今回、トランプ政権でのやり方は「おのれの利益重視」と「全体利益のための負担は軽減」のため、見せかけ関税(結局負担のまやかし)やWHO・パリ協定の離脱となっている
ヒトラーの全員雇用・失業対策により人気を得た政策と似ている( https://uc-style.com/260/ )と感じざるを得ない、ポピュリズムやファシズム( https://en.wikipedia.org/wiki/Fascism )につながる恐れがある
世の中は大きな波で繰り返す、歴史を見るのは、大きなうねりの評価も大事と思う、大体100年単位になる(ヒトラーから100年のため)
かたや国際情勢は国連が設立時に中国と旧ソ連が拒否権を与え、その後はどうにも行かなくなった(東西問題:資本主義と社会主義)、さらにアフリカやインドの南北問題(経済格差)が出てきた、要は国際的には3極問題となった
ここで西側の裕福な国だけでまとまろうというのがG7の主旨、要は中国・ロシア排除と発展途上国排除 ( https://en.wikipedia.org/wiki/G7 )
トランプが何を思ったかロシアやインドを含めようとしたが反対にあう
代わりにQUAD(日米豪印 https://en.wikipedia.org/wiki/Quadrilateral_Security_Dialogue )は中国とロシアの囲い込みとしてできた、中国は2008年のリーマン・ショックをうまく切り抜け覇権主義になったが、今は不動産バブル破裂のため経済が疲弊している ( https://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/813f3127e6c77a02f7f20a61f4bad0ce )
しかも、イスラエルとガザ地区・周辺国の対立、ロシアのウクライナ侵攻など地域内紛争がある、さらにBrexit(EU離脱)など経済の内紛と成長のエンジンだったドイツの経済不調(VW他)もある
これでアメリカがパリ協定もWHOも「負担嫌い」により脱退し、世界のまとまりが無くなるのは自国主義・保護貿易・ブロック経済につながり経済の効率が下がり、ブロック間の紛争を引き起こす、アメリカの行動は「校則を自由にし、食堂のカレーの値段を下げる、他の学校群から独立する」という生徒会長と変わらない
反動的に動く周辺国家もあり、中期的には均衡に向かうと思われるが当面は軋轢があろう
大きな視点と政策を持った政治家がいない、国民個人の利益を重んじる政策は全体利益の喪失になるが一時の人気と支持は立ち上がる、またロシア・中国など長期政権も多く、ファシズムの足音が聞こえる