良し悪しよりも好き嫌いというのは面白い。スキルは重視されているが、実は戦略をつくるのはセンスだとしている。(たとえば異性にモテるのはセンスであり、スキルで補完はできない)「好き嫌いはいけません」と育ってきたが、センスは好き嫌いで磨かれるとしている。このセンスのある人間が集まる祖機器がさらにセンスを高め優れた戦略ストーリーになるという取りまとめだ。「ノリが良い」会社にはセンスがあるというが、それなら社内政治というスキルが不要な会社が伸びているというのが本当なのではないか。<o:p></o:p>
知見は結構あり、笑える。<o:p></o:p>
・CEOが問題の本質を把握している(ハンズ・オン)、自由に発想し、制限しないのが良い→あたりまえだ<o:p></o:p>
・一橋大学 沼上幹 「カテゴリー適用」の批判:何事もカテゴリーに入れて安直に納得<o:p></o:p>
・ハブ&スポークでないのが革新→かつてハブ&スポークは革新だった、誰も信用しなかったがFedEXの成功で一躍業界標準になった。サウス・ウエスト航空は先祖帰りみたいなものだ<o:p></o:p>
・戦略は森を見て木を見ず、葉を見て木を見ずとあるが、それくらい分かりにくいし自分らでも気がついていない<o:p></o:p>
・国の問題は「複雑性」(日本の高齢化など利害が絡み合意形成の複雑性など)、「不確実性」(原発事故など)に大別<o:p></o:p>
・メッセージは論理の展開の分かる「ストーリー」で述べないと複雑な利害関係の納得がなく実行につながらない<o:p></o:p>
・日本は「なになに道」の「中小企業」の国、ポートフォリオで事業切り捨てより、長期の深堀<o:p></o:p>
・「ポジショニング」はトレード・オフの外的要因、「能力」は内的要因で優位性発揮→あたりまえだ<o:p></o:p>
・地頭が良い人は抽象と具体の往復運動ができている<o:p></o:p>
・面白い話とは論理がある上質な知識、面白がる力が優秀さ<o:p></o:p>
・「二要因理論」 満足と不満足の因子は違う<o:p></o:p>
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お奨め音楽として(大阪のお笑い系バンドのようだ)<o:p></o:p>
ザ・たこさん( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%95%E3%82%93 ) <o:p></o:p>
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笑いながら読める軽い経営書、若い方にお奨め<o:p></o:p>
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