都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

中ノ島へのギャラリーとレストラン誘致への意見

2009-05-31 14:28:04 | 都市開発

公園の中のレストレンというと日比谷公園の松本楼を思い出す。100円カレーで並んだ覚えもある。また、ニューヨークではセントラルパークの温室風の建物とクリスマスのイルミネーションで有名な Tavern on the Green ( http://www.tavernonthegreen.com/history.asp?headinfo=abouttavern&subhead=history )<o:p></o:p>

 がある。<o:p></o:p>

今回の中ノ島の提案コンペでは敷地が300㎡、350㎡であり小さい。これではファミリーレストラン並みの大きさであり集客のクリティカル・マスができない。単体でポツリとあっても集客は難しい。なぜここにという思いがある。三休橋通の古い建築を生かす方が良さそうだ。開発の場合、建物の特色も必要だが、中ノ島の文脈は中央公会堂の「近代」である。ということは、町家風でもないならTavern on the Green のような温室風やビクトリアン様式が考えれれるが投資コストがかかりそうだ。夏だけ飲み放題のレストランの活用や動線としてボードウオークを整備し、線上の繋がりがあれば鴨川の床と禊川のような開発ができるだろう。なによりも車で行きにくいのは難点であろう。 <o:p></o:p>

ウォーターフロントの開発(リバーフロントやエスプラナードを含む)はエリアの回遊の仕組み(回遊動線)とイベントのハードとソフトがないと「人を集める」と「いつも賑わう」が達成されない。特に寒い冬は集客に問題がある。(拙著 ウォーターフロントの開発とデザイン(17年前ですが。。。)を御覧頂きたい) <o:p></o:p>

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平野屋(中京区)お揚げに感動

2009-05-30 13:26:36 | 京都

 例によって、テニスのあと、家でぶっかけうどんでもということで、平野屋にお揚げとお豆腐を買出しに。丁度、揚げたてのお揚げを頂きました。最近、ご盛業のようです。<o:p></o:p>

 家で、オーブントースターに入れて、その後キッチンペーパーで油を抜くと、カリカリがいつもより美味しい。揚げたてはたまらない美味しさがあります。しかも、京都のお揚げは分厚いので、しっかり豆腐のお味も楽しめます。晩酌には冷奴が控えています。薬味は何にしようかな。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

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小堀遠州のきれい寂び:「京都美術鑑賞入門」 (布施英利著)と桂離宮へのおもい

2009-05-29 21:41:31 | 京都

この著作に小堀は「きれい寂び」とある。上手い表現である。感心した。その作品のひとつかもしれない桂離宮を四季折々眺めて感じるのは、「マイクロ」からの視点だ。とても狭い7ha(周辺含む)の規模ので池を囲む離宮である。近くには道路や鉄道が通っている。<o:p></o:p>

 桂離宮と修学院離宮の比較なら修学院は風景、展開、力強さがある。その反対に桂は倒れても再生する構造の単純さ、儚さ、自然素材(木、土、石)の「力強さ」がある。倒れても再生するたおやかな存在は迫力を持つ。そこに、素晴らしい手入れがあると、枯れていくものが「いのち」を持ち復活する力をいつも発揮する。これが「きれい寂び」であろう。さらに桂の魅力はこういうものが台風に耐えられるのだろうかという「「はかなさ」がある。歳を経て凛としている。桂にはそれがあるがその小宇宙の中だけだ。修学院では都市としての京都を見渡せる。おおらかな視点がある。これが違いだ。<o:p></o:p>

 なお、この著作は面白いが、何で京都に奈良の記述があるのか、鑑賞する観点は何か、知識でなく楽しむための背景・歴史の追記を願う。なお、地図とイラストの充実も肝要だ。<o:p></o:p>

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春はドミ:左近のポークのジャポネーズ

2009-05-27 20:14:06 | 食べ歩き

 意外と続くドミシリーズ。今度は雨模様なので便利な祇園の左近へ。ドゥミグラス・ソースということでポークのジャポネーズを。これはポークチャップのようなもので、小麦粉を塗した厚めの豚ロースの両面をフライパンでソテーしてからオーブンに長く入れて、仕上げにドゥミグラス・ソースをかけたものだ。(1,050円)ポーク・カツより衣と油が少ないしダイエットに良かろうと思いました。<o:p></o:p>

 15㎝くらいのお肉を6つに切って出てきました。お汁は残念なことに沢煮でなく豆腐とお揚げの赤出汁でした。御新香は例によって黄色いのが取り放題、ご飯もお代わりできます。お肉は美味しいけれど、ドゥミグラス・ソースが上品過ぎます。フライの衣には相性がよいのですが、焼いたお肉には弱い印象です。お肉をもっと細く切るか、削ぎ切りにするとソースとの絡みが良いかも知れません。それでもご馳走で美味しいことには変わりなく、テニスのあとでもあり御代わりをお願いしました。<o:p></o:p>

 そのとき、3人のマダムが横のカウンターにお入りになりましたが、狭いようでギコギコと椅子をこちらににじりよりお座りになりました。決して、ビバンダム( http://www.michelin.co.jp/news/corporat/p14162.htm )を思い浮かべたとは申しません。そのとき、強烈な香水に圧倒されました。その後はお味どころではありませんでした。<o:p></o:p>

いやはや。<o:p></o:p>

 ポークチャップには濃い目のドゥミグラス・ソースが好きです。(豚肉はしょうが焼きも良いな)最近はフライよりグリル、ソテーが好みです。
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都心の朝市と女性労働化

2009-05-26 18:46:34 | 都市生活

 提案しようと思っていたところ「農水省が農産物などを直接販売の青空市場『マルシェ』を検討」とあった。都心の公園など活用して朝市が望ましい。できれば7時から開店してほしい。都心居住の会社員が出勤前に買え、自宅の冷蔵庫に入れられるからだ。となると準備は6時ごろからで、輸送は車が主体になりそうなので駐車場、荷捌きが課題だろう。また整理員、駐車場の利用代金の負担も公平・公正にする必要がある。また公園などの利用なら管轄自治体、道路なら道路交通法対応など必要となる。さらにゴミ処理、売上集計(税金)も課題となるかもしれない。<o:p></o:p>

 懸念するのは売上の低減するであろう既存の商店や流通ルートの動向だ。出来れば共存共栄を図れると良い。<o:p></o:p>

 朝、生鮮三品が買えるとしたら主婦が勤めやすくなる。デパ地下で帰り買うより新鮮で安いし、朝に夜の献立のイメージもできる。なお、主婦がお勤めになった場合、自宅で家事が出来ないため惣菜を20万円買うとすると、GDP20万円増大する(消費が20万円増えるため)主婦のしていた家事(GDPではカウントされない)の代替として新しい仕事が増えるようなものである。つまりは主婦がお勤めになると波及効果で消費が増大する。(あくまでお勤めの給与の内数ではあるが)<o:p></o:p>

 女性が働きやすい都心居住は大変よい。次は子育てだ。都心で高齢者と幼稚園・保育園の合体を図るのも一案であろう。権利・義務でなく、お互いに面倒を見るというゆるやかなソーシャル・キャピタル形成につながると良い。これこそが「顔なじみ」がふえるソーシャル・キャピタルの醸成となる。<o:p></o:p>

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自転車の楽しみ:Windyに初参加

2009-05-25 20:19:46 | 趣味

 Windy( http://homepage2.nifty.com/windykyoto/ )は歴史ある京都のサイクリングクラブで、本日「見習い」として桂川のクッキングに初参加しました。10名ほどで、吉祥院(道真氏の領地とあります)をまずはオリエンテーリングでポタリング。なかなか走ることの無いエリアで工場と蔵が多いので驚きました。特に羅城門跡は、ここが平安京の都市軸で船岡山に繋がると思えば右京・左京の変化に思いを馳せます。なお、東レコーテックスの建築は50年代のカンチレバー折り板屋根でRC打放の「昔のモダン」でした。設計者を「建築MAP京都」でも探しましたがございません。ご存知の方は御教授下さい。<o:p></o:p>

 お昼は桂川でピクニック、会員のご尽力で南蛮漬け、焼きそば、おでんなどお出し頂けました。特にスジの入ったおでんはコラーゲンの味わいも美味しくてたまりませんでした。雨の予報なのに日が射して新緑が見事で春風の中の眼福です。近くで桑の実を子供達が取っていて見せてもらいました。楠木も揺らいで楽しい時間です。 <o:p></o:p>

 メンバーの自転車も、懐かしいものが多く楽しめました。今や見かけないセンタープル直付け大集合でした。ちなみにMAFACのブレーキは効かない(止まらない)ということで、NGC(吉貝)も久々に拝見しました。(当方はシューのみカンパニョーロです)とても楽しく時間を過ごしました。クラブは柔らかなつながりで楽しめました。部品情報、メンテナンスの知恵など色々情報交換できそうです。<o:p></o:p>

 途中に寄りました「中村軒」は相変わらず秀逸な味わい。「くず桜」を頂きましたが、厚めの葛と甘さ控えめの餡がさらりとつるりで舌の上で和みます。雛の洗練というべきお店です。<o:p></o:p>

 土曜日のテニスと連続で流石に筋肉痛が。レーサーも出してこようかな。チューブラーのホイール(Mavic GEL280 36HSuperb Pro)をWOに組みなおさないと。(結構面倒です)<o:p></o:p>

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買い物三昧

2009-05-24 08:01:49 | 京都

楽しい買い歩き、商店街などついふらふらと。家族には以外に好評です。二条城近くのキムチのミズノは定番。何でも大体500円。そのまま、南に三条の公園ですぐき(酸茎菜)150円か沢庵か胡瓜など。横の丹波屋では醤油だんごが美味しい。更に南に松原商店街ではキムラだ。お惣菜で揚げ物、煮物、焼き物が美味しい。<o:p></o:p>

豆腐屋さんも、お揚げ、厚揚げ、豆腐を。調味料では長文屋で七味を、デパートで醤油とお徳用塩昆布を。パンは持ち重みのする「どすこい」力士のようなアンパンのマリーフランスやレトロなまるき(ハムロール)・大正(カレーパン)・天狗堂海野(コルネ)製パン所も素晴らしい。珈琲もスマートなど色々。気がつくと1,000円は軽いが家計の助けともなります。 <o:p></o:p>

ネットでは例年、羅臼昆布、鰹など。築地の伏高さんは今や行かなくても買えるので至便です。( http://www.fushitaka.com/ )<o:p></o:p>

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次世代スーパーコンピューターの開発中止は技術とクラスター形成の両面で問題

2009-05-23 14:19:10 | 都市経営

今回、理化学研究所が主体となり、神戸に研究所を作っている次世代スーパーコンピューターの開発でNECが撤退し、関連して日立も撤退という。残るは富士通のみで当初「スカラー型」(NEC、日立)と「ベクトル型」(富士通)の組合せという新方式で開発しようとしていたのに目算が狂ってしまう。<o:p></o:p>

もともとの計画の意味は世界最速の国産スーパーコンピューターであろう。先端科学技術の一般への波及効果は「レッドムーン・ショック―スプートニクと宇宙時代のはじまり(RED MOON RISING : SPUTNIK AND THE HIDDEN RIVALRIES THAT IGNITED THE SPACE AGE) 」(マシュー・ブレジンスキー)にある。ソ連に先を越されたアメリカのあわてぶりが書かれている。そのため科学教育充実のためサイエンス・ミュージアムが発展した。<o:p></o:p>

スーパーコンピューターの活用では 「レッド・オクトーバーを追え!」(The Hunt for Red October) クレイでの音からの解析を思い出す。スーパーコンピューターは空気抵抗などシミュレーション解析に重宝する。車の空気抵抗など模型を作り直しての風洞実験が不要になり、効率的な開発が出来る。また次世代CPUの開発などブレイクスルー技術が発展し、その技術は応用が利く。<o:p></o:p>

しかるに、この計画は2007年にポートアイランドに決定し、建設中とある。事業費は1,150億円だ。(床面積23万坪くらいのオフィスビル位の投資に相当) 開発の体制が崩れることで「投資の意義」「開発成果」が想定外になっているのではないか。それなら、中断または体制の再構築を公に明らかにし、プロジェクト存続の確認をするべきだ。まさかビル1棟に相当する投資を軽んじているわけでもあるまい。<o:p></o:p>

また、今まで研究していた研究者はどうなるのか。まさか企業業績のために営業に回すのではあるまいな。例えば、アポロ計画は1970年代半ばに中止されシャトルに代替された。その折、ロケットサイエンティストと言われた大量の科学者(主に弾道計算)が金融工学に回った。今の経済破綻の遠因である。 <o:p></o:p>

 企業も、この経済事情の中、先行投資、基礎開発投資、「一品もの」の生産設備負担などの問題が出てきたのであろうが、契約で「違約金」の条項と負担や「企業イメージ、社内モチベーション」の低下のリスクなども充分勘案したのであろうか。企業としても説明責任はあろう。<o:p></o:p>

 また、ポートアイランド選定の理由も良く分からない。R&Dこそ都心の周辺部で今後伸びるべきだとおもっている。(例えば大阪市西区や谷町など都心周辺部で工場の再開発やオフィスの転用など)楽しみがないと、研究者・技術者は集まらないし、創造力も伸びないし、情報交換(Informal Communication)も活性化しない。<o:p></o:p>

このままでは日本のハイテクがなまる。大体、企業の矜持がないのか 政府は将来をつくるR&Dには投資費用税額控除や補助など対応するとともに理解と意義をアピールすべきだ。更に都心周辺エリアをR&D特区と指定し、企業立地誘導策をとるのはどうか。国家の技術経営とは、例えて言うと施設リニューアルをしないテーマ・パークは当面儲かるがジリ貧になる。施設の入替を一時にまとめて行うと既存施設からの収益を大きく失い短期的損失が拡大する。効率的な国家経営にはものづくりの継続的な開発・投資・技術蓄積と活性化させるエリア形成(いわゆるクラスター)が不可欠だ。不動産投資を活性化するより企業の投資活動支援が優先されるべきだ。

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春はドミ:洋食屋 ふじ家でハンバーグ

2009-05-22 22:02:08 | 食べ歩き

 久々に内本町のふじ家へ。野菜炒めに心惹かれたが、ハンバーグをお願いする(950円)。数分で出てきたハンバーグを早速割ってみると驚くべき量のジュースが噴出した。東京根岸の香味屋でもここまでではない。お肉は以外にあっさり。ドゥミグラス・ソースは洗練であっさりというか迫力がいまひとつ。上品である。京都六角の「ぼんじゅーる」のハンバーグにあっさり感と肉のきめ細かさが似ている。黒胡椒を引いてみたがいまひとつ。ソースを絡めつつハンバーグを目玉焼きの黄身をつけて食べると更においしい。残念だがハンバーグの底は焼きすぎでせんべいのようになっていた。(はがすのに苦労した)クリスピー好きな方には良いかも知れないが。ハンバーグは旨味を閉じ込めるため、始めに両面を焼いてからオーブンで調理しているのかもしれない。<o:p></o:p>

 相変わらず、蛤の赤出汁は無類の旨さ。お新香も少量だが美味しい(醤油は要らないが)。ご飯も盛り方、美味しさとも素晴らしく、この三種があればどんどん食べられる。<o:p></o:p>

 洋食であるが、ランチは限りなく和食のような感じがする。(京都のつぼさか(今はない)、みしなもそうだ)ひょっとしたらドゥミグラス・ソースにも鰹出汁など混ぜているのかも知れない。香味屋の洒脱や煉瓦亭の「ちから」が油絵だとしたら、ここは水彩のお味だ。<o:p></o:p>

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10年持つものを作る:日本的な方向

2009-05-21 21:11:05 | マクロ経済

 製造業が苦境にある。この前、コンパクトデジカメについて話していたら、基本部品の寄せ集めだから、パソコンと同じ「組み立て」製品とのことであった。勢い「安さ」が求めれるとのことであった。コンパクトデジカメは数台あるが、どれも沈筒式のレンズでガタもあり、逆光に弱い。もっとヘリコイドのしっかりしたハッセル・ブラッドかライカみたいなのが出来ないかと聞いた返答である。<o:p></o:p>

 10年持つデジカメが欲しい。チタン、マグネシウムとステンレスの塊のようなしっかりしたもので、24ミリからのズームがついていればよい。かつてのローライやライツ・ミノルタのデジタル版であれば10万円でも買う。画素数やデジタル機能は問題ではない。手にとって、磨くのが楽しいような製品が欲しい。これこそ、エコで差異の出る製品作りだ。使い捨ての「安物」は持っていて淋しくなる。<o:p></o:p>

自転車の部品も2,30年前のものは重く、無骨だがしっかりしている。メンテナンスに手間がかかるが好きだ。大体いつも乗っている自転車は30年もお世話になっているが大変快適である。大学時代から子供(前の座席でベルを鳴らしていたなあ)と、そして今も乗っている歴史がある。自転車と自分をお互いいたわり合う。物は大切に、永く持つものが素敵だ。<o:p></o:p>

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タンタンと生きるのは大変:嵐山光三郎のエッセイから

2009-05-20 19:54:48 | マクロ経済

 嵐山光三郎といえば軽いエッセイでおなじみの神楽坂に住まう元気な還暦過ぎの作家。今回、週間朝日に神楽坂のゲームセンターで数千円溶かした(西原理恵子風に書いてみました)挙句に老女の「狂音の中に自分の居場所を探している」生き方もあるのを発見し、「タンタンと生きるのには精神力と体力が要ることがわかった」とある。<o:p></o:p>

 ストレスと楽しみはシーソーのようなものだ。時間を「ご飯」としよう。ストレスは「焼肉セット(肉)」で楽しみは「料理の腕前(技)」として人生を焼肉屋で過ごすとしよう。ストレス(肉)があまりになく、楽しみ(技)も無いと「ご飯」だけなので、追加注文で「キムチ」のような刺激を求める。異界志向の今回のケースだ。次にストレス(肉)がありすぎの場合は焼肉を焼くのに一生懸命で食べる楽しみも出来ず、口直しに酒、ご飯が大量に必要になり不健康だ。一番良いのは、ストレス(肉)が程ほどで楽しみ(技)があると色々な焼き方や野菜の加工などで色々な料理が出来て一番楽しめると感じる。<o:p></o:p>

 焼肉(ストレス)も楽しみ(技)は人生において変化する。大食いも良いが、違うもの変化させる楽しみ方も重要だろう。定年前と後では違いもある。ワークシェアリングでゆとりをつくり、時間を楽しむ方策を準備するのが良いかもしれない。<o:p></o:p>

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春はドミ:ハイライト食堂(百万遍)

2009-05-19 18:52:07 | 食べ歩き

 久々にハイライト食堂、恐るべきボリュームと油でご存知の通り。ジャンボチキンカツを食べきる胃袋はすでにないので大人しくチキンカツ(350円)を。これでも大量であった。カツは油切れが良いさくさくで鶏の皮身も取り除いてあるもの。(叔父さん仕様かも知れない)お味は、結構塩っぱい。。。。ドゥミグラス・ソース(と言っていいのかな)は、小麦粉ベースで味わいが薄い。これはお腹が空いた学生向きだろう。当方には昔はこれが「美味しかった時代を懐」かしむ食べ物である。うまいまずいではない、歴史的かつ名物のお味である。<o:p></o:p>

 この東にある大銀食堂が焼魚・煮魚なども美味しいので壮年向けであろう。ハイライトは揚げ物のお店だ。ところで「全国学生街のランチ」サイトは無いかな。高田馬場あたりでは「夢眠」の10倍カレー、「えぞ菊」のヤングラーメンや丼もの「河童軒」(今は無い)か、三田なら二郎など名物がある。京都の学生食堂も奥が深い。森見登美彦の「猫ラーメン」のモデルも気になる。<o:p></o:p>

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外食は楽しめるお値打ちを

2009-05-17 07:50:25 | インポート
<o:p>

ファミリー・レストランが衰退している。 これは当たり前で、自動車社会の進展と郊外ニュータウンの発展の時期では郊外に良い店が無いため需要があっただろう。しかし今は、自動車に乗らない、子供は少ない、都心に住むという転換期である。 <o:p></o:p>

もともと関西ではハンバーグとエビフライが花形であり、ファミリー・レストランで1,000円は越す。しかも、セントラル・キッチン、冷凍(またはチルド)が多く、マニュアル、パートタイマーという陣容で、何処でも同じお店とお味が売り物である。<o:p></o:p>

歴史ある、路面の個人経営のお店が好きだ。例えば、洋食では銀座の煉瓦亭、岡崎の小宝、心斎橋のばらの樹、神戸のみやす(ランチです。。。)は混雑するが抜群のカリテ・プリとお味がある。その理由は、歴史と味が楽しめる、お店の方と馴染みになれる、手作りである、街並みと馴染んだお店作りで看板など違和感がないなどがある。<o:p></o:p>

これに比べて、ファミリー・レストランは「安い」、「飲み放題(ドリンクバー)」、「取り放題(パン、サラダ)」などの戦略に転化し、FLコスト(食材費、労務費)の低下を狙い、サービスや雰囲気を犠牲にしている。これでは家族で食べに行くという「お出かけ感」が保てない。かつてのデパートの大食堂(食券、テーブルのお茶、何でもあるが特徴)の凋落と同じである。<o:p></o:p>

 回転寿司も訝る 10貫食べると1,000円近い。近くの小体なお寿司屋で盛り込みでも食べた方が安いと思うがどうか。<o:p></o:p>

都心の個人店は個性があり、たまに「失敗した」とも思うお店もあるが、概ね楽しい。また、暖簾分や小さなチェーンのお店も良い(とり銀、美々卯 等)。 <o:p></o:p>

また最近伸びている、王将の優位性は新聞によると、 ①プロの目前の調理 ②店内での手作りを優先 ③大量仕入れで低価格 店での調理のため店ごとのオリジナルメニューや調理人の技術向上が副次効果とある。王将のやり方は一種のボランタリーチェーン(共同仕入れ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3 )のようでもあり、今後、街の個店とナショナルチェーンの間として発展する可能性がある。美味しく、安く、まっとうな食材と調理が欲しい。<o:p></o:p>

ファミリー・レストランの低迷は自動車と郊外型ライフスタイルの転換の裏返しである。

</o:p>
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ソーシャル・キャピタル:都市・企業・雇用を考える

2009-05-16 16:42:59 | マクロ経済

社会を「つきあい」(知らない、知っている、何でも知っている)と規模(小規模(ムラ)、中規模(まち)、大規模(都市))に分けて考えてみよう。昔は都市の匿名性として(知らない)×(都市)が多かった。なぜなら(何でも知っている)×(ムラ)があまりに煩雑である反動であったように思う。<o:p></o:p>

最近言われている、ソーシャル・キャピタルは(知っている)×(まち)の規模のようだ。緩やかな地縁と協働を志向しているのであろう。このように都市の生活もまずは極端に合理的となっていたが、低成長になると中庸を目指すことが分かる。いまや都市のムラ化(モザイク化)が起こりつつあるが、それはマチという「中間」を目指している。超高層のニュータウンから、都心高密・複合居住への転換もその動きの一部であろう。<o:p></o:p>

 また企業は両極端であった。合理性と短期利益志向の企業(主にアメリカ系)は調達も入札や価格重視であった。その反対が、企業間の関係、長期利益志向の「株式持合い型」企業で互恵取引や貸し借りを重んじていた。今回の経済変動では、アメリカ系の凋落があるかと思いきや、やはり利益追求で「株式持合い型」は少なくなりつつあり、逆に「株式持合い型」の企業群は一層相互扶助と相互規制が強くなっている(グループ志向が強くなる)感もある。企業は古い相互扶助の「ムラ」と国際企業の「都市」の両極に分化し始めているのかも知れない。<o:p></o:p>

 雇用についても高度経済成長時の終身雇用が「ムラ」的であるとすると、今は、短期・合理的過ぎる「都市」の状況だろう。その間というのを模索しているのが現状であろう。<o:p></o:p>

このような、都市・企業・雇用についてやわらかい「まち」のあり方が欲しい。具体的には、お互いが知り合う「まち」の住まいと柔軟な雇用方式と機会の提供であろう。<o:p></o:p>

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マクロ・マイクロの目:日本経済に自信を

2009-05-15 21:16:37 | マクロ経済

 お気付きだと思いますが、このブログでは「マクロ経済」の捉えが多い。最適水準の検証など「マイクロ(ミクロ)経済」 の捉えはデータ不足もありしていない。また、「量」よりも「質」、テニスでいうと。スピードよりどこに落とすかを重視している。しかし現在、経済はどれくらい価格を下げたら集客できるかとい「マイクロ経済」が幅を利かせている。<o:p></o:p>

 マクロが大切で、今の流行の経済本でも書いていないのは<o:p></o:p>

     日本の企業の比較優位:B/Sの健全性、労働者のモラル 等<o:p></o:p>

     金融不良資産の解消:かつての1,000兆円は解消、いまやアメリカ、ヨーロッパに(マイナス金利のクルーグマンも解消は大変だと謝罪しているくらいだ)<o:p></o:p>

     創造性の保有:アイディア、人材が潜在的にある<o:p></o:p>

 そのため日本は今や比較優位にある。恐慌だと大騒ぎせずに「これが売りたい」というもの作る矜持が欲しい。そうすればやる気と楽しさ溢れる人材が集まる。先ずは物かサービスかを問わず「萌芽」を育成することだ。そのためにはR&D投資の税額控除などリスク投資誘導政策が必要だろう。<o:p></o:p>

 これから欲しいのは生活する楽しさもあるが「働くたのしさ」もある。金融工学も現代の錬金術だと分かった。(ゼロサムである) 先ずは生活を豊かにできる製造業から「ものづくりの楽しさ」を作っていけないか。<o:p></o:p>

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