ミロスラフ・ヴィトウスのアルバムの古い一枚を聴いて時代の流れなんか感じたけど、一枚持っていなかったアルバムがあった。
ラリー・コリエルのアルバムで知っているのはこのジャケだった。
録音は1969年3月だからまさに「NOW HE SINGS,NOW HE SOBS 」を録音しているさなかにコリエルとマクラフリンがトリオに参加して録音したアルバムになっている。コリアは1曲のみの参加。コリエルはゲイリー・バートンのバンドをやめたすぐ後になる。
バートンのバンドで人気のあったコリエルが、ドラックの関係で首になった直後に、人気を引っ張って出来上がったアルバムではないだろか。格上のマクラフリンを相手に気張った一枚というところか。
ヴィトウスのアルコソロで始まるタイトル曲がメインになるアルバムだと思うけどコリエルのギターとマクラグリンの2ギターが、もちろんリーダーのコリエルが先にソロをとって、その後はマハヴィシュヌ手前のマクラフリンのソロと結構燃える掛け合いかもしれない。
2曲目はコリエルとマクラフリンのデュオ。いや当時の演奏としてはかなり良いデュオだと思う。
3曲目はヴィトウス、コブハムとのコリエルのトリオ、ここでもヴィトウスがアルコのソロを見せて、ヴィトウスこのころが一番のっていたような気がする。
4曲目はマクラフリンを入れた、カルテット、ここでもヴィトウスのアルコが活躍、このころアルコを弾きまくっている感じです。マクラフリンとコリエルのソロ・交換はなかなかの出来になってるとおもいます。
5曲目でこの曲だけチック・コリアが参加の総員での演奏、「NOW HE SINGS,NOW HE SOBS 」がアコ・ピアノ・トリオだったのを換えてエレピ。このころのエレピのコリアもありだけど、アコのあとだけに、このアルバムも一曲アコピの曲がはいっていたらずっと価値が上がっただろうなと思う。
6曲目は短い曲。
コリエルのアルバムとしては悪いできではない。輝いているときのコリエルだから良いアルバムだけどコリア、1曲アコ弾いていたら価値もっと上がったと思う。
SPACES / Larry Coryell
Bass – Miroslav Vitous
Drums – Billy Cobham
Electric Piano – Chick Corea
Guitar – John McLaughlin, Larry Coryell
1. "Spaces (Infinite)" (Julie Coryell) 9:23
2. "Rene's Theme" (Réne Thomas) 4:12
3. "Gloria's Step" (Scott LaFaro) 4:32
4. "Wrong Is Right" (Larry Coryell) 9:02
5. "Chris" (Julie Coryell) 9:32
6. "New Year's Day in Los Angeles 1968" (Larry Coryell) 0:21
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