都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

講演について:東京集中を今こそ解決が主題の関西に「副本社」を

2023-01-31 02:59:38 | 都市計画

 1月20日にグラン・フロントにて講演を行った( 「オフィス移転でのリーマン・ショック後10年のモデル化と、ポスト・パンデミックの関西オフィス利用・選択・マーケティング」 )、Zoom含めて60人の参加。2時間にわたるプレゼンとQ&A。

 会場とZoomより60人超の出席を頂いた。内容はこちら: https://drive.google.com/drive/folders/1kBNDWU6ScBHZ7-fywnNwa_Bx1l0Tjyz- 

 都市計画とMBAのコア・カリキュラムである組織管理(Organizational Behavior)においてFM( Tom Allen :MIT 貴重なまとめ https://drive.google.com/file/d/11lwMu4zCKb8_ZjOul1D06DBGV7aaJ3t7/view?usp=share_link )での授業(1989年)を考察したものだ。

 また、大企業での経験・人事評価が実体験となった。

 この講演は、今までの研究の取りまとめとなるものだ。あわせて、吉阪隆正、戸沼幸市に続き、「東京一極集中」の対応とウエル・ビーイングの伸長に向け,

東京から「副本社」を大阪にと提言した。

 この「東京一極集中」は、1962年 全総( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E7%B7%8F%E5%90%88%E9%96%8B%E7%99%BA%E8%A8%88%E7%94%BB#:~:text=%E5%85%A8%E5%9B%BD%E7%B7%8F%E5%90%88%E9%96%8B%E7%99%BA%E8%A8%88%E7%94%BB%EF%BC%88%E3%81%9C%E3%82%93,%E6%96%B9%E5%90%91%E4%BB%98%E3%81%91%E3%82%8B%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82 )からの懸念だ。

 国交省も内閣府も、これがうまくいかない懸念を示している( https://www.mlit.go.jp/common/001116820.pdf https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/wg3/0416/shiryou_view2.pdf )

 副本社とは関西企業の東京進出に伴う、「本店(大阪)」と「本部(東京)」の反対だ。東京と大阪の役員分離とも言える。地域的リスク分散と「割り安」な関西(のうちオフィスの多い大阪)への移転と社員の生活満足を狙っている。

 東京での大きいビルの林立を見ると、これが幸福な人生につながるか?前の100尺(31m)の街並みはどうなったのか。谷底のような中央通を歩いて思った。

 特に、アメニティとして緑と歴史は関西の資産だ。田んぼが見える郊外沿線は眼福だ。更に、明日香、奈良、(大坂)、京都と続く歴史は楽しみになる。

 オフィス賃料や住宅も首都圏の2/3位だ。小林一三ではないが 「綺麗で早うて。ガラアキで」の精神復興を願う

 それにしても、疲れが尾を引く

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おでん 和食 銀座おぐ羅 丸の内TOKIA店(東京):コースは色々出てくるがおでん屋の感じがしない

2023-01-30 02:56:20 | 食べ歩き

 ビルの3階。コース仕立てでおでんがなかなかでてこない。接待向きかも。先付や刺身は凡庸。

 白州のハイボールは高いが濃くうまかった、一人7千円程か

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日銀の自己矛盾:合理的予測が裏目に、黒田後の再生に向けて

2023-01-29 02:12:53 | マクロ経済

 日銀は1月18日の会合でも金融緩和(国債の指値で3種を無制限買取)を継続する( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB185O20Y3A110C2000000/ )

 国債の残高は積上り、今後の利率上昇で含み損は拡大するのが明らかだが、550兆円の残高なら1ヵ月で34兆円増加しても大局は変わらないとの判断か。

 もともと、金利を下げると「インフレ期待」によりデフレ状態からインフレ2%が達成されるというのが「リフレ派」の言い分だった。言い出しっぺの一人、MIT出身の貿易経済学者(金融ではない)のクルーグマンも2014年に「日本への謝罪」として「マイナス金利を含め、リフレ政策は失敗だった」と認めている。( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%B3 )黒田以下が未だにリフレにこだわるのは理解しがたい。恐らくはアベノミクスの裏打ち(低金利供給、国債利払いの低下と家庭貯蓄の利払い回避)があった金融と政策の協調(日銀独立性の自らの否定)と考えられる。

 それが今回、投機筋の空売りは「金利上昇の期待」により勢力を拡大し、10年債の利回りのいびつさや市場との乖離は明らかになっている。

 日銀は国民のインフレ期待は実現できなかったが、投資・投機家のインフレ期待には追い詰められるという矛盾が生じている。

 今後の黒田日銀がなした課題への教訓として:日銀法の経緯を含め https://www.boj.or.jp/about/outline/expdokuritsu.htm 

①政策との協調(アコード)はしない

②5年を超える同じ政策をとらない、総裁の任期も1期とする

③運営は日銀の資産の健全を前提とする

と、日銀法に付加してはどうか

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鳥ぎん 銀座本店(東京):そつがなく、うまい、釜飯と御新香でも呑める

2023-01-28 02:08:18 | 食べ歩き

 泰明庵に17時に行くと満席。セリの根っこ入り蕎麦を逃した。近くの、こちらに、ちょうど席が空く。

 サッポロ黒ラベル大瓶を3本。焼き物は、筏、レバー、つくねをタレで、塩でささ身山葵を食べる。うまい。

 五目釜飯とお新香もつまみになる。ゆったり1時間半語らう。ふたりで8千円弱

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茶の間の正義より、TV番組は減災の分析と対策提示を考えよう

2023-01-27 02:11:46 | 世情

 「茶の間の正義」とは1967年の山本夏彦(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%A4%8F%E5%BD%A6 )の名言だ:https://www.chuko.co.jp/bunko/2003/08/204248.html  

 TVでは定例化しているのが、1.17、3.11、夏の第二次世界大戦関連など、悼むのは大切、しかしその場面の紹介が多すぎる。振り返りはなんのためか

 今後の対応ならば、調査、取材し実りのある番組にすべきだ、例えば:

①地震予知はできない、可能性のある地域は→とある番組ではSクラス活断層( https://www.jishin.go.jp/main/choukihyoka/ichiran_pref.pdf  https://news.yahoo.co.jp/articles/4a5158c3ec3b371533890b3145adc86573144714 )など取り上げていたのは良い

②地震での危険地域・エリアの明示は、自治体の対策は→江戸川区は他区への避難を提案

③地震では、身を守る、連絡を取る、生活を維持するなど段階別にを確認すべきでは→倒壊しそうな建物、倒れ掛かる家具、地震時の避難行動が一番大切

④地震の確率・年数から、「この10年で起こる度合い」の明示→確率では「起こらない」が続かない確率が分からない

 戦争については前に書いたが「市民攻撃」をいかに防ぐかが第二次世界大戦後の課題だ。相手政府が嫌というまで「市民」が攻撃される。戦争は軍人でなく、市民被害という大昔の「殺戮」的戦争手法に回帰した。これは今後の国連や我が国政府を動かすしかない。

 都市計画的な観点からは、「危険なエリア」の開発規制、市街化区域からの除外、インフラ負担の増大、細分化した損害保険料のさらなる詳細化と負担などの方策を講じるのが得策だ。

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美國屋(東京 日本橋):限定のうな丼は下町の誇りを伝える

2023-01-26 02:07:34 | 食べ歩き

 髙島屋の「百貨店展」を見に来て、行きつけ特別食堂の野田岩の中入れ丼を食べようとしたが無い様だ(5千円超)

 隣のこちらに10:40から座って資料整理などして開店を待つ。限定のうな丼(2,200円)。中串の小さ目が乗っており、かりかり端っことふっくらの身、あっさりタレは卓上を足して、山椒をちょっと振る。肝吸いもうまい。香の物もタクワン、茄子、蕪、胡瓜がたっぷり。

 地元の先輩方が小粋に食べている。

 丁度良い量で、うまい、日本橋の宝だ

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新しい戦前は確かに感じる:「敵基地攻撃能力」閣議決定の不明瞭

2023-01-25 02:10:00 | 世情

 タモリの「新しい戦前」( https://news.yahoo.co.jp/articles/62efcfbe8da658b8d8a91b3bc89dd58f17368230 )が反響を読んでいる。

 我が国の軍備において「敵基地攻撃能力」( https://news.yahoo.co.jp/articles/e93a2b6449e2ba2ba82cee9199014bca548ea550 )が閣議決定でしらっと決まった。( https://www.asahi.com/articles/ASQDJ25R4QDHUTFK02L.html )野党はなにをしているのかとも思うが。さらに、防衛費のGDPの1%から倍増の2%への増加が予定されている。

 これにタモリは違和感があるのだろう。中国と北朝鮮の脅威という「空気」( 「空気の研究」:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E4%B8%83%E5%B9%B3 )で決めている感じだ。

 

 確かに第二次世界大戦の前の状況と似ている

①ブロック経済(経済封鎖)の進行

経済封鎖は対象国の不満やナショナリズム軍備への更なる要因となる。第二次世界大戦前の我が国でのABCD包囲網( https://ja.wikipedia.org/wiki/ABCD%E5%8C%85%E5%9B%B2%E7%B6%B2 )に対抗した歴史をみると、ロシア、北朝鮮、中国の不満も理解できる。経済封鎖的政策は対立の原因ともなる諸刃の剣だ。

他国の経済を低下させる方策は市民の生活をたてに取り、内政から不満を起こさせる狙いがあるが、ナショナリズムにつながる可能性もはらみ、軍事的な「賭け」となる。

②ナショナリズムの台頭

貿易は関税と障害のない状態が最も利益が上がる。アメリカでもトランプなどのBuy American( https://kotobank.jp/word/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%B3-1579181 )などは高値買いとなり結局経済にマイナスになる。このようにポピュリズムを利用した自国主義のナショナリズムが、アメリカもロシアでも台頭している。これは自国の国民間での格差と経済全体の成長と配分の問題があり、内政かつ外交(関税など)の両面問題だ

③世界の2極対立の構図

資本主義 対 共産主義派生の対立、または、民主主義 対 専制政治(独裁など)の対立ともいえる状況だ

枢軸国( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%A2%E8%BB%B8%E5%9B%BD )と連合国( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E5%90%88%E5%9B%BD_(%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6) )の対立を検証すると、互いに「正義」があったが戦争につながった。

国連は第二次世界大戦の戦勝国が覇権を握ったが、その中で欧米と中国・ロシアが対立し拒否権行使という機能不能に陥っているのも対立の要因だ。

さらに、ウクライナとロシア、中国と台湾など同民族の近隣対立も課題だ。

④市民攻撃

戦争の未来(ローレンス・フリードマン)では「ノックアウト・ブローで短期間終結を狙うが、民間人攻撃での講和狙いに変わる(第二次世界大戦より)」とある。つまりは、市街地攻撃が戦争の手段となった。

ウクライナでもロシアはインフラ攻撃という卑劣な戦術だ。北朝鮮の市民の飢餓も聞く。政治と市民攻撃の分断や、市民攻撃の防止を国連など対応すべきだ。

 

 我が国の「敵基地攻撃能力」については、効果と方策の再検証と「国家安全保障戦略」改定案の閣議決定でなく、国会での審議をなすべきだ。

 さもないと、矛を持つことが、周辺国からのさらなる攻撃の口実となり、市民攻撃につながると藪蛇だ。一例として、敵基地攻撃基地周辺の都市は攻撃されるリスクが高まる。

 防衛費倍増の根拠も疑わしい。これなら、危険なインフラ(橋梁、堤防、盛土など)の改善の方がリスク回避になると思われる。( ピンカーの分析など: https://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/0a0470b08fea4ec903991c0cd52138e3 )

 急に「空気」で決まるのが一番怖い

 

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らぁめん ほりうち 新橋店(東京):朝ラーメンは安くてちょうど良い量

2023-01-24 02:00:20 | 食べ歩き

 朝ラーメンは590円で小ぶりだが200円安い。丁度、朝食に良く、うまい御職のチャーシュー、法蓮草、しこしこメンマと海苔が豪華。

 太い麺はうまみがあり、スープもあっさりしているがうまみのある昔のお味。これは楽しめた。

 お得でうまい

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堺筋本町から梅田を歩く

2023-01-23 02:09:05 | 都市開発

 堺筋本町の洋食屋 ふじ家に冬の恒例のカキフライ。弟子の女性から、カレンダーも渡され、お礼におごる。

 12時頃、ゆったりと中央通り、心斎橋筋を通り淀屋橋まで同行。タワー・マンションが多くなり、未だに開発中も多い。

 御堂筋沿いの積水、NTTやオービックのオフィス・ホテル開発を見る。東京同様に大通りはオフィスが多くなる。

 淀屋橋近くでは、東西両側の再開発と堂島角の旧三菱が工事中。その先に、梅田駅やうめきた二期のクレーンが覗く。

 下がオフィスで上がホテルの複合用途が多いが、これかのホテルの市場はどうなるのだろうか。中ノ島のロイヤル・ホテルも建替えるようだが( http://building-pc.cocolog-nifty.com/map/2022/12/post-99dbb9.html )。

 先日の東京に比べると開発は少ない。昔の建物も残り40年経っても違和感が少ない。

 ゆったり歩いて1万1千歩、2F、大阪や京都は歩いてもあまり疲れないのは地下鉄の乗り降りが少ないのと、坂道が少ない平地だからだろう。

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大衆割烹 三州屋 銀座本店(東京):味がぞんざいになってきた、冷えていないビールと厚い衣のフライ

2023-01-22 02:26:08 | 食べ歩き

 久々に4人で2階に集う。アジフライや牡蠣フライは衣が厚めで、うま味がいまひとつ。ブリの照焼もいまひとつ。御職の鶏豆腐も凡庸。

 初めの赤星ビールが冷えていないのに参った。芋焼酎のお湯割りにしたが、これは楽しめた。

 ぬた、焼物、揚げ物など居酒屋というより食堂のお味だった。一人4,900円はお値打ち

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東京3日間(3日目):会合と早稲田都市計画系新年会に

2023-01-21 02:30:26 | 都市開発

 朝から早慶戦で懐かしい明治神宮野球場(外側のアーチの下で集まったものだ)、国立競技場の近くのホープ軒でもやしラーメンを食べる。腹ごなしに絵画館あたりを回る。

 それにしても、ザハ・ハディッドの基本設計を受け継いだとは言え、隈研吾の設計は如何なものかと思う。横にある槇文彦の気高い設計を見よ。

 ホテルをチェックアウトし、結構な重さの荷物を背負って千駄木に。近くの森鴎外記念館(陶器二三雄設計)を見る。岩の塊のような地下と斜めの壁、煉瓦の外装の対比。近くの旧安田楠雄邸庭園(大正建築 http://www.national-trust.or.jp/protection/index.php?c=protection_view&pk=1491201890 )を見ようとするが、時間前のため掃除していた庭職人と大正ガラス( http://ktymtskz.my.coocan.jp/S/chemi/life8.htm )や同時代の藤井厚二の聴竹居など色々話す。楽しい。

 お昼は子供と乃池で穴子寿司を奢ってもらう。買物に髙島屋や日本橋のコレドなどを歩く。戸沼先生と後藤先生へのお祝いを買ってもらい言付かる。

 早稲田都市計画系新年会へ。お元気な戸沼先生、後藤先生に挨拶。京都からの参加というだけで珍しがられる。

 受賞などの紹介、最近は「編集」のような都市計画の観点があるようだ。若い発想に出会えるのは貴重だ。

 懇親会では色々知合いが増えた。苦言として、都市計画のカウンターパートである民間開発を理解するため、B/S,P/Lとファイナンス(IRR)くらいは知っておくべきだと進言した。また見込みのある後輩をさらに叱咤する。わざわざ言ってくださってと喜んでいた。期待の星だ。

 新大久保の若い女性で歩道が通れないくらいの韓国街を抜けて、新大久保から品川で新幹線に。前倒しの予約に山手線からExpress利用で変更、便利だ。

 21時に帰洛、疲れた。ホテルを出てから荷物を背負い2万4千歩、25F登る

 足代3万円、宿泊2万円、飲食・会合・見学3万円、しめて3日で8万円

 歩きすぎて太腿と足首に疲労が、テニスは当面中止。数年前は海外旅行で毎日4万歩位平気だったのに。

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萬福(東京 銀座):中華そばは滅びのお味、あっさり

2023-01-20 02:24:32 | 食べ歩き

 中華そばは700円。細目の縮れ麺、三角の玉子焼き、鳴門、メンマ、薄味のチャーシュー。

 スープは奥に豚のうまみを感じるが薄味。胡椒を入れてもあまりうま味がない。

 昔の味だが、滅びのお味を感じた、お昼の定食がうまそうだった

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東京3日間(2日目):会合と早稲田都市計画系新年会に

2023-01-19 02:28:58 | 都市開発

 朝は新橋のほりうちで朝ラーメン、うまくお得だ。そこから虎ノ門に歩くが、路面の良い店が無くなって大きなビルに。虎ノ門ヒルズの人工の丘が面白い。また、ビジネスタワーには虎ノ門横丁があるが3階よりも、1階の別棟か、人工地盤でその下の活用をした方が面白いと思う。設備・構造を縁切りし、簡素な商業の方が変化に対応し面白いはずだ。虎ノ門でもビルに囲まれている木造の虎ノ門大阪屋砂場( https://www.toranomon-sunaba.com/ 砂場は大坂の新町の砂場が発祥 http://www.tokyo-kurenaidan.com/sunaba2.htm )が佇んでいる。

 建設中の麻布台ヒルズ( https://www.mori.co.jp/projects/toranomon_azabudai/ )には驚いた。周りの愛宕山やスエーデンヒルズなどもあり、森ビルの特徴となっている青く角の丸いタワーが林立している。また、面白い低層棟が建設中だった。周辺の霊友会の建物やノアビル、東京タワーの存在がかすんでいる。雁木坂を上がったところにある小型の住宅とタワーの対比がなんとも違和感がある。Modern Urban Village とはうまいネーミングだが、実はタワーが多い。分棟型で緑が多く、面白い開発形態だ。東側のゲートの造形には驚く。

 

 街が綺麗になりすぎ、潔癖症になり、建築と人工の自然だけが良いように思われている。都市には闇や小路が必要だ。

 都市を活性するCreative Classの分析で有名になったRichard Florida( https://en.wikipedia.org/wiki/Richard_Florida )も2017年に“The New Urban Crisis: How Our Cities Are Increasing Inequality, Deepening Segregation, and Failing the Middle Class—and What We Can Do About It“ではクリエイティブ・クラス(と企業)の一人勝ちと都市のジェントリフィケーションによるエリア格差と家賃高騰などの悪影響、中産階級とのコミュニティの隔絶・格差を問題視している。( https://www.libraryjournal.com/review/the-new-urban-crisis-how-our-cities-are-increasing-inequality-deepening-segregation-and-failing-the-middle-class%E2%80%94and-what-we-can-do-about-it )

 都市は多様であるべきであり、国土レベルでの東京の1極集中、東京の中のビルと街の格差拡大、そして関東大震災100周年を迎え、減災やサスティナビリティを改めて議論する必要を感じた。

 銀座に出て、10時開店の丸善に。昔の京都や大阪の店について1階のアパレル売場の担当と盛り上がる。今でもここの傘を愛用している。

 お昼は向かいの鰻の美國屋へ、安くうまい。そして髙島屋4階での百貨店展( https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/exhibition/ )に。もともと日本生命東京本社のビルでもあった歴史など担当者と意見交換。盛り上がり、特別な資料も頂く。髙島屋の「暮らしと歴史と髙島屋」を持っているというと驚かれた。当時のM常務と懇意だった関係もある。こういう建物・産業の歴史に触れるとほっとする。

 上野に行き、国立西洋美術館に行く。65歳以上は常設展が無料。模型も置いてあり、正面の2階はテラス(ベンチがある)兼搬出入用のデッキと確認できた。18歳の頃は、この横のベンチで欅の青葉を見つめ「東京の学生時代は恵まれている」と幸せを感じ寝転がっていた。

 展示の絵は、大体覚えている。好きなロダンの「美しかりしオーミエール」( https://collection.nmwa.go.jp/S.1959-0005.html )は貸し出しで無かった。こちらも、初めて来館は18歳の不安な学生だったが、65歳のゆったりじいさんになってしまった。

 時間があるため浅草に。芋の子を洗うような人手で若者が多い。特に公園本通商店街のモツ煮込み屋の続くあたりは、ヴィニールの屋台みたいなお店が並び大盛況だ。やはり、細分化された街並みや通り、歴史のある風情、縁日的な祝祭の雰囲気が人を呼ぶのだろう。

 17時に、日本生命の知合いと泰明庵に行こうとするが、満員、鳥銀に。やはり老舗は落ち着く。

 19時に研究室の同期と逝去した一人を偲ぶ会をTokia おぐ羅にハシゴする。まだ働く方策を考えている2人もいた。人生色々、生きてるだけでまるもうけ。疲れもあり途中中座。

 なんとも疲れて、ホテルの風呂で足をもむ、2万6千歩、26F登る

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かつれつ四谷たけだ(東京):行列の長さ、値段の高さ、それなりのお味だが船場のとん平の高級版

2023-01-18 02:23:15 | 食べ歩き

 11時開店だが、30分前で11番目。事前に注文を採る。皆の注文を聞いて牡蠣バター定食(1,700円)にカキフライ2個(480円)にする。店内はどこかに似ていると思ったら船場のとん平。弁当も注文が多い。

 卓上には醤油、マスタード、塩、胡麻系のドレッシングに壷漬けハリハリ大根がどっさり。

 出てくるまで30分。牡蠣バターは3つのフライパンで牡蠣のムニエルに油を加えながら10分は焼いている。ガルニは少量のキャベツとポテト・サラダ少し。

 牡蠣バターは、カリッとした食感があるが、牡蠣のジュースのうまみが乏しい。醤油ダレがちょっと甘すぎる。マスタードを足すと面白い。

 カキフライが大振りで衣が厚い。これもジュースが少ない惣菜系のお味。塩は合わず、醤油もいまいち、ソースにマスタードでしっかり味が良かった。

 ご飯は普通、味噌汁は若布が多めで出汁も良い。ハリハリ漬けは甘すぎた。

 いわゆる、店屋の味のお店であり、この行列、値段には驚いた

 

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東京3日間(1日目):会合と早稲田都市計画系新年会に

2023-01-17 02:27:04 | 都市開発

 6時過ぎの新幹線で、飯田橋のホテル・エドモントに荷物を預けて9時。このホテルは早稲田に来るときに便利で東西線の千葉寄り出口からも近い。メトロ24時間券(600円)が便利でお得。

 大手町から八重洲の再開発を見るが、東京ミッドタウン八重洲など街区一体化のため、スケールが大きすぎる。分節化や通り抜け通路などがないと賑わいが感じられない。

 外堀通り、中央通りを見ると超高層が林立している。1976年頃の31mラインの建築を知るものには違和感がある。しかも、大型オフィスタワーの林立は形態が多様で統一感がなく不気味だ。東京は集積が大きく(人口1,400万人)、複雑な交通インフラもあり都心オフィスの需要が旺盛だが、ここまで開発しても良いのかと思う。

 日本橋の川岸の再開発は高速道路の移転も兼ねて再開発が連鎖している。

 四谷で牡蠣バターを食べて、下北沢に。新宿の小田急は2階になっており、そこから大深度地下で下北沢に。下北沢の小田急と井の頭線のX字のエッジが無くなり、鉄道跡地など商業開発が活性化している。人が多いのが東京の特徴だ。

 ヴィニールテントでの半屋内空間の飲食店は、フェスティバル・マーケット・プレイス(FMP  https://drive.google.com/file/d/11iQaW8FH0qO1tCP6tYxbuMx0s0OGYxL4/view )の都心再生だ。

 40年前まで良く行った珉亭は正月休みだった。

 渋谷に行くが、井の頭線から半蔵門線に行く経路が煩雑で迷った。九段で東西線から早稲田に行く。メルシーのラーメンを狙うが正月休み。

 早稲田本学近くには研究開発センター(久米設計)など新開発が多い。隈研吾の村上春樹記念館は駄作としか言いようがない。周りは高層ビルになった。大隈講堂、大隈像、演芸博物館しか昔の姿がない。近々、孫と共に来たいものだ。

 早稲田の記念講堂も無くなり、丘のある「記念アリーナ」( http://coretokyoweb.jp/?page=work&id=98 )が山下設計の早稲田関係者の設計で竣工しているが、上から見るとPeter Walkerの空中庭園みたいだ。こういうのはどうかなと思った。向かいの穴八幡との対比など「街の文脈」を考えているのだろうか。

 早稲田の北口商店街も今やない。三品食堂は健在だが、ふくちゃん(チョコレート入りカツ)などの跡形もない。この近くにもオトボケがあった。それだけ、学生が外食しなくなった(地方からの学生が少なくなったのと、コンビニの発達だろう)と思う。ラーメン屋の名店はどんどん増えているが。

 早稲田通りも45mの壁のようになってしまった。インド大使館近くの下宿に6ヵ月いたが今や跡形もない。馬場歩きで昔の本屋や中華(何故か鯉の唐揚げが見本にあった)も少なくなった。今でも健在の早稲田松竹は頼もしい。

 銀座の伊東屋に。別館でお聞きすると昔買った額縁が受注生産ならあるとの話になり角丸のフレームの型番を確認。担当者と昔話をゆったりとする。

 萬福で中華そば、いまひとつ。

 奥まった三州屋本店で仲良しの4人会。それぞれの人生を語る。

 ホテルでゆったり、3万1千歩、なんと改札など42F登る

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