ショーン・フォランの生をずいぶん前に見たことあって2011年ころから知ってはいるけれど、なかなか全部のアルバムに会うことができない。それでも実力ははっきりと認識できるから現役100人には名前を連ねてもらってこの一枚も前作を選んでいる。
アルペジオのピアノにチェロのメロディといううれしい始まり、ベースレスの代わりにチェロとギターにしてそこにサックスをいれる、アンサンブルを重視した編成、ヨーロピアンなスタイルです。
2曲目は弦がエスニックな感じを表す演奏。
3曲目はタイトル“Frame of Reference”という一寸むずかしげな曲名。ソプラノ・サックスに弦が絡んでオレゴンを思い出させるアンサンブルです。
4曲目、繰り返されるリズムにチェロの粘りあるモーダルなソロ、こうゆうのはお稽古じゃまず教えてくれない。
5曲目、どちらかと言うとフォランの心象を抽象画にしたような、難しいことはないのだけれどソロでメロディをラインするというよりかはアンサンブルで全体を表す感じです。
前作のほうがラインがはっきりしていてこの一枚をかえないけれど、これも一つの彼の才能の表現に思う。
また新しい面をみせるアルバムを作っていくだろうな。
FRAME of REFERNCE / SEAN FORAN
Sean Foran - piano
James Mainwaring - saxophones
Stuart McCallum - guitar
Ben Davis - cello
Joost Hendrickx - drums
1.Room with a View
2.Une Fille
3.Frame of Reference
4.Dare to Dream
5.A Fine Balance
6.Quiet Times
7.Mish Mash
8.The Sum