
ヴィオラ・ダ・ガンバのデュオのアルバムを買ってみた。チェロの合宿に持ってきて演奏を聞かせてくれる人がいるけれど、大きさによっていくつかの種類がある。その人のは一番小さくて、音の感じとしてはリュートにちかいか、弦も6本だしね。

バロック・チェロというのもあって、エンドピンがないところはダ・ガンバににていて、弾き方も近いから一番近しいのかもしれないけれど詳しいことは知らない。


バロック・チェロのアルバムはいくつかもっているけれど、今回はヴィオラ・ダ・ガンバに幅を広げて音色を楽しもうというわけです。


ロバート・スミスとパオロ・パンドルフォという2人のガンバ奏者のデュオ。17世紀のイングランドの作曲家、クリストファー・シンプソンのディヴィジョン(高度な技術を用いた演奏が可能な小型のヴィオールのための作品)を中心に22曲、同時期の作曲家、ジェンキンスやアイヴズの技巧的な作品を組み合わさってています。
チェロとヴィオラ(現代の)と聞き分けできないことがあるけれど、このデュオもいくつかのダ・ガンバを使っているのでしょう。チェロに一番近しいバスを使っているのがやっぱりたのしい。11曲目などはゆったりとした音の感じがチェロとそっくりだからやはりいい。
曲は17世紀でソロ・演奏というよりかは室内楽なので、あまり真剣に聞かないでバックに流れているって聞き方。アルバム全体の雰囲気を感じて、ちょっといつもと違うのを楽しみました。
THE EXCELLENCY OF HAND ENGLISF VIOLA DA GANBA DUOS
ROBERT SMITH
PAOLO PANDOLFO
1 Divisions for Two Viols in G major, VdGS 28 6:29
2 Prelude No. 2 in D minor 0:18
3 Divisions on a Ground in D major, VdGS 21 4:19
4 Prelude No. 5 in A minor 1:00
5 Divisions on a Ground in A minor, VdGS 19 5:47
6 Divisions on a Ground in C major, VdGS 13 4:56
7 Ayre for Two Bass Viols No. 1 2:50
8 Prelude No. 4 in F major 0:16
9 Division for Two Viols in F major, VdGS 26 3:07
10 Air with Divisions in C major, VdGS 11 5:55
11 Divisions on a Ground in A minor, VdGS 20 5:19
12 Prelude No. 11 in B-flat major 1:25
13 Divisions on a Ground in A major, VdGS 18 4:07
14 Prelude No. 7 in G minor 1:01
15 Divisions on a Ground in G minor, VdGS 23 4:02
16 Ayre for Two Bass Viols No. 2 2:46
17 Prelude in A minor 0:59
18 Division for Two Viols in A minor, VdGS 25 3:52
19 Air with Divisions in C major, VdGS 12 5:48
20 Ayre for Bass Viols and Basso Continuo in D minor, VdGS 32 3:21
21 Prelude No. 3 in F major 0:35
22 Division for Two Viols in F major, VdGS 27 5:26