、ムタンのエレベみたいなラインのアコベがかっこいい。
7曲目ステファノ・バティスタのアルバムはレニーニのピアノとボルトロのペットでラベルブルには珍しいファンキーな演奏です。
8曲目のジョージ・ラッセルの12人のバンドで、ここではアンディー・シェパードのテナーが吠えまくってカッコいい。
11曲目テキシェのトリオだけれどアラン・ジャン・マリーのピアノが懐かしい感じで良い。
12曲目はフレスがペットをふいている持っているアルバムです。
13曲めはヨアヒム・キューンのソロでリリー・マルレーンというのも珍しい。
これがCD1でこうやってみるとラベルブルなじみの人たちがずらりと並んで、テキシェやロマーノなどは今でもブルーからアルバム出しています。
CD2は凝ったアレンジでのモンクのメドレー、国立のビックバンドで始まります。
2曲目はアルド・ロマーノ,ルイ・スクラヴィス,アンリ・テキシェのトリオがアフリカ・ツアーの思い出を綴ったありバムでラベルブル―の名盤。
3曲目キューンのピアノがかっこいい。
5曲目バーガンジーのテナーもいいけれどタイガー大越が結構ハードバップしている演奏です。
7曲目アンディ・シェパードのソプラノがいい。
ラベルブル―の中でも聞きやすいものが選ばれている様でそれはそれで良いし、知らなかったアルバムがたくさん聞けてこれも良かった。
ただ一つ問題にするならば、ジャケもしゃれたのだろうけれど、アルバムの写真も白黒でちいさいので、年より目には判別ができないのはこちらのせいでしょうか。
ディスク:1
1. Respect(アンリ・テキシェ)
2. Histoire de Vent(ミシェル・ポルタル)
3. Bandarkah(デヴィッド・リンクス,ディーデリック・ヴィッセルズ)
4. For Flying Out Proud(ダニエル・ユメール)
5. Lits Blancs(a)(ルイ・スクラヴィス)
6. Lits Blancs(b)(ルイ・スクラヴィス)
7. Matbon(ステファノ・ディ・バティスタ)
8. Living Time,EVENT2(ジョージ・ラッセル)
9. Le Cinema est le Cinema(リタ・マルコチュリ)
10. Night Thing(ボヤンZ・カルテット)
11. Stolen Moments(アンリ・テキシェ・トリオ)
12. Dawn(パラティノ)
13. Lili Marleen(ヨアヒム・キューン)
ディスク:2
1. Mix Monk(Bemsha Swing,I Mean You,Brillant Corners)(オーケストラ・ナショナル・ド・ジャズ)
2. Standing Ovation(アルド・ロマーノ,ルイ・スクラヴィス,アンリ・テキシェ)
3. Helligoli(ヨアヒム・キューン,ダニエル・ユメール,ジャン・フランソワ・ジェニー・クラーク)
4. Bouche D’or(ダニエル・ゴヨン)
5. Peek a Boo(ジェリー・バーガンジ)
6. Men’s Land(ミシェル・ポルタル)
7. Where We Going(アンディ・シェパード,スティーヴ・ロダー,ナナ・ヴァスコンセロス)
8. Daughter of Darkness(エリック・ワトソン,スティーヴ・レイシー,ジョン・リンドバーグ)
9. Head Games Part6(アンディ・エムレール・メガオクテット)
10. From Time To Time Free(ミシェル・ポルタル、マルク・デュクレ、ヨアヒム・キューン,ダニエル・ユメール、マーシャル・ソラール,ジャン・フランソワ・ジェニー・クラーク)