中古屋さんで見ていたらjean-pierre masという名前に行き当たりました。
この人は覚えているし、なかなかアルバムが少ないと思っていたのでひろいました。
1976年のアルバムなので、私の気に入ったアルバムよりもずっと前のアルバムでした。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20061213
このアルバムでは紅をひいた後のような妖艶な女性を感じましたが、ずっと若かったこのころのマスは化粧前の清々とした輝きがあります。
今度のアルバムはCesarius Alvim Botheloという人のベースとデュオです。
今日は先週も行ったのですが、海辺に住む母親のところに行ってきました。
足が悪いのであまり歩かなくなりましたが、出来る限り歩いてもらおうと食事と買い物にでます。
いつもなら好きな蕎麦屋ですがたまには変わったところへということで、こんな店にはいりました。
古い物が(たとえばトッポ・ジーショとか)たくさん置いてあって、レトロな演出でした。
そんなところでいただいたのはカレー、辛めのこれをいただきました。
その名も“アタック・ナンバー1”冗談だけでなく味も上等でした。
ちょっと古い感じのお店には、ちょっと古い感じのアルバムが合うかもしれません。
1曲目マスのピアノは意外と四方がはっきりした形の演奏で始まります。
2曲目はマスの曲で私のアルバムでも感じた、とても映像的な情景を現す曲で、ベースが低音部分を太く強調した感じのなか、逆にマスは高音域でメロディをつづり強いコントラストが特徴のアルバムです。
3曲目ピアノの音がとても立っていて、それに加わるベースはそれに合うように強いタッチが必要で、二つがあいまって形あるデュオになっています。
4曲目のピアノもメロディに勢いがあるこのマスらしい曲。
5曲目とても美しいメロディを確り弾く曲で、私の持っているマスがそこらへんをぼかしながらメロディを見せるところに変わっていったのでしょう。
6曲目はベーシストの曲、若々しいベースソロ、ピアノも合わせて若かったのでしょう。
7曲目のピアノライン、時代を感じないほどフレシュ、生き生きとしています。
8曲目もラインの確りしたピアノの演奏でこれも驚きます。
とても気に入って本にはさむ栞は、それまでもずっと使っていたもので、しかしその本も時間の間に漂って、久しぶりに会った本のその間のあった栞に驚いているようなアルバムです。
9曲目はAldo Romanoのとても実はこの時代のPOPな感じの曲で思い出がクルクル回る感じです。
rue de lourmel / jean-pierre mas
Jean-Pierre mass piano
Cesarius Alvim Bothelo bass
1. Perfume de Mulata
2. Chimel
3. Ada
4. Ballade Pour Cecile
5. Rue de Lourmel
6. Chigaliga
7. Je Ne Sais Pas Encore
8. Moja
9. Pasolini
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