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アルバート・アイラーの“Last Recording”は、私にとって大切なLPだから、ショップでその二日前の演奏があったのでこれは即買です。
どうやら2005年にESPから発売されていたらしいけれど初CDのようです。
ここ1週間の間はアイラーを聞く雰囲気ではなかったので、落ち着いてからじっくりとというので置いてありました。
さてゆっくり聞いて、アイラーがいたということをつくづく感じるということになります。
二日後に録音された演奏と比較する必要はありませんが、私にとって“Last Recording vol.2”はそれこそ宗教的にまで思える演奏だったので一寸の違いかもしれませんが、どうしても考えてしまいます。
このアルバムとの違いは、まず、ピアノのCall Cobbsがラストには入っていて、ピアノのハーモニーがとても安定した平安感を醸しています。こちらはピアノレス、その分生生しい雰囲気が強いと感じます。アイラーとマリアのヴォーカルもかなりの部分をしめて、アジテイトというか、生への強い主張がある演奏になっています。
そして2日後、昇華したような、至福感の演奏に感じます。
また演奏されている曲も同じ曲は1曲目の“Music Is The Healing Force Of The Universe”こちらのアルバムでは“Ghosts”を演ってくれているのがうれしい。きっとこれがアンコールだったのでしょう。ラストでは“Music Is The Healing Force Of The Universe”がアンコールのようでそれぞれアンコールがすばらしい。こっちでは出だしで演奏しているので入口、この違いも雰囲気を変えています。
4か月後に、不可思議な死を遂げたことを知っているので、生の世界と死後の世界が二つ並んだように感じてしまうのでしょう。
この二つ好みでどちらがどうという問題ではありません。
アイラーというミュージシャンの二日間の移動があるだけですが、聞くこちらはつい感じ入ってしまうのでした。
ということで続けてLast Recording vol.2を聴いてしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/24/3c558c1b6b490ddbd3851216b990c4ba.jpg)
Albert Ayler Live on the Riviera / Albert Ayler
ALBERT AYLER(ts,ss,musette,vo)
ALLEN BLAIRMAN(ds)
STEVE TINTWEISS(b)
MARY MARIA(vo,ss)
1. Music Is The Healing Force Of The Universe
2. Birth Of Mirth
3. Masonic Inborn
4. Oh! Love Of Life
5. Island Harvest
6. Heart Love
7. Ghosts