
古いあるばむを安くリリースするジャズ・コレクション1000でゲーリー・バートンのアルバムが出ることはありえますが、まさか持っていないアルバムがでるとは、ジャケ違いで同じものを複数もっているこちらとしては、きちんと確認したけれどやはり持っていなかった。
1963年録音のリーダー3作目だそうで、これで初期のリーダー作はだいたい揃ったようです。
スタンダードの“On Green Dolphin Street”で始まるから、デヴュー初期の普通のジャズをやっているのだろうと思うとこれが全く違う発見になりました。前の2作はそんな感じでしたが、ここにきて大きく変わります。
それは2曲目に起こるのですが、作曲がマイク・ギブス、この後も多くの影響をバートンにあたえた作曲家です。このアルバムのメンバーはジム・ホールのギターを入れたカルテット、その後のギターをいれたコンセプトがここで、できていたのが解ります。
それは4曲目のギブスの曲になるともっとはっきりします。
ホールもカントリーのところも一寸織り込んで、まさに「カーネギー・ホール」のベースはここにあったのだと発見しました。
ファンあと言いながら、52年前の録音に始めてであったのもうれしいですが、それが納得につながるなんて、1年寿命が延びた気持ちです。
SOMETHING'S COMING! / GARY BURTON
GARY BURTON vibes
jim hall guitar
chuck ISRAELS bass
larry BUNKER drums
Recorded in RCA Victor's Studio B, New York City, August 14-16, 1963
1 On Green Dolphin Street
Composed By – Kaper*, Washington*
2 Melanie
Composed By – Gibbs*
3 Careful
composed By – Hall*
4 Six Improvisatory Sketches
Composed By – Gibbs*
5 Something's Coming
Composed By – Bernstein*, Sondheim*
6 Little Girl Blue
Composed By – Rodgers & Hart
7 Summertime
Composed By – Heyward*, Gershwin