都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

元気くんぶどう(神崎農園)を味わう

2009-09-30 20:38:03 | 食べ歩き

岡山の方から珍しい葡萄を紹介された。神崎農園( http://www9.ocn.ne.jp/~kn1/index.htm )の元気くんぶどうで、種なし、皮ごと、熟甘が特徴という。他にロケットぶどう、もも太郎ぶどうというががあるとパンフにある。もも太郎ぶどう(瀬戸ジャイアンツ)を調べたらアレキサンドリアの関係の「ネオマスカット」と「グザルカラー」の交配種とある。<o:p></o:p>

食べると、甘い。お菓子のようでしかも果物で皮の食感も面白い。種が無いのは食べやすい。朝食べるとしゃきっとする感じがする。デザートにチョコレートを塗しても良さそうだ。果物の驚きを紹介されてありがたい。大昔読んだ本には岡山になんともいえない桃もあるとあった。育て方と品種改良が出来る晴れの国だからだろう。<o:p></o:p>

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Slow Ballad(スロー・バラード)の楽しみ

2009-09-29 20:00:55 | 趣味

 秋はゆったりとスローバラードも良い。好きなのは次の3曲だ。(LPが主)<o:p></o:p>

A Nightingale Sang In Berkeley Square Anita O'Day<o:p></o:p>

Greensleeves Perry ComoOlivia Newton-JohnHellen MerrillCD<o:p></o:p>

Feed The Birds The Song Of Mary Poppins  Julie Andrews<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

 ナイチンゲールとグリーンスリーブズは有名ですが、「Feed The Birds」はミュージカルのメリーポピンズの中の歌のひとつでジュリー・アンドリュースがしみじみ歌う子守唄です。( http://en.wikipedia.org/wiki/Feed_the_Birds  歌はご参考まで http://www.youtube.com/watch?v=_VwU_oS2ErQ )<o:p></o:p>

 なお、ヘレン・メリルのアルバムには「五木の子守唄」もあります。驚きます。<o:p></o:p>

 オランダの歌姫Ann BurtonBallad and Burton”も有名で、懐かしいものです。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

 日本でも色々ありますが、「半袖」今井美樹(初期の録音の声と歌い方が良い)もそのひとつでしょうか。明るいようでいて、実は哀しいという曲で聴きものです。

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民主党の排出量25%カットは可能か

2009-09-28 22:13:47 | 世情

エコは流行している。ランニングを削減するのは良いが不思議なのは買換えでイニシャル、つまりは新製品製造と旧製品の廃棄のエネルギー(または経済的な利用部分の償却損)はどう計算しているのだろう。<o:p></o:p>

25%カットなら簡単なのは照明で蛍光灯や電灯をLEDか有機ELの採用がある。冷房負荷も減るため夏季のエネルギーは大幅に減る。しかし廃棄は増える。エコに名を借りた、新製品の販促活動かと訝る。大体、蛍光灯のシステム(交流)を直流に替えるのも大変だ。<o:p></o:p>

次は、ガソリン消費の低下がある。高速の無料化は1,000円高速でも証明されたようにピークの渋滞とマストラ(公共交通機関)の利用者減となり、全く反する。一般道の渋滞緩和があるとしても解せない。極端に言うと、混雑している鉄道ほどエコとなる。通勤には代替の手段がないので耐え忍んでいる。この混雑はいくらエコでも、政策としてエゴだ。エコな鉄道をより快適にするのが政策で、大型車(むかしでいう3ナンバー)の税金をかつての水準に戻すか、燃費の悪い車の自動車税を上げるなどの考えが欲しい。<o:p></o:p>

要は、効率の良いものには補助を、悪いものからは税金をが基本だ。25%削減の具体的方策を知りたいものだ。<o:p></o:p>

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創造性がない時代は管理が延びる:都市計画からの対応

2009-09-27 07:09:42 | マクロ経済

 先日御紹介した「アニマルスピリット」に 「成功事業の原動力は未来を創り出す興奮」で「経済全体に必要なのは成功事業」とあったが、バブル崩壊(92)以降、「成功」より「守り」になりつつある。地価は、期待成長率でバブルまで一貫して上昇したが、成長期待の崩壊が地価の下落となり、地価の下落は貯蓄性向の下落(土地を買うためのローンは貯蓄(投資)にもあたる、なお毎年、経済地代分の消費にカウントされる)ともなる。(要はローンであろうと、貯蓄で一括支払いであろうと、お金を貯めないと土地は買えない)土地を媒体とした資金の流れがあったが、これが途絶えた。<o:p></o:p>

 成長神話と土地神話が崩れたあと、「失われた10年」となったが、成長産業への転換より、大会社がいかに新分野を開拓し変化するかだったが、改革でなくて改良となった。つまりは、収入増大より費用圧縮に向かった。これが管理の時代で「成功事業」の「興奮」がない。企業がコストカット(交際費、交通費、広告費)、オフィスのファシリティマネージメント、組織・体系のオーガニゼイショナル・マネージメントなどスリム化を目指した。その波及効果で経済全体の消費が縮小した。そして「閉塞感」と「ストレス」が溜まった。<o:p></o:p>

創造的な専門研究による新しい起業や新業種の開拓が社会のエンジンとなる。アメリカではハイテクの起業は成功している。しかし、古い製造業や金融工学はその限りではない。(金融は短期利益、ゼロサムでホワイトカラー雇用になるが爆弾にもなるのは今回の金融破綻で証明された)つまりは、集中から再構築に向かうのが方向性だ。<o:p></o:p>

都市計画も変わった。開発すれば良いというサプラ・イサイドから、あるものを活用し、住みよく、コミュニティをとりまとめるデマンド・サイドに転換した。また減災、環境、社会資本投資など都市基盤のマクロに目が向いている。<o:p></o:p>

 物販、飲食も大型店、チェーン店、車利用から駅近くの街中の個人経営店が見直されている。街には専門大店があり、両極化している。かつての大型複合商業開発(デパート2つとショッピングセンター 等)は流行らず、画一的な郊外ショッピングセンター、都心部複合再開発があるくらいだ。<o:p></o:p>

 やはり、都市に「興奮」は必要だ。そのためには今までの建築と単位としたサプライサイドから、利用者の側に立ったデマンドサイドのニーズ、マーケティングというマイクロな人間の側面の研究と街づくり、景観というマクロな側面の両方が必要だ。都市計画と建築の教育ににマーケティング等ビジネスの科目を入れ、街の運営、都市経営という経済も学ぶ必要があろう。<o:p></o:p>

 その上で、起業を育てる「都心の大学とR&D」施設などを経済政策として採り上げて頂きたい。新しい事業の発想、育成は都市が育てる。クラスター理論がすでに証明している。<o:p></o:p>

 (それにしてもWTCに拘る大阪府はどういうことか訝る)<o:p></o:p>

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秘密の話:決して人にお話ししてはいけません

2009-09-26 07:17:10 | 趣味

 シルバー・ウイークが過ぎました。ひとつ和みに。駄法螺話が大好きで吹くはもっと好きだ。遠藤周作(狐狸庵)も大好きで有名なのに「フランスに隠された香水がる。その名を『ピピ・ド・ラパン』という。これをお土産に買わない手は無い」といっていた。(文末に真相があります)<o:p></o:p>

 最近、好んでいるのは、「おお、アメダスでは雨が降るというが、風は『カゼドス』によると今日はないらしい」という駄法螺だ。そこで、「カゼドスは初めて聞きました」とあると、「もともと雨量計デジタルシステムのアメダスも京都の計測機械会社が作ったのである。次にデジタル風速計「カゼドス」も開発した。但し、気象庁は内密にしているらしい。」ここで、「雪については『ユキタケ』もある」と補足すると効果的かもしれません。(畳み掛けていますね)「このシステムは雪の深さを測るため、きのこのような計測器が雪のなかでホワイトアスパラのように伸びるから命名された。」と言っておきましょう。信用されてもさしたる被害がないのが特徴です。但し、しかるべきときに正さないと広がってしまう恐れもあります。すべからく、駄法螺だといっておくべきでしょう。(愚妻はずっと「カゼドス」があると信じていました。その挙句は。。。) ちなみにアメダスは http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/amedas/kaisetsu.html です。    <o:p></o:p>

 冒頭の狐狸庵の回答はお手洗いでの一寸した御用のことです。(狐狸庵食道楽 河出文庫も楽しめます)<o:p></o:p>

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七味唐辛子:京都の楽しみシリーズ(6)

2009-09-25 20:06:27 | 京都

久々登場のシリーズ。上七軒の長文屋が贔屓だ。味が深い。いつも小辛をお願いしている。<o:p></o:p>

あまり、鮮烈な切れ味ではなく、京都の奥深く木々の間を通す鮮烈な光、湿度と生きれを感ずるようなお味だ。豆腐にかけても美味しい。<o:p></o:p>

値段は中缶で800円と高く、百貨店には置いていない。唐辛子抜きの六味と一味を買うのも良いが、小辛がお奨めです。一味は普通と大辛、激辛があり普通のが美味しいらしいがいつも大辛を買ってしまう。粉山椒もお奨めで、七味、一味、山椒のトリオになる。最近、息子らしい方も見かける。<o:p></o:p>

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肩掛けカバンの流行

2009-09-24 19:44:03 | 世情

最近、男女を問わずカバンでも肩掛けが多い。大体50%が肩にかけている。(手提げ併用含む)<o:p></o:p>

盗難防止、音楽を聴く、床に置くのが嫌なからか。困るのが本屋で立ち読みや通行でカバンがぶつかり合っている。しかも人に大きなカバンの角があたったり、小さな肩掛けカバンががブルンブルン動こうともお構いなしのようだ。更に、混んでいる電車でも大きいカバンをかけて腰のところだと邪魔になる。手で持つと足元なので納まる。もっとひどいのはデイバッグなど背負い型で、これは困る。<o:p></o:p>

 混んでいるところでは肩掛けをやめて手で持つのが配慮だろう。自分のものは守る、下に置きたくない、人のことは知らないという文化が蔓延るのだろうか。それとも情報保護のため、置き忘れ、置き引き、引ったくり対策なのかも知れない。<o:p></o:p>

 試しに、手提げの肩掛けと出して肩掛けカバンにしてみたが、重い。(計ったら3.5Kgある)手で持った方が腕の鍛錬になる感じだ。肩掛けのカバンの流行の原因はなんだろう。そういえば、キャスターバッグも引っ掛け問題があり東京駅などでは注意がある。お互いの気遣いも復活させては。(東京での「絵解き江戸しぐさ」のキャンペーンは粋でよかった)<o:p></o:p>

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かやぶきの里 美山町へのウィンディ一泊サイクリング

2009-09-23 07:57:55 | 趣味

 絵を描いたり、写真を撮ったりするのでソロの自転車ツーリングが多い。今回、久々にウィンディという自転車クラブ( http://homepage2.nifty.com/windykyoto/ )でグループのランを楽しみました。幹事の方々にお礼申し上げます。京都の北、洛中から走行距離で70kmくらいのところにある茅葺き民家で有名な美山に自転車で一泊ツアーです。やる気充分とするため、フロンドバッグもパンツも新調しております。好天でなによりでしたが台風のおかげで行きも帰りも向かい風で、しかも湿度が高く、綿のシャツでは大汗でした。<o:p></o:p>

 クラブでのグループ・ランの良い所は<o:p></o:p>

1.   地道を知る(旧道が多い)、峠を知る(急坂が多い)、名所を知る<o:p></o:p>

2.   自転車仲間が増え、会話と情報交換が進む<o:p></o:p>

3.   長いコースも色々楽しめる(隠れたお蕎麦屋や川辺で食べるおにぎりなど)<o:p></o:p>

メンバーは自転車歴の長い方が多いが走る走る。自転車スポルティーフで参りましたが、ランドナー、クロスバイク、レーサー、マウンテン・バイクと多様です。<o:p></o:p>

かやぶきの里は朝の霧が幻想的で朝の写真を楽しめました。小ぶりな柿が多く描きにに来たいが、画材を背負ってくるにはあまりに遠い。途中に稲干しの風景、杉の木立と木漏れ日など心和む風景が楽しめました。<o:p></o:p>

 帰りの佐々里峠と芹生峠の連続はこたえました。国道は走っても排気ガスとトラックなどで安心できませんが、旧道は緑も多く、川のせせらぎが心地よく車も少ないので楽しめます。但し、旧道だけあって、傾斜がきつく道幅が狭い上、路面の亀裂・土・砂・枝等の散乱などがあり下る時には気を使います。要は、峠の下りはブレーキが多く、なかなか景色が楽しめません。急峻な峠より緑が多い川辺のなだらかな道が好きですが必ず峠があるのが京都の特徴でしょう。<o:p></o:p>

それにしても、自転車仲間の多かったこと。ご挨拶も楽しいものです。貴船まで降りると、5連休のためか9月というのに御盛況で車で大混雑していました。<o:p></o:p>

俄かに、北山の峠探検をしたくなりました。峠の標高などが分かる自転車の地図を取り急ぎ買ってお勉強をしましょう。秋は絵も描きたいな。(ということで早速 京都自転車マップ 郊外版 1,000円を買ってきました。眺めるだけで楽しいものです。アドバイス頂いたハイソックスと速乾下着、そして糖分も用意しよう)<o:p></o:p>

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コブクロの桜

2009-09-22 08:18:49 | 趣味

先日、久々に訪れた堺つながりです。Ipodに家にあるCDを。「桜」がまず気に入りました。バージョンが色々あるので楽しんでいます。なお、コブクロの黒田さんはオーディオが好きなようで、この前、「Analog」で拝見しました。<o:p></o:p>

フォークも良いものですが、一緒にサイモン&ガーファンクルなども合わせて聴くと30年(一世代)の時を感じて感慨無量です。ついでに当時のThree Dog Nightも聴いているが、懐かしいだけでなく本当に素晴らしい。

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WTC の移転:Sunk Cost 1,000億円を捨てて、100億円にこだわる

2009-09-21 17:40:40 | 都市経営

 WTC自体が課題開発であり、ATCも課題がある。周辺は住宅開発に転換しようとしているし、民間のビルの空きもある。そこに府庁を移転するのは利用者と歴史ある府庁の扱いからも問題があるが、再度、要約して述べる。このような都市政策を大阪市も後押しているのは何故かと訝しむ。読むほうも呆れるだろうか、書くほうも嫌になっている。<o:p></o:p>

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1.立地選択<o:p></o:p>

大阪市では都市の空室率上昇があり、都心への集約が見られ、周辺部分の賃料低下がある。つまりは南港での適性賃料は低下し、水準取得費の低下がある。前の価格の時点修正はより必要だ。安い賃料は投資1,000億円強が100億円になりさらに目減りしているが、損としては巨額なのは同じだ。安いからというのはそれだけ立地に課題があるからだ。(ちなみにWTCは梅田から直線距離で10kmあり、これは東京駅から羽田空港のトンネルあたりか、西なら高円寺、北なら赤羽くらいの距離だ)<o:p></o:p>

さらに、賃料が低い立地とは不便さをあらわす。そのようなところに府民の窓口を置いていいのか。府庁は主に府下の政令都市以外の許認可の窓口機能がある。<o:p></o:p>

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2.都市経営としての追加投資<o:p></o:p>

 立地創造を考えているようだが、既存の都心への追加投資の「限界効用」が高い。大阪市交通局は地下鉄さえ間引く、つまりは限界費用が限界収入より小さい状況だ。今や御堂筋線でさえ駅と電車内の広告に空きがある。その課題ある都心を更に魅力的にするのが優先だ。周辺に投資をするのは、「集中と選択」の「何が売り物か」、「その都市は快適か」とう都市間競争への投資が分かっていないのではと懸念する。<o:p></o:p>

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3.   府庁のランドマークとしての保存<o:p></o:p>

大阪府庁は保存すべき建物である。府庁として生かされる効用(歴史資産としてのアメニティ)がある。有楽町の東京都庁も近代建築として優れていたが取り壊された。大阪も歴史資産の扱いがこのようで良いのだろうか。水都2009をやるなら天満橋から府庁、大阪城まで延伸すべきだろう。そもそも大阪の名所といったら、大阪城、海遊館、USJ(いまやスヌーピーもキティもいるぞ)だろう。中ノ島軸の緑とアメニティを軽んじてはいけない。<o:p></o:p>

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4.開発構想<o:p></o:p>

 臨海部では必ず出てくるカジノ構想(外国船の利用や特区など)はあたりきだ。迎賓館、領事館という考えがあるが、東京で臨海副都心にそんなものがあるだろうか。どうしても活性化できるというのは、移転での工事やサービス発生に期待するかつての「箱物」行政と変わらない。提案するなら比較施設との優位性、集客人数、季別変動、ターゲット、消費単価などフィージビリティを示すのが説明責任だ。梅田のデパートが新宿の1.5倍になりより都心集客が増えるであろう現実をご存知か。<o:p></o:p>

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 結論として、橋本知事の拘りの理由が分からない。安いから買うなのであれば、「安いものには理由がある」、買ってから、耐震、防災、利用者コストなどすべて考えてみてはどうか。府庁の移転は「バーゲンハンター」なのか。だとしたらお寒い志と言わざるを得ない。<o:p></o:p>

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消費減少の原因はエコにもある

2009-09-20 06:37:21 | マクロ経済

一例として、永く使うというのでは自家用の使用年数が10..97年で10年間で1.71年延びている。(平成16年 財団法人自動車検査登録協力会調査)つまりは2割延びれば、利用台数が同じならば約2割需要が減少する。 <o:p></o:p>

 古本はじめ中古市場やオークションも使用年数を増やすが、これは新品の市場の需要を減らす。 GDPは同じ品もの売るのでも、中古なら販売額が減少(単価と付加価値が低い)となる。つまり、エコはReduce, Reuse, Recycleと永く大切に使うことは新規販売の減少につながる。そのためか、使い捨てのような100円ショップの商品の台頭や永く使える高価格帯(時計(Rolex等)等)の二極化が起こっているのだろうか。<o:p></o:p>

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ラーメン屋の行列を横目にもまぼろしの味を求めて歩く(勝見洋一)

2009-09-19 07:58:43 | 食べ歩き

 読み手を選ぶかもしれないが久々に楽しめる勝見氏の著作だ。<o:p></o:p>

同じ話が多い難点はある(カツ丼、港区ビストロ 等)。賛同できるのは今のラーメンの状況(当方は「ヌーベル・ラーメン」としているが)作者は「下手味」といって「下手」の味という職人が安い食材で客を喜ばせる技を表現する。<o:p></o:p>

「まぼろし」とは下手味につながる「職人の仕掛け」だろう。また、勝見氏は化学調味料を認める方で 「ごはんに還る世界を食べ尽くした男の結論」にある。そのためか、中華を好み、和食はいまひとつのようだ。<o:p></o:p>

当方は化学調味料が嫌いでこのあたりは違う。「店屋の味」という言葉でその店のお味を表現する。店屋とは、自宅ではない食事で、塩・醤油・砂糖が濃いものが多く、またプロの出汁、工夫、手腕を言うので下手味と似通ってはいる。<o:p></o:p>

古い「職人」は旨いものをつくる。一部に上品過ぎるのもあるが分かりやすい美味が大切だ。権威や人の評価を食べるのではない。美味しいという経験が大切で何を食べるか、どこで食べるかは重要だ。そのためには、味の許容範囲の拡大と奥深さの探求できる舌、健康が不可欠だ。<o:p></o:p>

私的なまぼろしの味には難波新地の洋食ABC、錦のワラジカツのムラセ、茅場町ラーメンの真好味などがある。<o:p></o:p>

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秋はオーディオ:モーツアルトから

2009-09-18 20:05:13 | 趣味

窓を閉められるようになるとオーディオの季節。というのもアンプの熱と外の音の問題がなくなるので。先ずはモーツアルトの初期四重奏をイタリアSQで。このSQは明るく滑らかで大好きだ。またモーツアルトの初期は瑞々しく単純だが楽しめる。その次に、後期交響曲をクレンペラーの指揮で聴くのも対比があり面白い。<o:p></o:p>

次は、オイストラフのブラームスのヴァイオリン・ソナタが良い。太い線でぐいぐい描いたような演奏だ。その次には色彩感のあるハイフェッツのシベリウスのヴァイオリン・コンチェルトに驚嘆する。奇蹟の演奏とはこのことだろう。<o:p></o:p>

そして一息つくとヴァイオリンとヴィオラなど聴いていく。ラックを買ってCDも追加を買うかな。最近、Ipodになれていたが、オーディオでは音像の立体感、高域の繊細感、低域の体感する圧力を感じる。それでも生のコンサートでのざわめくような高域、音の波の様な低域は小さな部屋では再現できない。コンサートの季節だ。<o:p></o:p>

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ブラック・スワン ナシーム・ニコラス・タレブ:知的興奮があるエッセイは楽しい

2009-09-17 19:39:39 | マクロ経済

 ブラック・スワン(黒い白鳥)とは「異常」、「大きな衝撃」、「可能な事後予測」を特徴とするものでこの本では「市場の暴落」などをさす。<o:p></o:p>

 筆者は研究者でもあり、内容はエッセイ風で難解でふらふらしているが内容が濃くて楽しめる。結論なら、いっそ論文を読んだほうが速いかなと感じた。<o:p></o:p>

 オプション理論の根拠である「ベル型カーブ」への懐疑があり「壮大な知的詐欺(Great Interecllectual Fraud)」と呼んでいる(P16)。具体例で平均が支配する「月並みの国」、異常値が出てくる「果ての国」を比較している。ここで面白いのは、「集中」と「異常値」の発生だ。都市でも集中が見られる(スパイキーな都市:クリエイティブ都市論)、「勝者総取り」が見られる一方、個性のある市場・産業発生が見られる。つまり、ベル型カーブは尖がる方向と裾野が広がる方向に振れているとの解釈につながる。<o:p></o:p>

 さらに黒い白鳥について①見えないことにする、②講釈でごまかす、③いないかのように振舞う、④黒い白鳥の起こるオッズを歴史が隠す、⑤「トンネル」で素性のはっきりした情報に集中する(不確実性を無視する)とある。(P102)つまりは、黒い白鳥はいないという大量の情報で、黒い白鳥がいないという証明にする傾向があるとの指摘だ。(いない情報はいないという証明にはならない)<o:p></o:p>

 市場の短期評価における仕事、リスク評価の課題もある。(P128)インチキな短期の利益とその後ろに控える大きなリスク(P185)は的確な指摘だ、<o:p></o:p>

 面白いのは「運は準備を怠らないものに味方する」という「セレンディピティ」と探し続けろという真っ当な経済活動(濡れ手に粟ではない)を推奨している。その上で予測は間違うと指摘する。(下巻 P38)そして、バーベル戦略という超保守的と超積極的投資の併用の可能性を提示する。つまりは「集中」と「異常値」を認めるのが良いのであろう。そこでベル型カーブの修正として「ベキ数」モデルを提案しているがこれはどうなのか使い方がよく分からない。<o:p></o:p>

 結論として都市計画・都市経営の考え方にもあてはまる良い著作だ。結論として、世間動向の投資(不動産投資にしてもオフィス・大型・プレミアム立地の選好性があり投資と需要の循環が起こる)は、他の投資との利回り格差や値上がりを生むが、この集中が内在するリスクを顕在化させ、雪崩的な事態を招くということだ。日本の地価もバブル崩壊まで年率二桁の上昇であったが、はじけて以降は値下がりでなかなか持ち直さないし、20年ぶりのミニバブルも砕け散った。思うに、東京への集中も全総が繰り返し対応してきて解決しなかったが、そのうち限界になると感じる。吉阪隆正先生の「生命の綱の曼荼羅」を思いだす。<o:p></o:p>

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選挙に勝てばいいのか

2009-09-16 20:13:07 | 世情

民主党が大勝した。鳩山代表はスタンフォードの経営学博士でもと学者だ。今回は小沢民主党代表代行(筆頭・選挙担当)の手腕によるものだろう。それにしても若手が多い。<o:p></o:p>

選挙について「策略法廷」ジョン・グリシャムが参考になる。「ペリカン文書」で高名な作家で、スコット・トローとならぶリーガル・ミステリーの大家だ。この小説では、大企業が陪審(1審)で負けたが、州最高裁判所(2審)で勝つべく9人の裁判官のうち一人を入れ換える選挙を描いている。なるほど、選挙とは利権があり、方策があるということがよく分かった。選挙のあやうさの側面を考える。<o:p></o:p>

願うべきは、民主党の政策で格差是正(税制の見直し 等)、教育充実(負担軽減 等)、出費削減(新聞のとおり)をお願いしたい。<o:p></o:p>

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