JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ヤロン・ヘルマン ライヴ アット B&S 2014/9/7

2014-09-08 22:40:19 | サポート中、ライブ
ヤロン・ヘルマンとの出会いはオクサンのお土産だから7年目前、その後すみだトリフォニーでピアノ・ソロを見ています。
今回は6か所でライブの様で、ベースがハガイ・コーエン・ミロという人で初めて、ドラムスはジブ・ラヴィッツという人で近作「Alter Ego」でたたいているここのところのメンバーのようです。



開演10分前で6割ぐらいの入りでしょうか、前はホールだったけれど、今度はかなり近くでやはり親近感がわきます。3人が一望できる席、指先は見えないけれど、演奏中3人の表情が見れてとても良い席でした。



7時ぴったりにスタート。

1st

ピアノの単音のリズムからハーモニーが重なってくる1曲目、この曲聞いたことがあります。ベースを真ん中にピアノと向かい合うような形でドラムス、私ドラムスの隣に座っているような感じです。
ピアノのイントロの後、ベースがリズムをとり出しますが、これが良い音良い音程、ドラムスも多彩な叩きで、これは良くなりそうです。
2曲目はだれかのカヴァーだろうか、ポップというよりロックのリズムに哀愁ある曲、すぐ目の前にいるからという訳ではありませんがこのリズム隊気に入りました。
3曲目静かなピアノにつづいてベース・ソロ、ちょっとたどたどしいところもあるけれど、音程しっかりとるようにしてヨーロッパ系のベーシストです。弾いているベースがこらが何とも年季の入ったような濃い色です。ヤロンのピアノは静謐なピアノがあって、それが熱をおびているというか、熱いけれどとても整っているという感じです。
4曲目リズミックにスタートしてベースがウォーキング、キースノアメリカン・カルテットみたいな感じの、モーダルとビートが絡み合った演奏がおもしろい、速弾きもひろうしてくれてこちらも楽しい。
5曲目はチェレスタを使ってとてもかわいらしい感じ、流れるような3拍子の哀愁ある曲。イスラエルのトラでしょうか。
5曲目は近作にはいっている“モージョ”ドラム・ソロから始めて、懐かしいリズムとコンテンポラリーが交差するようなドラムス、ピアノが入ってモーダルに弾くのを正確なリズムでバックアップ、このドラムス凄いです。
このノリノリで50分ちょい、終わってドラマーにグレートって声かけたら嬉しそうに、肩を叩いてくれました。

私が気が小さいので合間にサインなどもしているヤロンにはサインをもあらいにはいけませんでした。

2nd

ピアノとベースのデュオかと思ったらあわててドラムスも席についてメロディを探るようにピアノが初めて、それに技量があるのでどんどんと広がっていく感じ、今度も1度だけピアノ・ソロがあるみたいで、きっとこんな感じになのでしょう。インリズムになってキースの感じ、キースのアクを抜いたような、とても広範囲に好感がもたれるような演奏です。
2曲目、モーダルな演奏はきれいなだけのピアノストと違うところ、そしてドラムスが目の前でタイトで切れのありとてもまとまりが良い、演奏中、しょっちゅう3人はアイコンタクトで実に楽しそうに笑い合っています。
3曲目はベース・ソロから初めて、このひともう一つ枠をこえる演奏ができるようになると良いとおもいます。ピアノとリズムのインタープレーはどこを刺激して、どのように反応するか気持ち良いくらいわかっているような緊密なセットです。
4曲目インリズムですぐに始めて、これがカッコいい、それに乗ってヤロンは4ビートのバップ。
5曲目、広がりのあるピアノの曲はe.s.tの後を形にするような、はっとする美しい、なぜか私のテーブルに関京子マダムが来て座っています。
6曲目でまたドラムソロを入れてくれて今日はドラムスを一番楽しんだ感じです。

アンコール

イスラエルのジャズのまとまりというか集積というか素晴らしさを満喫しました。勇気を奮い起こしてっていうか酔っぱらった私は持って行ったヤロンの全部のアルバムにサインをしてもらいました。
コメント (8)
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