都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

スリランカ旅行⑦ キャンディの植物園は生い茂る

2014-08-31 04:56:00 | 都市計画
 植物園はイギリス風、初代の日立のコマーシャルに使われた木(この木、何の木、気になる木~)は中央にあった木だが、枯れて二代目があった。

 全体はブリティッシュだが、緑が呆れるほど濃い。ビリジアンのみで描けるくらいの色調であとは影のチントとオリーブあたりでおさまる。ひそやかな田園風景ではない

 亜熱帯気候のためか、竹も日本にある孟宗の倍くらいの直径でしかも群生で遠目には欅の樹形みたいで面白い。

 街中のでもスリランカは菩提樹が多く、ちょうどこの下で食べると盛大に花が降ってきた。長い綱のような枝も伸びる。鬱蒼としていて見ごたえがあり、街のランドマークともなっていた。

 不思議だが、小さ目の烏と犬が多い。犬はシーギリア・ロックでも多くついてくる。足の悪いのが多く痛々しかった。
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スリランカ旅行⑥ ジェフリーバワ(Geoffrey Bawa)の建築を見学した

2014-08-30 05:54:18 | 都市計画
 スリランカを代表する建築家で、70年万博にもセイロン館を設計( http://www.geoffreybawa.com/ )、弁護士からAAスクールで学び、建築家に。作風は‘tropical modernism’であり、年代で変化する。単純な構造、内庭・建物内部、屋上の池などの水と木のあしらい、吹き抜け、柱の単純な並び、勾配屋根が言語だ。風がとおり、水と緑が風にそよぐイメージがある。あまり、上手いとは思わなかったうえ、好みでもなかった。なお、新国会議事堂は三井建設(大阪万博でバワ設計のセイロン館を三井建設が施工の縁)が設計協力し施工とのこと。

Number11(初期の番地が11番に由来、表示は隠してあるが見ることができた)4期にわたる開発に分かれ、両側の光庭や池が多く変化に富む。一番前の建物は床まで真っ白。階段の外側にあるR付の仕上げや上部が丸い穴は好みだった。フクロウの鉄のオブジェなどは良かった。後期のゴールのLighthouse Hotelにも吹き抜けにオブジェが多かった。このホテルは近代的で面白くなかった。

寝室に近い部屋にはQUAD22 Premaplifier が上を向いて卓上に、その横にGARRAD33 Turntable +不明のアームがあり、その他は一体のキャビネットに入っているようだ。有名な英国製が多い。ロールス・ロイスといいAAスクールの縁もあり英国贔屓なのだろうか。上に赤井のカセット・デッキもある。
隣の部屋に白いスピーカーで丸い穴(Tannoy?)が1本のみ、ステレオのため1本は別にあるはず。リスニングは別室でありレコードなら急いで行かないと時間がかかりそうだ。

 観光資源として認知度が高い。但し、年代により作風に差が大きいためよく建築の年度確認が必要だ。

 建築は「好み」だ
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スリランカ旅行⑤ ゴールの海辺のオランダ城郭都市は良かった

2014-08-29 04:53:13 | 都市計画
自然の湾を利用して港湾を作り、その近くに防衛拠点と街を島として作ったようだ。呆れるほどきれいな海と空。しかし近くの魚市場は立売もあり冷蔵施設も無い様で臭いがする。港兼漁港の街だ。

世界文化遺産、オランダの城郭と同じで飛び出した砲台が周辺に設置。もともとあった岩を利用、真ん中に直線道路、外周道路を基本に教会や公共施設を配置。連絡道路で細分化した都市計画。砲台の下には砲弾庫などが地下に設置され、店舗や博物館に転用。

街づくり協定の制定もあり不動産投資による用途転用とリノベーションが活況の様子。京大に留学していた建築士の教授によると50万スリランカ・ルピー(LKR 80円相当)の家を改修して、500万ルピー、2階も増築し700万ルピーになった。外国人の投資は禁止になった(但し、1%でもスリランカ参加の会社設立での保有は可能)

道幅が6m位で、2階が並ぶのは京都の街並みに通じる。中庭もあり、木は多くプールもあるが、町家に似る。ホテルはリゾート感一杯、食べたReef Fish のFish & Tips は鯵の大きいの(嫌い)とフライド・ポテトで今一つだった。タルタル・ソースは凡庸、量は多い。

 ゆっくり見たかったが時間が無かった、集団行動は自由がきかない
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スリランカ旅行④ キャンディの湖

2014-08-28 04:50:48 | 都市計画
 キャンディはコロンボに近いリゾート都市、コンパクトで湖の周辺に施設がある。

朝、7時から一周。大体3km位、のんびり歩いて1時間。外周を囲む車の通行が多く、道路を渡るのに5分かかる。騒音も大きく排ガスも多い。湖は波もなく、水鳥や魚が多い。たたずむ半裸の黒い痩せた老人など哲学的な雰囲気がする。出勤のサラリーマン、白い制服の女学生など多い。挨拶が多く、バスの運転手も歩く知り合いにクラクションで合図を出している。

 鬱蒼とした並木で烏と糞も多い。どこか魚が腐ったような臭いがする。歩行者用の橋などもあり景観とアメニティの配慮があるが、車の混雑がネックだ。車の運転は荒い上に、3輪自動車、普通車、バス、トラクターまで混在している。信号もないから途切れない。一部に騎馬警官がいた。

 市街地は路地の商店街などある。リゾート地らしい。買いたいものはない。コロニアル建築が多くあるがいまひとつ。山の上にはお屋敷がある。

 スリランカの軽井沢
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スリランカ旅行③ シーギリア・ロックは遠く、圧倒される大きさ、鎖場のような階段が張り付く

2014-08-27 04:49:43 | 都市計画

 5世紀の父殺しの王カッサバ1世( http://en.wikipedia.org/wiki/Kashyapa_I_of_Anuradhapura )が「王の中の王」たらんがため、巨大な岩の上に建てた城。世界遺産で圧倒される大きさ。

 空港近くから4時間。巨大な岩の上にある5世紀のお城の跡。歩いて800段くらいだが、踏み面は狭く、蹴上げは高い。岩場は鎖場のような階段で下を見ると相当怖い。風も強い。上に上がると、屋敷跡、溜池など段々になっている。どうやって煉瓦などの資材を運んだのだろうか。

 火山の風化した巨大岩かもしれない。周辺には金刀比羅さんの階段よろしくヘルプやガイドがおり頼むと口銭をねだる。なかなかひつこく、商売熱心だ。

 大変巨大で、なんでここにお城をと思う遺構だ

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スリランカ旅行② コロンボの市街

2014-08-26 04:47:58 | 都市計画
 コロンボ市街は急激に開発が進む。
( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%9C ) 

不法占拠のスラムとシャンティ(政府の土地の不法占拠、密集)を政府(土地所有者)が近傍の中層マンションに強制移転を要請する。現地のヒアリングによると、住民説明会はあるが形式的なようで、一晩でブルドーザーによりクリアランスも起こり、安心して寝ていられないとのこと。アメリカ60年代のFederal Bulldozerも真っ青だ。

三輪タクシーなどのクラクションがうるさい、排気ガスが臭い。騒がしい都市で好みではない。ゆっくり市街を歩ける環境でもなく、そういう景観もない。現在は、排水管敷設とともに歩道整備が行われているが大通りのみで、細街路は歩道もなく舗装も手入れされていない。また、壁が高く、ガラス破片も埋め込まれている。街の各所に祠もあった。

80haの埋め立て(OBP 3つ分)が進行中。バブルの頃の大阪みたいだ。ホテル・オフィス・商業の複合開発(MXD)や住宅再開発が外資により目白押し。
高架道路整備や300m級のロータス・タワーも建設中で街が埃っぽい。また排気ガスと騒音も多く大通りも歩いて疲れる。

よく言えば活気がある、悪く言うとイケイケだ。
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スリランカ旅行:初めに

2014-08-25 04:46:22 | 都市計画
 アジア嫌いだが、都市計画学会関西支部の調査に参加。大学訪問、教授によるガイド、コロンボ開発局訪問など真面目な行事と見学・観光で盛りだくさん。しかも、タイ航空だがバンコクで5,6時間のトランジットで1日がつぶれる。現地は5日間だが、到着は午前12時過ぎ、出発も午前1時で機内泊とハードそのもの。しかも、バンコクからは狭い飛行機の席。

インドの南端の東に浮かぶ島で、一時は海峡もつながっていたとの情報もある。九州より大きく、北海道より小さい。人口2千万人。雨が南部に集中し、北部は乾燥、水利が悪く溜池が多い。ポルトガル侵略(occupation),オランダ、イギリスの植民地(domination)から独立後、2009年LTTEとの内戦が終結。
スリランカのデータ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AB
http://jica-ri.jica.go.jp/IFIC_and_JBICI-Studies/jica-ri/publication/archives/jbic/report/paper/pdf/rp24_j02.pdf
http://en.wikipedia.org/wiki/Economy_of_Sri_Lanka#Macro-economic_trend


民主社会主義(社会民主主義)国家であり、土地は政府の所有、土地収用権(クリアランスの実施もブルドーザーでできる)
水利権も国家、多期作できる気候だがも水がない、肥料・農薬で農地が荒れる。
一般企業はPVCと断ってある、対するのは国営、公営で会長がトップになる
主要施設の周りにはAK47(カラシニコフ)を持った兵隊睨みをきかす、親切だが違和感が
コロンボ港は軍施設であり撮影禁止(ホテルの窓には「撮影禁止、開けるな、撃たれる、逮捕される」とあった)

以下の内容は、University of Peradeniya でのプレゼンに基づきます

1.経済諸表の内容と解説

①GDPと産業
GDPは7兆円で日本の2%以下、一人当たりGDPは33万円/人、購買力平価で93万円(日本の1/4)
Real GDP Growth ≒7%、inflation≒7% →中国と同じ水準、10年で倍になる、高度成長期
貿易赤字(NX)がGDPの▲20.8%相当で問題
貯蓄(S)が20%(国家は25.7%、なお11.2%の財政赤字(脚注)だが、海外投資の増分反映か)、投資(I)は29.6%、FDIは1,400億円(GDPの2%)で、ミャンマーの1/15で目標の1/4と低調、開放政策を行うが反応が鈍い
産業構成は農業・工業・サービスで11%,31%,:58% 意外にサービスが多い、日本の80年頃と同じ

②人口
人口2千万人、世帯人数3.9人、生産年齢人口が68%で人口ボーナス状態だが被扶養者率49.4%と高く、都市人口が18%と低いのが課題
教育年数が10年と他のアジアに比して高い
貧富の格差、ジニ係数を調べると 33(日本25 国連調査)、見た感じはもっと高い

③環境
一人当たり二酸化排出量は少ない(0.6t)だが、コロンボ市街の汚染を考えると局所では当てはまらないのでは

2.経済の問題点
①教育しても海外に人材流出,、低技能労働者は出稼ぎ、真ん中だけ、雇用優先の政策
②国内貯蓄と投資の改善(ファイナンスによる消費者金融も多い)、現在は国家が赤字で後押しか
③製造業主導の経済発展に→現在は繊維産業主体、Support Industries が欠ける
④貿易赤字の解消
⑤国際ネットワークと生産による経済の複合化
⑥都市化の推進

3.国土開発の概要
①都市人口は30%に近づいている
②国土区分をMunisipal, Urban, Town, Village の4区分としていたが、後者2つがまとまり3区分に
③開発はUrban Development Authorithy (Ministry of Defence and Urban Development の下部団体 http://en.wikipedia.org/wiki/Ministry_of_Defence_and_Urban_Development  )
④英国植民地時代に下水整備し衛生化(Commonwealthだろうか)、英国技官の教えもあった。
⑤世界遺産は5都市

3.国土開発の課題
①開発はUDAが管轄し主導
②コロンボは渋滞が多いが道路インフラを整備予定
③都市人口は拡大の見込み、都市の郊外住宅開発、都心にある行政機能の郊外移転を行っている

4.まとめ

スリランカでは日本の60年代(G国家主導の重点地域・重工業開発、過疎化密格差是正)から70年代(K高度成長 過疎化密の更なる進行、ネットワーク化、公害対策)が交錯している。さらに不動産開発などは80年代の4全総(C 国際化 集中の是認)に近い、開発ブーム(バブル)も聞かれた。( http://www.kokudokeikaku.go.jp/document_archives/ayumi/21.pdf )

 つまりは下記のGとKが同時進行している。これは、国家が成長しつつ内戦が終了し、工業化移転が中途半端な中、ホテルやオフィスというCの段階の会社経済的開発も進行している。
青木昌彦教授による経済成長の段階分類
①A 農業のマルサス的局面
②M 農業から工業への転移期
③G AからMへの政府の開発国家的役割、高い出生率
④K クズネッツ効果 労働移転による所得の急上昇
⑤C 会社経済Corporate 改善効果
⑥PD ポスト人口動態変化、現代的成長局面での人口的転移(Demographic Transition)

GDP分析からは国家が経済の主導、収入が多い(開発利益や所有者利益か)のでは、民間経済化(民営化)を進める

結論と提言
①マクロの産業育成政策の欠如とマイクロのプロジェクト進行のアンバランス
②政府強権による地権者追い出しなど政府(Public)・企業(Private)・コミュニティ(Community)の協議体制が欠如、P.P.Partnership の公平・公正・情報開示も遅れている
③赤字財政の投資から公共から民間への「民営化」推進、コミュニティの形成と合意形成の法制化
④公共によるインフラ整備の推進(高速道路、鉄道等)と重点産業の決定と投資、誘致(多国籍企業)によるクラスター(産業集積の育成)
⑤クラスター形成に向けた優秀人材の帰国に向けた住環境や空港、ITの整備
⑥郊外開発よりコンパクト・シティの方策検討(日本の反省から)

脚注
S-I=Nx+Gd
S:貯蓄、I:投資、Nx:貿易黒字、Gd:財政赤字(G-T)
I=S-Nx-Gd 29.6%=20.0%-(-20.8%)-Gd→Gd=11.2%

Nx:は赤字でマイナス
Gd:は11.2%の赤字

クラスター化産業は、スパイスなどを生かした食料・医療、スパ・ツーリズムなどが考えられる。治安、国交などの課題もあり、多国籍企業の誘致は難航しているのだろうか


その他 街中事情
・立って、座って、道路でぼんやりと長く過ごす男が多い
・信号が少なく、交差点は混乱とクラクションのなか解決
・横断歩道では、ドライバーの目を見てから一歩踏み出し、渡り始めると止まる(5分待っても途切れない)
・道路を横断する綱にひらひらが付いている、青が与党、緑が野党、赤が共産党の集会を表す、白は葬式だそうだ

日本の60年代初頭と80年代後半が混じっているように感じた
 (1$→100円で計算)
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キャバ嬢の社会学 (北条かや)

2014-08-24 05:44:42 | マクロ経済
京大のマスターの修論がベースで実体験が売りもの。肉体労働、頭脳労働、感情労働の区分けなどマクロがない。クラブ・ラウンジとの比較のみで、ガールズ・バーやキャバレーなどのとの比較が無く、キャバクラ業界のみの深堀が欲しい。キャバ嬢はお客から稼ぎホストに貢ぐというが、その実証がない(新堂冬樹の書くキャバ嬢が例外なのか)

 知見は、
・1万円/時間の高級店は新宿・六本木の60店しかない→何故か?
・キャバクラは二人掛け、15分回転方式→発祥は別の風俗に似ている
・クラブ・ラウンジでは酒が飲めないと売上があがらない
・キャバクラは指名を競う、成績競争で闘争心、しかしお金に執着すると客が逃げるジレンマ
・キャバ嬢ファッションは「変身」、過剰な「女」が金になる
・黒服も細かく評価される
・「客(特別な関係と思い込む)」と「自分(儲けたい)」の感情を自己責任で管理、疲れる「女という商品」

文章もいまひとつで論旨のフローも弱い、一発屋に留まるか
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弘三条本店(京都 三条):おすすめのセットを堪能

2014-08-23 05:30:35 | 食べ歩き
 台風の夕方、海外壮行会を兼ね、家族で訪問。おすすめのセット(3人で7千円位、ネット割引)を楽しむ。タン塩(葱とかぼす)、賽子ロース(ニンニク・チップ)、葱まぶし肉、塩ほそ、クラシタの大きいの(絶品、ハサミで切り分ける)、赤身、カルビがダブルで味の変化があり楽しめた。ご飯、ビールの後ビビンパ、テグタンなどで仕上げる

 3人で1万円ほど、飲まないと安い、大賑わいだ
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新京極六角のダイエーの閉店

2014-08-22 05:29:22 | 京都
 ダイエーのグルメ・シティは前身のサカエが1967年に開店したようだが、第二種大規模小売店舗の設置は松竹が設置者で1979年5月14日だ。これは大店法で第一種と第二種への変更のためと思われる( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E5%B0%8F%E5%A3%B2%E5%BA%97%E8%88%97%E6%B3%95 )

 建物へ松竹の「京都ピカデリー劇場」であったが、確か2001年に閉館した。新京極は西陣と並ぶ演芸・映画館エリアだったようだ( http://flattravel.blog.fc2.com/blog-entry-220.html 、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E4%BA%AC%E6%A5%B5%E9%80%9A )

 南には「ろっくんプラザ」( http://www.shinkyogoku.or.jp/rockn/about.html )がある。中途半端な大きさで意味不明の水もあり、段々で座れるがグルメ・シティでお酒と惣菜を買った方々の宴会も見られた。最近はマンション開発で伸びた人口以上に、西洞院四条しかなかったフレスコが、烏丸六角、御池中学の西隣などに出店し、更に東洞院の八百一もできて競争激化のため、ダイエーは閉店かと思った。

 しかも、店内はエレベーターなどもなく、地下の生鮮フロアからお年寄りが階段を上がるのがご苦労となっていた。

 都心のスーパー・マーケットも24時間や最寄店化している、コンビニとの競合がある
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いなか(西宮北口):懐かしいお味のおでんとおつまみ

2014-08-21 05:54:34 | 食べ歩き
 88年のバブル前夜、留学前に西宮北口に1ヶ月半住んでいた。今では球場が西宮ガーデンとなり阪急百貨店とイズミヤの二核で、中央の四角い駐車場を囲むドーナツ状の両側モールが繋ぐ。面白い、施設配置でモール延長が長く儲かりそうな設計だ。京都、大阪よりお洒落で、若い奥様と元気な(うるさいとも言う)子供が多い。

その頃からある、小路のお店で、ぐつぐつ煮込む甘目のおでんが旨い。関東炊風であり、どんどん出汁を継ぎ足す。有名なたこ梅では、浅い皿に円錐状の砂糖を入れていたのを見たことがある。甘辛いのが特色で、煮すぎたのはパッドに冷ましている。

 おでんは、白天(平天、木耳入り、裏は波型)、炊き込んでボロボロして旨い厚揚げ、串の小芋(すごく熱い)、じゃがいも(すぐに崩壊するくらい)が特に良かった。最後に煮込みトマトを食べたが小鉢に入り出汁に漬り熱々を食べるのは楽しい。つまみではどて焼(筋コン)、牛肉のタタキ(ニンニク薄切り、茗荷、玉葱の櫛切り、おろし、葱小口のたんまり薬味)、鯨ベーコン(感心する位癖がない白いもの)が秀逸だった。
 
 飲み物はヱビス・ビールやサワー類で楽しむ。ご主人も奥様も愛想はあまりないが、構わずどんどん盛り上がる。娘さんらしき方が6時半頃参入。3代続く名店だ。

 大いに2時間半呑んで食べて4千円/人くらい。楽しめた、帰りの阪急の神戸線は京都線と大いに違った雰囲気、塚口などで降りる方の多さに驚いた
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ファスト&スロー(ダニエル・カーネマン):行動経済学の泰斗のまとめ

2014-08-20 05:52:40 | マクロ経済
Thinking Fast & Slow

行動経済学の泰斗の著作、まとめのようなもの。二重過程理論で「システム1 直観・感情:素早く、自動的、意識的に停止できない」と「システム2 熟慮:遅く、意識的に起動、エネルギー必要」に分けて分析。結論は「システム1はつじつまあわせ」、「誤りはシステム2の知識・能力不足」に関連する。
 エコン(経済学で定義する合理的な人格)はなく、間違う「ヒューマン」が実情と定義される。特に、経験と記憶を混同するのは認知的錯覚とある、またさまざまなバイアスや、バイアスの原因があり、政治やマーケティングに用いられている。

 行動経済学の内容(上巻P156 に列記)解説があり、目新しさはないが知見は:
・自分の見たものがすべてだ:WYSIATI(What You See is All There is)
・ベルヌーイの効用とプロスペクト理論:参照点(ましかひどくなるか)、損失回避についての3次に近い曲線
・高い確実性、低い確実性 及び 利得、損失のマトリクス
①高い確実性・利得:儲けはリスク回避
②高い確実性・損失:なんとか避けたい:避ける方法でリスク追求→逃れたいという欲求が「発見」→病気の告知のような事態か
③低い確実性・利得:宝くじはリスク追求
④低い確実性・損失:保険でリスク回避

 2冊組で読むのに疲れる、行動経済学のまとめとしては良い
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美々卯のきつねうどんの出汁が薄い(大阪 道修町)

2014-08-19 05:51:41 | 食べ歩き
 暑い中、えらく忙しい。珍しく一人で美々卯本店別館に。時間もないためきつねうどん大盛り(700円+170円(大盛り))にした。味が薄いというか出汁の厚みがない。お揚げが塩っぱく甘くない。うどんに弾力がなくβ化している。しかもうどんの上げ方が悪いのか出汁が濁っている。

 夏は、美々卯でも麺の管理や出汁の按配に苦労している。冷たいもり蕎麦(夏はあまりよくないが)にすればよかったかもしれない。
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あべのハルカス:ややこしい乗換と床レベルの違う百貨店

2014-08-18 05:50:15 | 都市開発
 完成後、やっと訪問。展望台が16階、オフィスが17階、ホテルが19階のスカイ・ロビーで乗換という複雑なシャフト構成。また、百貨店のタワー館とウイング館の間は吹き抜け状でセンター・エレベーターが通る。タワー館は中央にWエスカレーター(当世の標準)があり分かり易いが、ウイング館はエレベーターが点在し使いにくい。

 新旧の百貨店、オフィス、ホテル、展望台の混合がメガ・トラスと複雑なシャフト計画を呼んだのでは。分かり難い施設構成で、ホテルの車回し、百貨店の搬入、オフィス・エントランスなどは取りあいの苦労が分かる。

 百貨店はタワー館とウイング館のレベル差と間の吹き抜けが中途半端だ。なんで統一しなかった(できなかった)のか不思議だ。売り場面積は3万坪で日本最大級だが、百貨店は6割で1.8万坪、残り1.2万坪は専門店となっている。歩いてみても、百貨店なのか低層部の専門店(solaha 大丸のうふふガールズみたいな位置付けか)なのか良くはからない、1階と地下の食料品は百貨店のようだ。タワー館が従来の百貨店でウイング館は専門店志向のようだ。

 あべのハルカスダイニングで「大坂通」は千成瓢箪がモチーフ。大阪のお店が多いが、すし萬と昭和町BOSTONは良いとして、古潭らーめん、ピッコロ・カレーが同列というのはどうかな。京都からはグリルキャピタル東洋亭だが、つばめグリルのような感じだ。

 オフィスのスカイ・ロビーは見晴が良い。高層用はフラッパー・ゲートとテンポラリー・カード発行の機械や受付がある。広々として気持ちが良い。ここから下りのエスカレーターは未来的で楽しめる。

 複雑な構成でなかなかついて行けなかった
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グランド・プリンスホテル(京都 北山):ブッフェは飽きる、建物は懐かしい

2014-08-17 05:46:29 | 食べ歩き
 村野藤吾の最晩年の設計で1986年の竣工。林の中の佇まいと円形の柔らかさがほっとする。中庭も円く、村野独自の曲線のシャフトが3本和む。ポンドカフェからは数寄屋も見えて手前は苔むした和風の石組み。バブルからの時間を感じる。愚妻の斎王代もつとめた友人が結婚式の第一号でそれは豪華だっただそうだ。

 商品券や割引があり家族3人で訪れる。内装やFFEは古びた感じがする。ブッフェでは、サラダは構成とお味がいま一つ。ロースト・ビーフは凡庸、カレーはレトルトそのままか、フライは冷凍食品、全体にMSGが多く気分が悪くなった。和食の豆腐は良いが、漬物が塩っぱい。

 お味を楽しむのではなく時間を楽しむのだと理解して、ひたすらコーヒーでもたせる。パンはどうもというもの。チーズはない。切っただけのオレンジとグレープ・フルーツが良かった。スイカはなぜか断面が崩れていた。

 3千円以下ならこんなものなのだろうか、近くの ステーキのはふう か 野菜の美味しいイタリアンのサルティン・バンコで楽しむのが良かった
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