レトロなお味らしく一度訪問としていた。前のボードにはビフカツ1,050円、日替わりランチは720円とあり入る。店内は古風で煙草の煙。地元の方が多く、帽子も多く、一種の美意識を感じる。
日替わりは串カツとのことで、「前のビフカツ」を頼んだが、若いお姉さんは単品、定食の順でメニューを開き勧める。止む無く税込1,544円のビフカツ定食にする。(不可解だ)
数分で到着。お肉は5㎜位で同じ衣がだるく両面につく。ドゥミグラス・ソースは薄く味が感じられない。薄いソースはうま味がなく、濃いソースはしつこい。ガルニはキャベツ(少量)とポテト・サラダ(薄味)で胡瓜とトマトが付く。ご飯は普通、御新香は割り干し大根酢漬けと昆布だが、出来あいの品のようで味わいがない。味噌汁はイリコ出汁を湯煎して若布を足したもので味わいが薄い。
全体に昔の百貨店の食堂で豪勢に食べたような感じ。なつかしいというより古臭い。洋食の輝いていた時代の再生にしてもドゥミグラス・ソースは薄すぎる。
値段が高く、煙草の臭いがあり、味わいも古風というもので、おかげで烏丸松原の葵の偉大さが良く分かった。
レトロに愛着はなく、二度と行くことはないだろう。最近新店の開拓は7割以上失敗だ、地雷探検隊に名前を変更しようか