JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

極上の小説を読むような HIDDEN MEANING / MICHEL REIS

2016-08-06 22:11:42 | 聞いてますCDおすすめ


中古屋さんで漁ったら、とっても気に入っている二人のピアニストの古いアルバムがあったので、まどわずに買った2枚の内の一枚。
ミッチェル・ライズと知り合ったのは2014年の2月だけれど、その一つ前のアルバム。
11月にはコットンクラブで会うこともできました。
このアルバム、最新作の「Capturing This Moment」と同じメンバーでの録音でした。

1曲目、穏やかなピアノのアルペジオからドラムスとテナーが膨らんで行くアンサンブル、どこでピアノがインプロ、澄んだ音でのメロディーはさかのぼったアルバムでも才能が出ています。
2曲目からも、欧州の温度は弾く目で落ち着いたアンサンブルの中で、レイズのピアノがキラキラとひかる、このキラキラがどぎつくなくて、いかにも奥ゆかしい。
クラシックのベースがしっかりしているのでしょうね、7曲目なんか、極上の小説を読むようなフレージングです。
9曲目の“Elegy”も美しい曲。
この人のアルバムは6枚あるみたいだけど、これは新しいのから3枚持っていて、これからもっと凄いアルバムが出てくるのが確実な人、次はトリオですかね。


今年の来日には残念ながら会えなかったけれど、出会う前のアルバムに会うことが出来ました。

HIDDEN MEANING / MICHEL REIS

Michel Reis – piano
Stefan Karl Schmid – soprano saxophone, tenor saxophone, clarinet
Robert Landfermann – bass
Jonas Burgwinkel – drums
2012年6月19、20日

Repercussions (Michel Reis)
Prescience (Michel Reis)
Seduction (Michel Reis)
Hidden Meaning (Michel Reis)
Americana (Michel Reis)
Haunted House (Michel Reis)
Inside The Jewel Box (Michel Reis)
What Comes Later, I can Think About It Later (Michel Reis)
Elegy (Michel Reis)
The Birdwacher (Michel Reis)
Until The Next Time (Michel Reis)

コメント
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