JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

これはめずらしい  /  FOOTPRINTS

2006-07-21 20:35:41 | サポート中、ライブ
大変めずらしいアルバムの紹介です。たぶん誰も持っていないアルバムでしょう。確信しています。なんと今のところ2枚しかない私が焼いたCD-Rです。あまり売れないでしょうね。これ7月14日新宿 J でハクエイ・キムにプレゼントしたアルバムです。
私が応援するハクエイ・キムがライブの中でよく演奏する曲に“FOOTPRINTS"があります。w・ショーターの作品ですが、多くのプレーヤーが演奏するようになっている曲です。私の買っているアルバムでも演奏が多く、また逆に選んで買っていることもあるのでしょう。と言う事で“FOOTPRINTS"だけを集めてハクエイ君にプレゼントしようというわけです。出来たのがこのアルバムです。もちろん全ての曲はブラインドでプレゼントしました。70分ぐらいのアルバムになりました。全部、解けるでしょうか。編成からマイルスは解ると言うからそれは誰でもわかりますと言っておきました。
全部で8曲このblogで紹介したものもあります。

  FOOTPRINTS

1 Adam's Apple / 1966 ts Wayne Shorter
piano Herbie Hancock
bass Reggie Workman
drums Joe Chembers

2 LIVE IN PARIS / 2001
piano Enrico Pieranunzi
bass Hein Van DE Geyn
drums Andre Ceccarelli

3 MILES SMILES / 1966 tp Miles Davis
ts Wayne Shorter
piano Herbie Hancock
bass Ron Cater
drums Tony Wiliams

4 Rencontre / 1997
piano Georges Aruvannitas
bass Ira Coleman
drums Joe Chembers

5 some love songs / 2005
piano Marc Copland
bass Drew Gress
drums Jhchen Ruckert

6 Live in Brooklyn / 2003
piano Artaro O'farrill
bass Andy Gonzalez
drums Dafnis Prieto

7 Our Standards / 1995
piano Joey Calderazzo
bass Lars Danielsson
drums Jacek Kochan

8 1969MILES / 1969
tp Miles Davis
ts Wayne Shorter
piano Chick Corea
bass Dave Holland
drums Jack Dejnette

1曲目はショーターのこの曲の初録音から始まります。マイルスに続いて人気のエンリコのLIVE IN PARIS です。 コープランは好きではないけど変わっています。
カルデラッオのベースは Lars Danielssonでした。最後は1969MILESで派手に閉めました。私はこの中ではAruvannitasのシンプルなものと、カルデラッオの疾走が好きです。
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青春映画好きですか CHRID MINE DOKY / minh

2006-07-20 21:16:33 | 聞いてますCDおすすめ
コメントをいただいて返事を書きますが、そうするとも少し紹介しておきたくなる事が出来ます。クリス・ミン・ドーキーが好きですがそのきっかけがこのアルバムです。6枚めのリーダーアルバムですが、「でも、これが本当のデビュー作という気持でいる」とする入魂の作品です。
一つ一つの曲を大切にしたすばらしいアルバムです。ニールス・ペデルセンのアルバムを続けて書きましたが、私はこのmihnがペデルセンのベースにダブリます。ペデルセンを若くして、POPを良く聴いていたらこのような事をするかもしれません。2曲目のでだしのべースなど太くて伸びる音、低音から高音へのラインはペデルセンそっくりです。ミンの兄貴、ニルスが若い時のアルバムにはペデルセンがつきあっていますが、ミンもこの時期ペデルセンの師事を受けたのではないかとおもっていしまいます。
好きなアルバムは曲まで紹介したくなります。
1曲目ギター、キーボードのリズムの中、キーボードとベースのユニゾンで始まるフレーズから一気にこのアルバムに引きこまれます。
2曲目ゆったりしたベースで始まるスティングの曲をダイアン・リーブスが思いをこめて歌うと、マイケル・ブレッカーが良い感じで引き継ぎます。
4曲目、3曲としてクレジットされた電話メッセージの後にレニー・ホワイトの小気味のよいドラムにカルデラッツォの得意の高速フレーズが気持良いです。挿入される女性のなやましいい声は評価がちょっと困ります。
8曲目ベースソロはペデルセンみたいなフレーズで始まりますが、女性ボーカルの後サンボーンのなき節と魅力たっぷりです。
9曲目のベースの疾走感のあるベースソロに続いてギターのロック(なんと表現して良いか解らず)調のアドリブなど、ミンがギター、ボーカル、サックス、キーボードをすばらしくうまく使っている事を感じます。ここはペデルセン以上と感じます。
11曲目、小さい子の声で始まる曲は、ピアノが学校の教室で弾かれて様な、遠い懐かしい感じを与えます。
14曲目、ホテルにかかる電話の恋人、母親、仲間のメッセージの後のシンプルなベースソロは青春期の終わりを予感した者の過去へのノスタルジーで途中の短いギターは一瞬の回想です。
15曲目ではニューヨークに来た思い出が演奏され、下手だけどあじがある?ランディー・ブレッカーとかミンのボーカルが聴けます。
16曲目最後のベースソロはやはりペデルセンの大きな影響を感じさせる1曲です。
このアルバムはこのリーダー作に至る、ミンのたどった青春を表現した物で、青春映画を1本見るように楽しめます。青春話キライという人は別ですが、少し臭い位の青春映画好きな人は楽しめるはずです。私好きです。

minh / chris minh doky

文中他 Hiram mullock,Mike Stern,David Gilmore.Jim Beard,Larry Goldings,Alex Riel,Norbert Lucarain他あり
曲名 略
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大家って誰 Nilse Lan Doky Trio Montmartre / Spain

2006-07-19 21:45:05 | 聞いてますCDいいと思う
ニルス・ラン・ドーキーは,若いときのアルバムをもっています。ベースのペデルセンがメンバーでいるので買ったものです。たしかピアノはそれほどすごいと思わなかったし、少し線が細いかと思った覚えがあります。その後トリオ・モンマルトルという名とSJ誌ゴールデンディスクという流れで聴かずにきました。権威ある筋からご推薦を受け聴いたわけです。
出だしのスペインの低音は驚きました。ピアノの低い音のさらに下を行くベースライン。気持ちよいです。“アランフェス”のタッチも淡い感じで心地よい眠りを誘う感じです。4曲目“Sabor A Mi "のベースは低い音で鳴らし、ピアノが上品な良いメロディを弾いています。5曲目のピアノは、スパニシュギターのような歯切れ良さで、ベースも良く歌っています。このアルバム4,5曲目が聴かせどころと思いました。しかし6曲目“アルハンブラ”はピアノの曲じゃないし、ベースの旋律もイマイチ落ち着きが悪い気がします。7曲目のドーキーの作品もおさまり悪く、ウォーキングベースがしっくりきていません。難しい曲なのにたいしてリハしていない感じです。8,9曲目も同じ感じで名手ダニエルソンのベースも面白くありません。選曲がだれた感じで企画ものの難しいところなのでしょう。10曲目になるとまた流れが戻ってきて、11曲目の“Levi's Blues"でのった良い曲で終わります。前半すごく良いのに中半だれてしまった感じです。
プレーヤーの良い演奏と企画ものの悪い面を感じました。
もうひとつ可笑しいのは、解説でダニエルソンのベースソロの事をすばらしく書くことは良いのですが、“どんな大家でもベースソロを始めた途端に演奏全体がだれてしますことが多いが・・・”ってそりゃないでしょう。
大家って誰。

Spain / Niels Lan Doky

Niels Lan Doky piano
Lars Danielsson bass
Jeff Boudreaux drums

1 Spain
2 Concerto DE Aranjuez
3 Besame Mucho
4 Sabor A Mi
5 Tres Notas Para Decir Te Quiero
6 Recuerdos De La Alhambra
7 Barcelona
8 Buenas Noches, Mi Amor
9 La Feria De Seville
10 Despues DE Ti
11 Levi's Blues
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才能確認 Mike Del Ferro / Evning Train

2006-07-18 17:19:27 | 聞いてますCDいいと思う
オペラの歌曲を素材にしたピアノ演奏で良いと思って名前を覚えたDel ferroのアルバムが中古棚にあったので買いました。オペラで人気を博したようでその方向のアルバムが多いようですが、これは1994年29才の時のアルバム。メンバー3名の名を冠したピアノトリオアルバムです。曲はメンバーの持ち寄りで水準を保っています。12年前のアルバムですが、古さは感じさせず基本はビル・エバンスと思いますが、本人はキース・ジャレットに一番影響されたといっています。ピアノのタッチが強くて気持ちが良いです。スタンダードを2曲ぐらい入れてくれたら良さがはっきりしたのにと思いました。今日デビューすればお薦めの新人だし、(20超えたらだめか)その後の活躍もうなずけます。でも探して聴くほどまでではないし、Del Ferroって若いときも良かったねと才能を確認出来たアルバムでした。

Evening Train / Del Ferro

Mike Del Ferro piano
Tony Overwater  bass
Gibert Paeffgen drums

1 Lena
2 The Tango
3 Evenig Train
4 Ballade X
5 Loads Of Change
6 For Hermrto
7 Peter Piano
8 Bretonic Waltz Ⅱ
9 Milky Way
10 De Boot
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一度清算しましょう NATEJ BENKO / UNIVERSALITY

2006-07-17 14:01:40 | 聞いたけどCDわからない




正確無比なベーシストがいると紹介したアルバム“TRIO 2"のvit svecについて、次のアルバムも良いですよとのコメントをもらった。さがしてやっと手に入れたのがクジラの尾っぽのアルバムです。感想を書こうと思っていました。このアルバムでは前作よりピアノがかわっていてちょっと良くなっていました。そのピアニストがこのアルバムのピアニストMATEJ BENKOです。だけどドラムとベースは変わってしまっています。2作目はピアノがよくなった割には、1作目のベースのほうが強烈で、でも3作目ではベースがいなくなってしまって、つられてピアノが・・・もう相関関係が解らない。ってことで一度全てを清算して聞きました。
クジラの尾っぽはJAZZ BAR 2005に収録された8曲目BLUSE FOR MICHAELが評判ですが私はくじらの鳴き声を除いた1曲目と3曲目のDREAMER良いと思いました。ピアノのNATEJ BENKOもリリカルな面があり良いと思いました。
そして今度のアルバムは、ベースの質が相当落ちました。ピアノも同じ人なのに感じが全然違います。1曲目からラテン調で、楽しく聞けば良いのかと思うのですが、その後やたらラテンが出るし、ラテンのアルバムと思おうとしてもラテンじゃないし、やたらと音の多いアルバムです。1音あたりの単価が安い。(こんなはかり方ないか)3曲目“FAIRYTALE ABOUT CAROLINE"は好きです。前作の雰囲気を引き継いでいます。奥さんに対しての曲だそうです。クジラのときはこれほどまでラテンじゃなかったし、頭でっかちな曲を作るところはあるけれど良いピアノでした。しっかりしたキーパー役のベーシストがいなくなり、何をやるか見失ったような、(奥さんにだけは縛られていた)もしくは良いものを発見するための回り道みたいなアルバムでした。

UNIVERSALITY / MATEJ BENKO

MATEJ BENKO piano
JAN GREIFONER bass
BRANKO KRIZEK drums

1 DISTANT RELAIVE
2 ABESNDE
3 FAIRYTALE SBOUT CAROLINE
4 LORO
5 GRANNY'S ROOM
6 SMOKE GETS IN YOUR EYES
7 ALL FOOL'S DAY
8 UNIVERSALITY-PIANO INTRO
9 UNIVERSALITY
10 CHAN CHAN


クジラの尻尾こと“keporkak" vit svec trio はこちらです。


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快調  In The Spirit of Oscar / Cakewalk 

2006-07-16 15:00:25 | 聞いてますCDいいと思う
ウルフ・・ワケーニラスの名とジャケットをみていたけれど内容は確認しないでいました。ジャケットの写真から見ると買わないかも知れないアルバムでした。クリスさんのコメントにこのベースがO・ペデルセンにそっくり情報で買いたくなりました。
オスカー・ピーターソンに敬意を示すグループで、ワケーニラスの考えたグループでしょうね。
3曲目なつかしのWHEN SUMMER COMES でのベースソロはO・ペデルセンそっくりですね、ピアノはピーターソンを意識しています。メンバーそれずれがピーターソンへの敬意を充分表現できる力があるため、誰がリーダーと決めている感じがしません。聴く側の好みが出て、私などはベース奏者がリーダーと思いたくなります。
1曲目から快調な曲の運びです。6曲目“Here's THat Rainey Day" 3:02ですが 昨日記事にしたGABRIEL ZUFFEREYも 2:58で演奏しています。なんと違うことでしょう。それがどちらも楽しい。JAZZのよさが身にしみました。
曲が快調に進む中、このプレーヤーたちがピーターソンのマネではなく、個性がはっきりしてくるあたり大変楽しいアルバムです。私ワケーニウスを語るには知見が乏しいですが、O・ピーターソンと演っている時はもうすこしおとなしい感じだった覚えがあります。このアルバムでは、伸びやかに弾くギターが良いと思いました。これほど楽で、たのしいアルバム久しぶりじゃないかと思います。

CAKEWALK / In The Spirit OF Oscar

Kjill Ohman piano
Ulf Wakenius guitar
Hans Backenroth bass
Joakim"Jocke"Ekberg drms

1 CAKEWALK
2 LOVE YOU MADLY
3 DANCING FEET
4 WHEN SUMMER COMES
5 REUNION BLUES
6 HERE'S THAT RAINY DAY
7 LINED WITH A GROOVE
8 SOFT WINDS
9 BLAME IT ON MY YOUTH
10 BACKYARD BLUES
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ハクエイ・キム LIVE AT 新宿 J 2006 7 14

2006-07-16 14:49:56 | サポート中、ライブ
5月の同じく新宿Jでのライブ以来です。7時前に新宿3丁目のお蕎麦屋さんで軽くいただきました。場所柄、足のごつごつした腕の太いお姉さんとか、あまり話しもしない中年のおじさんが2人向かい合ってそばを食べる姿が新宿に来た雰囲気を作ります。Jに着くと入ったところの席にハクエイがスタンバっています。マイク・ノックからのメールの写しと、プレゼント(何かは後日)を渡し、いつものように一番前の席、ピアノのまん前にご案内受けます。ハクエイの高速指使いは目の前です。ありがたいことであります。
今日はベースがいつもの鉄井 孝司よりハクエイがピアノを受け持つNeil Stalaker(tp)のグループのベース奏者Jeff Curryに変わっています。いつもの天倉 正敬のドラムとのトリオは始めてだそうです。それが今回の楽しみです。

1st

1 BLUE IN GUREEN
おなじみマイルスの曲で始まります。和音からの中からメロディを探り出しいくスタートはいつもの通りです。ここらへんの追求はすぐに深くなり、初めから身が入ります。今回エンディングの取り方もその深さを定着させるでよいものでした。
 
 2 ラウジー(?)
  サックスのだれそれの曲だそうですが、得意のMCなので良く聞き取れませんでした。曲の後半アップテンポになりのりました。

 3 I WANT TO TALK ABOUT YOU
 本日のベースの違いのためかいつもと若干違った感じがでてきました。Jeffの場合リズムをとる強さが鉄井氏より強いのでリズムが強調される(いつもより)様にになっていく感じです。

4 キャラバン
  フリーに近いようなインプロビゼーションで始まってオヤっと思いましたがキャラバンでした。いつもよりバスドラが利いている様に聴こえるリズム隊のビートにのってJeffの迫力あるソロが聴けました。ベースの1弦の高い音のピッチが気に掛かりましたが以後問題なくなりました。

2nd

 1 DRY DANCE
ハクエイのおなじみのオリジナルで2nd始まりました。気がついたのは天倉氏の鳴り物処理が増えて、片手で取るリズムなど多才なパーカッション度が強くなりセット通じて多彩なバックになってきました。

2 In the Wee smole houre of the morning
とっても早い朝というバラッドだそうですが、はじめて聴きました。ここのところ同じ曲が多かったので、始めての曲が多くて楽しめます。 とてもハーモニーを丁寧におう美しい調べでした。

3 WHAT IS THIS THING CALLED LOVE
今日はリズムが強く、ハクエイが自分のメロディを深く深く追っていくというより、リズムに対してのハーモニーをリズムに乗せていく感が強いです。この曲あまりメロディが生きていなっかたような気がしました。

4 アルジュン (?)
  ベースのJeffのオリジナル。曲名例によって解らず。バラッドでハクエイがJeffの曲のメロディを美しく弾く事に対しJeffがいかにもうれしそうにするのが印象的でした。

3ed

 1 OPEN The Green Door
オリジナル静かな曲からスタートです。いつも聞いていますが、Jeffの効果的な音と天倉の鳴物で視覚想像が増えた感じです。曲もよりSLOWLYになった感じです。
 2 500 MILES HIGH
めずらしくチック・コリアの曲です。コリアのリターン・トゥー・フォー・レバーの曲の割にはハクエイのピアノタッチはやわらかくなったきがします。天倉氏フューチャーででだしソロから始めましたが、2度目のソロは火のでるようなソロになりました。

3  Chelsea bridge
ビリー・ストレイホーンの曲だそうですが、名はうるおぼえ。違うかも知れません。静かなメロディを追求していく中、至福の時が訪れました。

3edset終わって10時半ぐらい。少し早いけどまたの再開を約束して帰ってきました。

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リハなしでここまで GABRIEL ZUFFEREY / APRES L'ORAGE

2006-07-15 13:47:30 | 聞いてますCDいいと思う
トリオ・モンマルトルのスペインを買おうと思ってショップヘ行って、新しいアルバムを見ている内にすっかりニルス・ドーキーを忘れてしまって買って帰ったのがこのアルバムです。若干22才のピアニストの2003年の録音です。録音時は10代と言う事で話題性充分です。
ダニエル・ユメールがドラムをたたいていて、しっかり安定しているのは当然です。ベースの人は知りませんが安定した音でウォーキングが力強く、このリズム強力です。
この演奏はリハなしの録音でピアニストの作ったテーマをインプロすることで作ったアルバムの様です。ですからどれも短めな曲になっていますが、曲の出だしからインプロの山場に入っているような緊張感があります。スタンダードの“here's that rainy day"も2分ちょっと他の曲とやり方は同じです。
このピアニストは、このリズムチームにまるで引けをとらない強力な右手の音を持っています。その強い音にマッチしたフレーズを、整然とはいえませんが、それをはるかに凌ぐ勢いで弾ききる個性を持っていると思いました。ピアニストの個性ははっきり聴く事が出来ますので、デヴューのためにいろいろやりましたではなく、ピアノスタイルを見せられた感じです。
13曲目“SKATING IN CENTRAL PARK"のみスタンダードな形式で、ペデルセンライクなベースのソロの後のピアノは個性が確立したオーソドックスなソロです。1曲では物足りないのというのが実感です。次はこの線でガンガン弾いてくれたらすごいと思います。このアルバムがいつでたかは知りませんが、私がこの所で聴いた新人ピアニストの中で一番に感じました。
トリオ・モンマルトルでのボケのほうが心配ですが、翌日きっちりスペインは仕入れしました。Wakeniusと一緒に。

さて 本日はハクエイ・キムの新宿“J”でのライブです。
プレゼントをもってでかけましょう。

apres l'orage / GABRIEL ZUFFEREY

GABRIEL ZUFFREY piano
SEBASTIEN BOISSEAU bass
         DANIEL HUMAIR drums

1 APRES L'ORAGE
2 SMILING
3 REMINDER
4 HER'S THAT RAINY DAY
5 KYS
6 HURRY UP!
7 LA TSU
8 ENTRE DEUX,ENTER TMPS ET A TROIS TEMPS
9 REMEMBRANCE
10 JUST BEFORE
11 STRANGE
12 LA BAL-HELENE
13 SKATING IN CENTRAL PARK
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おまけではありません。 FRLENDS FOREVER / NIELS PEDERSEN

2006-07-14 18:33:06 | 聞いてますCDおすすめ
ニールス・ヘニング・オルステッド・ペデルセンを2枚紹介した後、もう1枚紹介したくなってしまいました。大変すばらしいアルバムで、いつも聴くのでなく、一度聴いてしばらくしまっておくようなアルバムです。
ペデルセンが長らく演奏を伴にした、ケニー・ドリューへの追悼として作ったアルバムです。録音は1995年オーケストラとの競演の後、ヴァーブの前です。私このころのペデルセンの音が一番良いと思っています。ケニー・ドリューのトリオはずいぶん聴きましたが、最後の頃になるとピタリ面白くなくなった気がします。ミューズを使いきったのでしょうか。レコード会社がいけなっかたのでしょうか。しかしペデルセンの作る追悼盤が木全プロデユーサーからでる事は当然と思っています。そしてこのアルバムはすばらしいと思っています。
このアルバムでペデルセンは、ドリューに教わった大切なこととして、“テクニックを隠すこと”さりげないプレーの中にテクニックを隠すことが一流と書いていますが、まさしくこのアルバムがそうです。
レニー・ロスネスをこの時初めて知りましたが、歯切れの良い、音のたった,なおかつグルーブの利いたプレーで大好きになりました。
曲はもちろんドリューゆかりのものとドリューへ捧げるものですが、1曲目のハッシャ・バイだけで追悼の意思が伝わります。
2曲目のケニーはこの録音のためにペデルセンが書き下ろしたとノートに書いてありますが1994年のアルバムでもピアノとデュオしています。しかしそのようなことはどうでも良いくらい良い演奏です。
アルバム自体は大変良いと思うお勧めですが、残念なことが1つあります。好きになったロスネスなのですが、その後このアルバムのようなトーンとタッチが聴けなくなったように思うのです。ドラモンド兄弟とアルバムを出しているようですが、今全く聴いていません。

FRIENDS FOREVER / NIELS.H.O.PEDERSEN

NIELS PEDERSEN bass
RENEE ROSNES piano
JONAS JOHANSEN drums

1 HUSHABYE
2 KENNY
3 SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
4 ELVRA MADIGAN
5 LULLABY OF THE LEAVES
6 THE SHADOW OF YOUR SMILE
7 SOMETIME AGO
8 DAYS OF WINE AND ROSES
9 FUTUREW CHILD~FRIENDS FOREVER
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天国よりの“To a Brother” N・Pedesen / Scandinavian Wood

2006-07-13 19:12:04 | 聞いてますCDおすすめ
昨日はベースのニールス・ヘニング・オルステッド・ペデルセンのトリオアルバム“To a Brother"を紹介しましたが今日も続いてもう1枚。
ペデルセンのベースだけを堪能したい人むきのアルバムです。録音されたのは同時期、1994年で“Scandinavian Wood"というアルバム名です。
すべてペデルセンのソロみたいなアルバムです。
1曲目ピアニストのOle Kock Hansenの13:50におよぶ曲で、チェンバーオーケストラとペデルセンの演奏です。なぜか私、昔見た大林宣彦の映画“時をかける少女”を思い出しました。尾道をキーワードみたいにした連作の一つで、きれいな音楽をうまく使っていました。ゆったりしたやさしい思いが低音と弦楽で表現されています。
2曲目~5曲目はベースのソロ演奏です。
2曲目は心象を綴るような曲、3曲目はペデルソンの曲でペデルソン風歌謡サンバですが、しっかりJAZZです。
4曲目はJ・Sバッハのソナタ1の短いソロ。5曲目はトラッドを多重で録っています。
6曲目は長く行動をともにしていたケニー・ドリューへペデルソンが贈る曲で、ピアノとのデュオになります。太い音で朗朗とテーマを力強く弾く姿が目に浮かびます。
7曲目も同じときの録音で、ピアノバックのソロ。ペデルセンの魅力の全てがこの2曲に集まったように感じました。
8曲目13分になるオーケストラの入る曲ですが、ピアノとのデュオの“Old folks"から始り昨日のタイトル曲“To a Brother"になりオーケストラとドラムが入ります。オケが入ろうがなんだろうとこの演奏は完全なJAZZです。全てを、ベースのラインが引っ張って行く演奏になっています。
こちらの “To a Brother" はまるで天国のペデルセンからのメッセージのように聴こえるのでありました。

Scandinavian Wood / NIELS=HENING ORSTED PEDERSEN


1 Lille suite for strygere og solo-bas
2 Sig narmer tien da jeg ma vak
3 Samba petit N-Orsted Pedersen
4 Sonata no I in g
5 En yndig og frydeful sommertid
6 Kenny
7 Befal du dine veje
8 Old Folks/To a Brother

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