この前絵を描くのに驚いたのがW&Nの水性固形のヴィリジアンが残り少なくなり崩壊だ。使えないことはないが、最も使う色で、薄めると碧さがたまらない。水彩風景画で木の葉の下地やハイライトにも良い。35年は使っていると思う(銀座の伊東屋)、パレットも二代目でアルミだ。セーブルの筆は大事に乾かしているがどこまで持つかな。<o:p></o:p>
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水彩は油絵に比べて安くついている<o:p></o:p>
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この前絵を描くのに驚いたのがW&Nの水性固形のヴィリジアンが残り少なくなり崩壊だ。使えないことはないが、最も使う色で、薄めると碧さがたまらない。水彩風景画で木の葉の下地やハイライトにも良い。35年は使っていると思う(銀座の伊東屋)、パレットも二代目でアルミだ。セーブルの筆は大事に乾かしているがどこまで持つかな。<o:p></o:p>
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水彩は油絵に比べて安くついている<o:p></o:p>
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いやはや疲れました。<o:p></o:p>
上海は都市計画、建築、商業に驚きました。休み無く、都心商業保存・開発(新天地)、商業集積(南京東路)、水辺の保存再生地区(Rock Bund)、背後の低層住宅地、上海城市企画展示館(都市計画展示)を見て歩きました。<o:p></o:p>
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久々の海外は興奮と発見がありました。上海の水辺の「バンド」(中山東一路)は神戸の海岸通を思い出しますが、ボストンの街並みとも似ていました。煉瓦、石、緑と歴史は良いものです。対岸には、超高層ビルとタワーが見えて対比が面白く感じました。<o:p></o:p>
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先ずは荷解きとともにお知らせまで。(大きな火事があり黒煙が一時空を覆いましたがなんだったのでしょうか)<o:p></o:p>
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堺町御池上がるの福島鰹のガレージにて 水もホースから 屋台の感じ テニスを終えて丁度良い。<o:p></o:p>
子供と関係者が多い。酷暑のなか雰囲気はまったり。しゃかりきと夢の2つの列、どちらかに並ぶ。こってりの夢を選んだ。<o:p></o:p>
味噌、コチュジャンのスープは濃く、食べた後唇が粘るくらいで旨味がある。<o:p></o:p>
太いもそもその麺 太いのは好きだが、いまひとつの噛み締めと旨味。辛いもやし 脂身の多いチャーシュー(豚)が載って500円。<o:p></o:p>
仮設のテーブルで食べる。酷暑のなか大汗で堪能。食べた後、お腹がもたれるくらいの脂と麺、ニンニク。<o:p></o:p>
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しゃかりきのつけめんが人気だった。面白い催しだ。<o:p></o:p>
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自転車バブルという感じがする。本屋の棚には自動車より自転車の雑誌が多いし、洛中にも自転車のお店が増えた。最近感じるのは<o:p></o:p>
①歩道は歩行者優先:特に御堂筋など、角から自転車が飛び出したり、追い抜いたりが多い<o:p></o:p>
②無灯は危ない:夜は灯火があっても影なら分かりにくい。照らすのは運転者が道を知るのとともに歩行者に知らせる役割がある<o:p></o:p>
③左側通行:自転車は車両で左側、車道の逆走などは会ってはならないし、一方通行でも左を走らないと双方がぶつかる。(お互い迷惑になる)<o:p></o:p>
自転車はマナーと法規がある。とくに、自転車と歩行者や自転車同士の事故は急増しているという。右側走りには「自転車は左ですよ」と一声かける運動はどうだろう。(お聞き頂ける方も多い、今までご不自由もあったのだろう)また、速度の出るレーサーなどで歩道を走るのは、自転車屋さんも、左側通行で車道を走ると教えた方がよい。<o:p></o:p>
最近、コメントにスパムが多いため削除しているのですが、間違いで頂いたコメントまで削除致しました。コメント頂いた方々におかれましてはお気を悪くなさいませんようお願い致します。今後ともどうぞよろしくお願い致します。<o:p></o:p>
ファミリー・レストランが衰退している。 これは当たり前で、自動車社会の進展と郊外ニュータウンの発展の時期では郊外に良い店が無いため需要があっただろう。しかし今は、自動車に乗らない、子供は少ない、都心に住むという転換期である。 <o:p></o:p>
もともと関西ではハンバーグとエビフライが花形であり、ファミリー・レストランで1,000円は越す。しかも、セントラル・キッチン、冷凍(またはチルド)が多く、マニュアル、パートタイマーという陣容で、何処でも同じお店とお味が売り物である。<o:p></o:p>
歴史ある、路面の個人経営のお店が好きだ。例えば、洋食では銀座の煉瓦亭、岡崎の小宝、心斎橋のばらの樹、神戸のみやす(ランチです。。。)は混雑するが抜群のカリテ・プリとお味がある。その理由は、歴史と味が楽しめる、お店の方と馴染みになれる、手作りである、街並みと馴染んだお店作りで看板など違和感がないなどがある。<o:p></o:p>
これに比べて、ファミリー・レストランは「安い」、「飲み放題(ドリンクバー)」、「取り放題(パン、サラダ)」などの戦略に転化し、FLコスト(食材費、労務費)の低下を狙い、サービスや雰囲気を犠牲にしている。これでは家族で食べに行くという「お出かけ感」が保てない。かつてのデパートの大食堂(食券、テーブルのお茶、何でもあるが特徴)の凋落と同じである。<o:p></o:p>
回転寿司も訝る 10貫食べると1,000円近い。近くの小体なお寿司屋で盛り込みでも食べた方が安いと思うがどうか。<o:p></o:p>
都心の個人店は個性があり、たまに「失敗した」とも思うお店もあるが、概ね楽しい。また、暖簾分や小さなチェーンのお店も良い(とり銀、美々卯 等)。 <o:p></o:p>
また最近伸びている、王将の優位性は新聞によると、 ①プロの目前の調理 ②店内での手作りを優先 ③大量仕入れで低価格 店での調理のため店ごとのオリジナルメニューや調理人の技術向上が副次効果とある。王将のやり方は一種のボランタリーチェーン(共同仕入れ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3 )のようでもあり、今後、街の個店とナショナルチェーンの間として発展する可能性がある。美味しく、安く、まっとうな食材と調理が欲しい。<o:p></o:p>
ファミリー・レストランの低迷は自動車と郊外型ライフスタイルの転換の裏返しである。
</o:p>WTCの大阪市から大阪府への売却は橋下知事の「城換え」のこだわりがあるらしい。それほど、職員の壁は厚いのだろうか。そして移転が契機となるのだろうか。<o:p></o:p>
かんぽの宿の入札では簿価2,500億円が売却額100億円となって、内容と手続き精査が求められている。フェスティバル・ゲート は事業費200億円で185億円の大阪市の償却額だと3,000万円のマンションが約6,00戸相当となる。同じく、1.200億円のWTCは100億円なら償却額は3,300戸です。人の金(OPM)ではありません、税金です。阿倍野再開発も2,000億円の赤字というし、行政の損失物件があるなら開発よりリストラ(資産の健全化)が第一だろう。また府も関西空港や大型開発などで数千億円の赤字があるという。そのなかで大阪市がWTCを府に売却したいのは理解できるが次の点を明確にしたい。<o:p></o:p>
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1.都心の構造変化:府庁跡(天満)の衰退懸念と都心への集積が移る<o:p></o:p>
ご示唆があった。大阪市は1.5万坪WTCに入居しているが、何処に戻るのか。 WTCでの支払い賃料1.5万円/坪である。淀屋橋周辺にそれだけのオフィスは無い。これなら開発も関与している阿倍野か梅田の北ヤード開発があろう。淀屋橋と天満橋の違いはあるが、行政中枢機能の都心還流に意味がある。橋下知事は盛んにWTCへの府庁移転で活性化とあるが、現府庁の問題点を先ず示し、その上で移転の効果・意義を述べるべきだ。感情論のようで内容の説明責任を全うしていない。また、「府庁でWTC周辺を活性化する」と言うが言語矛盾がある。つまりは、府庁で活性化されるなら、無くなった跡地は推定するのでその対応を述べるべきだ。移転とはゼロサムなら都市としてのプラスサムを考えよ。更に、しつこく言うが、府民の利用者利益が基本となるべきだ。<o:p></o:p>
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2.南港の土地利用:住宅と配偶者の就業のオフィスへ<o:p></o:p>
コスモスクエアではライカの本社ビルも再利用されていない。周辺のオフィスもデータセンター、研修センターが多く来客型、営業拠点ではない。近年、住宅開発への転換が見られる。優位性ととしては①本町までなら20分以内で、北摂よりも近い ②分譲価格が低い ③周辺に文化施設、大型公園が多い(浦安とディズニー、公園都市化が類似事例となる)<o:p></o:p>
WTCを使うなら、何度も書いているがコールセンターなど、住宅に住む配偶者の勤め先にしではどうか。(職住近接、労働力増強になる)住宅開発で人口増大し配偶者の雇用も確保される。あの鑑定価格と賃料では、高学歴の方も付近に多いのなら補助金なしでも誘致可能ではないか。(あくまで住宅近接立地型業種 南港ポートタウン定住人口 3万人では少ないが)<o:p></o:p>
大阪市と大阪府は財政にも課題を抱える。行政方策を拡大から「選択と集中」へ、そして、神戸、京都と連携へ(大阪だけでは東京に対抗できない)、そして住民が住みやすく働きやすい都市へと、アメニティや就業機会に配慮にするという3原則を重んじるのが都市経営の基本ではないか。<o:p></o:p>
久々にマクロではなくマイクロ・エコノミクスのお勉強をする。WTC大阪は鑑定価額が大阪市153億円、大阪府95億円と開きがある。もともとこの開発は1,193億円の総事業費とのことであるからどちらにしても10%位の価値になった。また、大阪市も賃料を4,700円/㎡を4,300円/㎡にするという。共益費が不明であるので4,500円/坪と仮定しても共益費込み20,000円/坪から18,800円/坪という賃料水準である。一体、鑑定ではどのくらいの賃料かと試算してみた。以下は前提条件である。<o:p></o:p>
延床 149,000㎡、貸床面積73,000㎡(うちオフィス61,000㎡、商業12,000㎡)敷地面積20,000㎡、路線価 前面185千円/㎡、側方180千円/㎡で試算した。要求利回りは、日本不動産研究所の第19回投資化調査で御堂筋の利回りが5.3%なので6.0%とした。なお、商業は2.6億円/年、その他収入(駐車場、展望台など)が3億円/年(H16年 5ヵ年経営再建計画のデータより)としている。大まかな試算であるが、大阪市の前提で賃料は1,300円/㎡(共益費4,500円として共込み8,800円)、府の前提で930円/㎡(共込み7,600円)となった。恐らく、商業、その他の収入を多く見込んでいるためオフィスの賃料が低いのだろうが、本町から22分(東京なら汐留・新橋から臨海副都心までの時間に相当する)の立地ならば本町の賃料から考えるとこのくらいかもしれない。とすると府庁の移転は賃料負担の軽減としてのリストラである。但し、一般企業と違い府民の利便性大幅低下、大阪都心の集積度低下という「社会の便益」は低下する。ここでいう「社会の便益」とは社会全般という意味で、官庁の単体収支を指すのではない。<o:p></o:p>
また、鑑定からの賃料では現在の大阪市の支払い水準との乖離が大きい。更に事業費の10%の価値しかなくなった開発なのに責任は明確ではない。価値が100億円として土地が無料としても、建物は延べ面積あたり22万円/坪の価値しかない。中古のマンションでもここまで安くはならないだろう。<o:p></o:p>
さらに、橋下知事は「城替え」で「意識改革」といっているが、そうなるのか。社会全体の便益を考えるべきである。エコロジーの時代でもあるし、夏は風が通るような低廉な建築で環境に優しい名護市庁舎( http://www.arch-hiroshima.net/a-map/okinawa/nago.html )のようなものを考えると良い。<o:p></o:p>
RogersのBBCモニタースピーカー LS3/5a が復刻され39万9千円もする。発売当時(1976年頃か)は15万円でそれでも大変高い卓上型スピーカーであった。音は確かに良く、中庸と落ち着きを感じた。もともとは11cmのKEFのB110ウーファーと恐らくはプラスティック素材のT27ドーム・ツィーターであった(ディフユーザー付)。(長らくコイズミ無線でユニットセットとKEF純正のネットワークが売られていたがそんなに高いものではなかった)ほかに同じユニットとキャビネットで数社から出ていた。ロジャースはネットワークが凝っていてそれが音につながっていた、どなたか高品質パーツに替えた試聴もあった様に思う。音は品位が高いが、小型で密閉のため低音は伸びていなかった印象がある。今回はウーファーが148mm.に拡大したので値上がりだろうか。(音は近代的になっているのかも)しかし、近代的なものだとディナウディオにもSP25(これは20cmのウーファー)があり58万円である。Rogersが前と同じような音なら、曇り空の穏やかさと晴天の隈取の違いがあるが、個人的にはSP25を奨める。それは復刻版でも新しい物でも、できれば次世代の古典になるものが良いからだ。<o:p></o:p>
かつてPhilipsの20cmとソフトドームの2wayを長らく使っていて、1998年に買い換えて近代的なディナウディオ(3wayであるが)になったが、これは聴き込めて、ゆったりも楽しめて、しかもボストン交響楽団の音と雰囲気も出て、今でも楽しめている。(なお、かの博多は吉田苑様(素晴らしいお店です)のご協力でネットワークと線材交換も出来た、あわせてCDプレイヤーのクロック交換も目覚しい効果があった)<o:p></o:p>
復刻版で欲しいものは、車であるが、ポルシェ911の昔のナローが欲しい。今のものは4リッター近い排気量だが当初は2リッターであった。幅も1.6m位だった。出来るだけ軽量にして、アラウンド還暦向けの「紅葉マーク暴走隊仕様」でクラッチレスにして欲しい。出来ればスピードスターが良いな。(横浜は元町で年始に行くと山手からモーガンに乗るお年を召した夫婦がゴーグル付きで乗っていらした:ああいうのは佳いな)今の911は幅広く、重く、力がありすぎる。昔の911でルマンの「性能指数賞」でも狙っていた頃のが好きだ。(パナールやルネ・ボネもあったか)<o:p></o:p>
東京にいたときは10月1日 銀座7丁目電通通の裏のとんきでカキフライ初めをするのが恒例であった。関西は東京よりカキフライの食べられるお店が少ない。この前、北浜のロータリーで食べた(900円)、東梅田のア・ラ・カルトでも食べた(900円)。どちも衣が硬く厚かった。恐らく、まだ小ぶりなため中のジュースを保つための方策だと思うが、牡蠣入りの繭を食べている感じで、衣と中身の食感が遊離していた。梅田のRONでも食べたが、これもやや硬い衣で中の牡蠣が生かされていなかった。<o:p></o:p>
東京のとんきはとんかつやで大ぶりな牡蠣(ビニールのパックに入っているもの)に厚めの衣がついているが、さくさくしている。またレモンが大きく、醤油を一寸たらしてお皿のマヨネーズとてんこ盛りキャベツで食べると美味しい。いつもカキフライとキャベツを食べた後、豚汁(熱くて具沢山)、ご飯とお漬物(キャベツなど)を食べていた。<o:p></o:p>
大阪の店はRONにはお味噌汁があるが、ロータリーには汁物がなく、ア・ラ・カルトはカップスープが少量のため、何か物足りないのかもしれない。また、衣はさくりと牡蠣にまとわりつくようなものが好みだ。東京では煉瓦亭、たいめいけん(1階:ボルシチとコールスローWがお気に入り)も良い。<o:p></o:p>
大阪、京都で衣が柔らかめで、豚汁がついている美味しいお店があればお教え下さい。<o:p></o:p>
カレーうどんについて<o:p></o:p>
最近はうどん屋さんの中華そばを食べ歩いていると書いたが、これがなかなか枯れ過ぎていることがわかった。あまりに出汁が薄いのとどこも同じようなお味であまり区別がつかない。食べた後の満足感にも欠けており、ご飯か丼ものと一緒に食べるがいいようだが、それでは太りすぎる。普通のラーメンでも魚介のお出汁が効いて脂ぽくない東京の「青葉」や高槻の「きんせい」のようなのがやはり良い。<o:p></o:p>
といってもそういうお店は少ないので京都に多いお揚げの入ったカレーうどんにすることにした。これは出しの美味しさ、お揚げの油の旨味、カレーの香ばしさで美味しい。もともと京都は「たぬきうどん」というあんかけうどんが人気であり、そのカレー入りの応用でもありカレーうどんの美味しいお店が多い。食べ走って(自転車ですから)いると、なんとも美味しいお店が2軒ある。両方とも麺が自家製であり、麺に滑らかさと弾力性がある。高加水で腰がある麺でしかもゆでたてである。出汁は甘さを抑え、深みと旨味がある優しい味で嫌味がない。カレーは京都のカレーうどんの名店では小麦粉や脂で重いところもあるが、さらっとしていてとろみも軽い。ひとつは寺町の市役所の近くでもうひとつは岡崎の洋食屋の近くで大層な人気店で並ぶのが難点である。<o:p></o:p>
カラーうどんは夏に美味しい。テニスのあと、カレーうどんに七味唐辛子(一味唐辛子、山椒もあり)あけて食べると人生の喜びと生の躍動を感じる。止まらぬ箸、流れ落ちる汗、ぬぐうタオル、麺の美味しさ、追いかける出汁の美味さ、お揚げの変化、葱のアクセント。たまらない。獅子文六にたしか「私は若い方が夏カレーライスを食べるのを見るのが好きだ」というエッセイがあったが、カレーうどんも同じく夏のものであろう。ただ、真っ白なテニスのシャツが黄色の跳ねだらけになるのがお笑いである。食べた後、シャワーを浴びると爽快で、うとうとと牛になりたくなる。<o:p></o:p>
景観のモデルは今考えています。結構面倒ですね。
さて、最近の経済を考えて見ましょう。サブプライムが問題で挙げられていますが、2点あると思います。一つは消費側で含み益(住宅の値上がり)で剰余資金ができたら消費に回したこと。これは信用担保による借入金を消費に回したので、住宅が値下がりしたら信用担保が減り借金の返済に迫られ消費が減るのは当たり前である。つまり、消費の原因は「お金が手元にあること」であった。グリーンスパンの末期にかけてアメリカは低いインフレと低い失業率を成し遂げた。これは長期フィリップス曲線におけるインフレと雇用のトレードオフの関係を越えた画期的な状況であった。その原因が、なんと金利低下による住宅値上がりとそれによる(借金での)消費拡大とは。この消費は、実生産(給与の値上がり)がないのに購買だけ上がり、結果借金が膨らむ(あとの世代に付けがまわる)という仕組みである。アメリカは双子の赤字として財政赤字(将来の世代への借金のつけまわし)と貿易赤字(他の国への借金のつけまわし)が歴史的に恒常化している。ただ、ドルが安定していたため、借金国家としてでも「信用」があった。しかし、最近はユーロ圏の伸長もあり、ドルの基軸通貨としての位置付けが落ち始めている。
次に問題は、サブプライムの証券化である。住宅ローンの証券化のメザニン部分がトリプルAというのは信じがたい。(それならアメリカ国債と同じだ)、それをさらにややこしく担保証券などにも変えて商品化したのは目くらましではないのか。株のゲーム理論にオプション理論が入ってきて、合理的予測(Racial Expectation)がますます分からない。
分かるのは、「信用」をもとにした経済は当然破綻すること、低金利の資金のだぶつきは行き先をもとめ、シナリオに走ること、エンロンをはじめ、会社も株の仕組みも新しい落とし穴があることであろうか。
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その反対の経済の動向として、先進国でのエコは仕事を増やす。永く大事に使おうとすると高くつく。良い物を買わないと持たない。
例えば、洗濯機を修理に出そうとすると、新しいものが買えるくらいの修理費である。更に修理の間代替も必要となる。エコは人手(手間)がかかる。逆に、このビジネス(お手軽修理)はこれからの成長産業であろう。街の鋳掛、包丁研、電気修理、自転車修理などである。古いものにはなかなか温かみがある。但し発展途上国は大量消費の方向に向かうだろう。環境負荷への南北問題の乖離は大きい。
最近、ブログで美しい写真が多いが、例として手前に花が写り後ろがぼやけて立体感を出したものが多い。中望遠レンズで絞り開放に近いとり方である。これは風景を「切り取る」写真である。風景の中から面白いという対象に限り詳しく描写している。
私はその反対に「雰囲気」を再現した、広角レンズでの写真が好きだ。例えば街並みの片隅で子供たちが集まっているような情景や、朝の市場での喧騒を写したようなものである。
時代がどうも「切り取り」に向かい、詳細で緻密な管理に向かっているのと連動しているような気がする。
ダイエット。最近、体重が増加している。どうもお米が美味しいので食べてしまう。そのわりに体脂肪率は変わらない。しかしこのままいくとメタボ認定が間違いない。
ここで登場するのがとあるお店である。いつも若布そばと野菜の天ぷらを食べる。大変財布に優しい価格であるが、口には寂しいお味である。このなんとも、へたったそば、どうも業務用のようなお出し、なぜか太葱(東京葱、白葱のこと、分葱ではない)、衣がくにゃくにゃしてだまがある天ぷら。これを食べるとなかなかダイエットのため辛抱している感じがして良い。但し、これを続けると、時々猛然と美味しいお昼(特に肉)が食べたくなってしまう。この値段に百円玉数枚の追加でそれは楽しめるお値打ちのお昼がオフィスの周りにあるのが困りものである。
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