JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ゼロ  マルク・エルスベルグ 著 岡 むつみ 訳

2016-07-16 23:15:39 | 


リストラのルポと同時に読んでいたのが、これも戦後の裁判官の話でこちらも重たいから、ブータンに仕事に行った女性の話にしたら、こちらは冒険歌手の峠氏よりかなり格調たかく、これは休み休み読むことにして、まるで知らないけれど題材が面白そうなのを買って読み始めた。

人々の生活をよくするためにその人たちのデータを収集して、アドヴァイスと利益を提供する巨大企業、データ収集にはポイントが加算されるサービスで大変な人気になっている世界。

コンピュータとつながったメガネは顔認識をして、そのメガで認識した人のほとんどすべてのデータがよみとれるウエアラブル機器、それを付けた青年がしにいたり、アドヴァイス・サーヴィスに疑問があるのではとしん7という女性記者が疑い始めた。

それでは幾つかの場面。

「私はあなたに、ここニューヨークにいらしていただきたいんです」
 シンは聞き返さないことにした。言いたいことは理解していた。ショーのテーマはこうだろう。ビックデータは私たちを操り人形にするのか?-大西洋の向うの側の女性はそういっている。


「人間はプライバシーなんかなくても充分生きていられたんだ。百年前に頭のいい弁護士がプライバシーを発見するまではな」アンソニーが自己弁護をするように答えた。
「その人が発明したわけじゃないわ。プライバシーがようやく法律に盛り込まれただけ」シンは反論した。
「法律は移り変わる。プライバシーもまたしかりだ」

何て調子でだから結構読みづらくてなかなかページが進まない。

「何てことを!マイクロソフトは今や死に体の巨人です。AOLやMySpaceのようなスーパースターは数年もしないうちに歴史になりました。フェイスブックやアップルだってすでに恐竜だし、グーグルは・・・・」

巨大ネット企業との最後は60ページぐらいにアクション映画みたいになっていって、そこからはページはどんどん進んだ。

コメント
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