投機筋からすれば、空売りのチャンスで、リーマン・ショック以来の相場下落だ。実体経済においても、施設稼働低下で、観光やイヴェント関連の利用者の需要不足となっている。ホテルのREITの価格は下落しており、ホテル業界も赤字決算に修正している。
黒田日銀( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%8A%80%E8%A1%8C )のマイナス金利による円安でのインバウンド効果に浮かれた観光ビジネスも終焉だ。( https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=USDJPY=X&ct=z&t=ay&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130&a= )しかも、内需も株の低下で資産効果が薄れ、富裕層も守りに入る。日銀の金融緩和も効果が薄いうえに、国債保有高が積みあがっている。さらに、株も含み損となっている。お荷物でしかない、口先介入銀行となっている。
アベノミクスの終焉であり、安倍退陣も間もなくとなろう。
オリンピックも開催自体が不安だ。中国からの来日や集団生活に不安はないのか。お祭り騒ぎを期待していたのが、「お荷物」となっている。しかも、コロナ・ウイルスの変性可能性なども未確認だ。
世界的に需要低下がある。リーマン・ショック時と同じく、日本経済は健康でも、外需低下で、内定取り消しや派遣の雇止めが起こったのは記憶に新しい。
また、「異次元の金融緩和」終焉にともない、資産下落がある。さらに、海外投資家のタワーマンション売却などもあろう。関東圏での高額マンション取得者をはじめ、ローンの行き詰まりも発生する。つまりは含み益の吐き出しであり、経済における資産の収縮が発生する。
また、すでに始まっている黒字リストラがさらに進行し、赤字リストラにより東京都心に開発中の大型オフィスの需要は低下またはマイナスになり空室の積み上がりが発生するリスクがある。大阪で準備中の大型開発も、開発時期の遅延などこれから起こりそうだ。
再度の日銀の株高誘導、低金利政策も頼みにならない。アベノミクスとは、日銀を使った経済演出だったとも思われる。これから、株がさらに下がると、国際的に日本の信用低下による国債の金利上昇、さらに日銀の含み損は国債でも増える。( https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-19/POLALM6JIJV001 )
アベノミクスは間違った政策だったとしか言いようがない。ある意味、民主党の悪夢よりたちが悪い。マクドナルドで直営店をフランチャイズに付け替えて益出しをした原田社長と同じようなあくどさがある( https://toyokeizai.net/articles/-/12862?page=3 )残ったのは、日銀の負債と含み損だ。
これから、不況を耐えるなら、地道に働き、株に手を出さない、数年後の底値での取得を狙うのが良い。損切なら早めに、居住資産は保有するしかなくローンを早めに固定に変えることだ。投資はあと2,3年先かと思う。