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「ポーランド・・・ベーシスト・・・久しぶり・・・リーダー・・・欲しい」でイメージと違うアルバムを買ってしまったけれど、時間をおいたら欲しかったのが見つかった。2013年のアルバムで完全に見逃していたアルバム。
ベーシスト=アダム・コヴァレフスキとピアニスト=ピョートル・ヴィレジョウは前に「風のささやき」って素敵なアルバムを作った人たち、「Wylezol - Kowalewski - Zyta / Yearning」というタイトルで再販されてます。
ピョートル・ヴィレジョウの方は“現役100人”にも選んでいるけれど最近ご無沙汰していた。コヴァレフスキとは最近もアルバムを出しているようで失礼してしまった。
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で1曲目、ピアノとベースがゆったりとテーマを弾きだすと、これがまさしくアルバム・タイトル「for you」をメロディにしたような出だし、ベース・ソロもちょっと朴訥とした感じとしてはチャーリー・ヘイデンでしょうか。ヘイデンはピアニストとデュオをかなり残しているけれど、あれが好きだった人には推薦です。
2曲目“Lullaby for You”はオラシオさんがリリシズムに選んだ曲、1曲目と甲乙つけがたい、ピアノのインプロラインが美しい、1曲目、2曲目とタイトルを読んでいくと、このアルバム、「フォー・ユー」で統一されているようで、天使が近くにできた今の私にぴったりなアルバムです。
3曲目は哀愁を強くしたタンゴ、4曲目の“Little Girl I'll Miss You”に続くからどちらかというと愁いが強いか。ベース・ソロから始まって、ピアノとの駆け引き、ポーランドの歴史ただ愁いているだけではありません。
5曲目ピアノとベース、リズムに乗って弾いているわけではありませんが、あうんのリズムの変化がさすが永年演っている仲だと思います。
6曲目“Minsk”もピアノが語り、ベースが答えるとう、なんだか思い出をつづっているような感じです。
7曲目、この曲ではリズミックなピアノにベースも胴をパーカッシブにたたいて、とても印象的な思いでなのでしょう。
そして終曲ベース・ソロからの“If One Could Only See”、ピアノは寂しいながらも諦観も含んで、「for you」はこうありたいとは思わないけれど、とても思いこもった演奏でした。
100人のうちの一人、Piotr Wylezolのこの一枚は2009年のアルバム「Children's Episode」でしたが、こっちのアルバムが「風のささやき」をつづけているようで今年は「for you」に変更しよう。
for you / Adam Kowalewski
Adam Kowalewski (b)
Piotr Wylezol (p)
2013年作品
1. Cause I Love You
2. Lullaby for You
3. Tango for Tuna
4. Little Girl I'll Miss You
5. White Water
6. Minsk
7. Shosha's Dance
8. If One Could Only See