JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

夏には温度差が DEVOTIONS / KETIL BJORNSTAD

2007-07-11 20:36:15 | 聞いてますCDいいと思う
KETIL BJORNSTADの“florting”はベースがPalle Danielsson、パーカションがMarlilyn Mazurという素晴らしいメンバーで、透明感のある美しいアルバムでした。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060517

新作はベースがArild Andersen,ドラムスにAlez Riel、それにマルチリード奏者のWolfgang Puschingというメンバーです。
前作の組み合わせでもう一枚ぐらい聴きたかったと思います。今回のメンバーは微妙に変わりました。
Aリールはドラムスだけでなく、パーカションも使って色々変化を付けているし、ベースのAndersenもソロがふんだんで、JAZZの雰囲気はましているかも知れません。ところが微妙に困るところがあります。
1曲目“The Window”静かなピアノのバックに聴こえる高い音は何でしょう。ゆったりしたベースソロが続きます。
2曲目もフルートの高い音が鳥の鳴き声みたいで、叙情を誘います。
3曲目アルトフルートのメロディは色濃く、ベースソロの後のアルトサックスのもちかえがダークな雰囲気です。
4曲目、KETILのピアノはあくまでゆったりとして、しじまを漂うような感じの中柔らかい音色のバスクラのメロディが流れます。
5曲目はアルト・サックスですが、音色がすこし粘つき、とうとうとテーマをふきますがミスリードがきになります。
6曲目フルートに持ち変えるとフレージングがとても可憐で、この楽器の方が断全良い、曲のイメージもマッチしています。
7曲目はアルトサックス、ちょっとフィル・ウッズ的な音色でぐいぐいメロディを吹くので粘つきます。
8曲目はフルートでやわらかく調和した感じですが、刺激はないので聴く人によっては眠くなったしまうかも知れません。
この後も同じように曲が続きますし、11曲目からは組なのでしょうか、基本は変わりません。サックスの演奏が増えそこは好きになれません。
この奏者フルートいい感じですが、アルトが技量で劣ります。というか繊細なところを無視して拭きますのでBjormstadとその点合わないと思いますが、不思議です。
ベースとドラムスの状態で温度が少しあがって、サックスの音色でもう少し温度があがっている様に感じます。
16曲目までまだまだありますし、11曲目からは組曲下仕立てで、サックスが多いようです。
Ketil Bjornstdは好きな人などですが、夏に向けて聴くより、秋が深くなった頃にぴったりの様に感じます。と言う事で秋にまた会いましょう。


DEVOTIONS / KETIL BJORNSTAD

KETIL BJORNSTAD  piano
WOLFGANG PUCHING flute sax,basscul
ARILD ANDERSEN bass
Alex Riel drums percussion

1 Window (evening version)
2 Here
3 Moon Arising
4 Tree In The Courtyard
5 Silhouettes
6 I Will Go There
7 First Room
8 Confession
9 Approaching
10 Devotion
11 White (The Innocence)
12 Red (The Passion)
13 Black (The Sorrow)
14 Inner Story
15 Sudden Thought
16 Nexus



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