このアルバム、2006年イタリアの録音です
まるで知りませんが、ショップの案内にケニー・Gの美しいソプラノをジャズ的に
したみたいな事が書いてあって、大好きなウエザー・リポートの“ブラック・マーケット”を演奏しているので、ついふらふらと拾いました。
1曲目ウエザーサウンドをとても研究した演奏ですが、村祭りのようなあっけらかんとした演奏が、ちょっとありゃです。
2曲目“Black Market”ではウエザーの演奏を充分研究した演奏で、エッセンスがしっかりした演奏です。
3曲目エレピから入り、ソプラノとエレベのからみに生ピアノ音、ウエザーをしっかり踏まえた演奏に、これはいい。
ここで気がつくのですが、このアルバムを聴くならば3曲目から、最初の2曲はlive音源の最後の2曲のようで、MCでも、さよならと言っているので解るようにお祭り色がちょっと強い、この3曲目にこのバンドの良さが解ります。
ウエザーのファーストにも参加しているアイアート・モレーラの参加も5曲目からで、3曲目から聴いて、アイアート参加のライブに入っていって元に戻っていくのを聴くと、このアルバムがしっかりとWRを踏まえた良いアルバムだと解ります。
イタリアのフュージョングループだそうですが、名前は「9 O'CLOCK」、ウエザーの「8:30」の事、しっかり意識して付けたことは明白です。
4曲目もウェザーの雰囲気充分で意気込みがあります。
5曲目パーカッションソロからアイアートの参加でリズムが多彩になると、7曲目がライブの中心でしょうか、エレベの力の入った演奏です。(驚くほどうまいわけではない。)
そして最初の1,2曲目に戻ってのアンコールと考えるのが順当です。
そうするとこのアルバム、ウェザーサウンドをしっかりと捕らえて、といって精鋭するようではなく、明るい感じや、薫ようなところなど「9 O’Clock」というよりか「イタリアン・ミルキー・ウェイ」と呼びたくなってしまいました。 (失礼)
ウェザーのファーストアルバムのファースト・チューン、“ミルキー・ウェイ”から行くぐらい頑張って欲しいと思います。(結構好きな人いると思います。)
9 O'CLOCK / 9 O'CLOCK
GIGI SELLA(ss)
FRANCESCO SIGNORINI(key)
STEFANO OLIVATO(b,vo)
PAOLO PRIZZON(ds)
LEONARDO DI ANGILLA(per)
AIRTO MOREIRA(per:M1,2,5,6,7,8)
1 Sette passi
2 Black Market
3 Luna piena
4 Flex
5 Solo Percussion
6 Waiting for Dinner
7 One Step
8 Hamburger
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