筆者は「ツーキニスト」という言葉の発明者とのこと。安全な自転車の通行と道路のあり方などを提言している。<o:p></o:p>
まず、自転車の区分が違う。速度・用途・距離・場所などで区分される。フランス風だと、自然・長距離から、舗装道路・短距離でキャンピング(グローブ・トロッター:世界一周)、ランドナー、スポルティーフ、レーサー(クルス・ルート)、プロムナードとなる。特定競技場での使用はピスト、BMXがある。山用にはATB,パスハンターがある。この区分がなく、レーサー、クロスバイク、ママチャリ(筆者のこの表現にも問題があるが 以下そのまま使う)となると議論が薄いのでは。<o:p></o:p>
さらに、価格の安いママチャリを課題視しているがエンドの位置、強度、スポーク、リムが一直線であるようメンテナンスすればさほど問題はない。むしろ手入れの悪いレーサーやピスト(クイックの開きかけ、ブレーキの不足あるいは調整不足、細すぎるタイヤ 等)がよほど問題だろう。<o:p></o:p>
筆者の「自転車は左側」は賛成するが、誤解があるのでは。道路交通法では「車道の中央から左側部分の左側端に寄って通行しなければならない。(道路交通法第17条第4項及び18条第1項)」とある。ただし、運用で歩道と自転車専用道路では両方向の通行が認めれれているに過ぎないのではないか。<o:p></o:p>
道路に関する法律は多様だ。道路法では歩行者専用道路(有楽町駅前等)、道路交通法(歩行者天国等)あり、道路構造令もある。また、住区理論などからは①広域幹線道路 ②地区幹線道路. ③住区幹線道路 ④区画道路 ⑤細街路等 都市計画からの位置付けもある。<o:p></o:p>
これらにより、大まかに下記の3つに自転車の通行方式を区分してはどうだろうか。<o:p></o:p>
①国道(基幹道路):旅行の自転車で特に何もいらない<o:p></o:p>
②幹線道路:速い自転車は車道を走る。非常に遅い自転車は歩道を走る。(中途半端に速い自転車は認めない)<o:p></o:p>
③細街路:自転車優先にする。左側通行で自動車が走りにくいように道路に突起(ハンプ)か盛り上がり(バンプ)を設ける。京都のように出会い頭事故が多いなら、交差点周辺に設ければよかろう。なお、自転車向けに、端は設けないと走りやすい。<o:p></o:p>
筆者は道路を自転車用に区分する方式を考えているが、当方は道の位置付けで区分する方式である。住宅街の通過交通の減少も見込めるが如何だろう。なお、ハンプもバンプも40年前から都市計画では導入を奨めていたが、管理側からは道路が平滑でないので手間もかかるのかあまり進展していない。<o:p></o:p>