ドイツの人の次は、こちらもまるでしらないポーランドのピアニスト。こちらは昨日とちがってまるで違う印象、こちらは生粋のジャズ・ピアノストをめざしているのでしょう。
1曲目の印象からいうと、マッコイ・タイナーみたいに弾いてる。ドラムス、ベースは4ビートを刻んでいるけれど、ベース・ソロになったら津軽三味線みたいになったのがおかしい。
2曲目は可憐なゆったりしたバラッド
3曲目抑え気味の出だしから、速いシングルトーンのラインが美しい、この人Ⅰ音をはっきり鳴らして好感です。
4曲目は非4ビート、このピアニストインプロをしっかりフレーズしていて気持ちが良い。
5曲目はタイトル曲、タイトルの割には意外とさっぱりした仕上がり。
6曲目おとなしめの思索的なメロディー、この人この方面が特異なのかもしれない。
7曲目モーダルな始まりだけど思索的でもあり、フレーズを考えながら弾くところもあり面白い。
8曲目は美しい、これも思索なバラッド、欧州の激戦区にまた一人参戦。
1曲目の感じを増やすと、「Trio Acoustic」みたいな真向JAZZの戦線が維持されて戦いやすいとおもうけど。
EMOTIONAL PHRASING / MARCIN LOSIK
Marcin Losik (p)
Ksawery Wojcinski (b)
Robert Rasz (ds)
2015年作品
1. Modal Enterprise
2. The Portrait Of Satie
3. On The Edge Of The Millennium
4. Waiting For My Buddies
5. Emotional Phrasing
6. Her Song
7. The Last Castle
8. Both Sides