5回のチケットを割引付きで2万円強で買う。磯崎の建築が嫌いで敬遠していたが、今回の演目が良く久々に訪問。北山駅から近いのが良い。ぐるぐるスロープを上がって、ホワイエで白ワイン(600円)を優雅に楽しむ。
アンサンブルホールムラタ( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB )は500席程で室内楽用。永田音響と磯崎新の設計で、デッドで乾いている音質。真ん中の2列目だが、ヴァイオリンが聴こえず、バランスが問題か。音像はくっきりで昔のフィリップスの録音みたい。鮮烈ではない。小ホールでは紀尾井町ホール(800席)が一番好きで、ABQをよく聴いたものだ。弦楽器が古楽器かと思うような音の細さと弱音で鳴る。
今回は、エマニュエル・パユのフルートにベルリン・フィルのお友達。
モーツアルトは最後の1番がノリもよく楽しめた。全体に、パユの動きの大きい演奏に、チェロが対応してデュオみたいな感じ。ルバートや強弱が多彩でフランス風。ヴァイオリンは弱い、なんでか分からない。
パユは左足パタパタで、歩きながら演奏で体の動きも大きく、見ていて飽きなかった。
武満徹のエアはフルート独奏で、風や岩にぶつかるイメージがあり感銘を受けた。これだけでもお得だ。
アンコールで「オオキニ」は笑った。ドボルザーク アメリカのフルート版(木管クインテットがあるとは知らなかった)で楽しめた。これも大笑い。
久々で興奮した。やはり生演奏は良いな、近いし便利だ。来年は愚妻も連れてにしよう