当初はチェルノブイリのように「メルトダウン」が起こると思われ、恐れが先行していた。国内メディアも大騒ぎで、テレビの解説のどこかの准教授に至っては、放射能検出のニュースに「口を濡れタオルで覆ってください、上着を着てください」と連呼していた。この方は、原子力事故への「対処」ばかりで「分析と見解」がまるでない。<o:p></o:p>
MIT関係者の分析が、素早くメールできたが、理論的でほぼ正しい見解だ。MIT本体から改訂版も出ている( http://mitnse.com/2011/03/13/modified-version-of-original-post/) Wikiにもある( http://en.wikipedia.org/wiki/Fukushima_I_nuclear_accidents )一体、日本の大学や研究機関、何ゆえ見解や意見を出さないのか。現地では、東芝、日立が力を合わせているという。素晴らしいのはエンジニア魂だ。<o:p></o:p>
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太陽は核融合であり、放射線が出る。地球では水と大気により放射線が遮断され、適度な気温と気候により生命が生まれたとの分析もある。なお、原子力は核分裂である。但し、原子力発電では臨界質量以下で爆発しないようにしてコントロールされた容器内で放射線がもれないシステムとしている。(ただこれが上手くいかないのが「事故」だ)<o:p></o:p>
今回、被爆の単位系として ミリ・シーベルト(mSV) マイクロ・シーベルト(μSVはmSVの1/1,000)は、受ける放射線の総量の単位だ。自然界では2.4 mSV/年を受けている。今回の報道での ミリ・シーベルト(mSV)は「毎時」であり、mSV/hが正確な表記となる。(新聞でこの表記は見かけないが、ネットでは見かける)そのため、放射線が出ている事故現場では、防御服に覆われた上(放射線の受ける量を減らす)、交代で作業(受ける時間を減らす)にあたっている。<o:p></o:p>
そもそも昔から、工場の排出公害、新宿をはじめとする自動車の排気ガス、水銀と魚、ダイオキシン等は騒ぎ以降どうなったのか。<o:p></o:p>
メディアは騒ぐだけ騒いで、フォローがない。解説もおざなりで理論的ではない。しかも、今回は被害地ばかりの報道で気分が滅入る。社会的の心的外傷後ストレス障害(PTSD(Post-traumatic stress disorder))の拡大ではないか。<o:p></o:p>
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今回の事故で習得したことは<o:p></o:p>
① 地震・津波に耐えた強固な建物<o:p></o:p>
② 想定外の津波に流された周辺機器(発電機、予備電源 等)<o:p></o:p>
③ 電源を失った原発として始めての事故<o:p></o:p>
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情報開示と分析・意見のいえる大学・研究所、復興への建設的報道が必要だ。<o:p></o:p>
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