租界が有名だ。100年前の建築が多い。20世紀初頭の歴史的建築(と言っても100年)アールデコ、フレンチ、ブリティシュ、アメリカがそろう。その反面、吃驚するような超高層や奇抜なビル・タワーが多い。おもちゃ箱をひっくり返したようだ。<o:p></o:p>
高層ビルの頂部のデザインは「主張」があり三角屋根、尖がり、丸皿、球、角錐、多角形、段々、避雷針・アンテナ、回顧風と多彩で感心した。<o:p></o:p>
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クリアランスによる大型開発(潰して新築が効果的)なFederal Bulldozer型(http://www.librarything.com/work/733763)が多いが、Jane Jacobs(http://en.wikipedia.org/wiki/Jane_Jacobs ) のような歴史的建築の活用も片方で台頭している。消費拡大によるジェントリフィケーションもあり田子坊などはその例と聞く。<o:p></o:p>
都市計画展示館に「不動産は「経済の第四の柱」」とあるくらいだから開発に力が入っている。 <o:p></o:p>
現地の視察では麗江のマンションは平均150㎡位の規模で3千元/㎡→15万円/坪 スケルトン渡しに近いか改装前提とのことだ。比べて、上海は 3万元/㎡~ 12万元/㎡→150万円/坪~600万円/坪 とのこと。大阪の周辺部と都心超高層の値段と符号する。モントレーホテルのような外観の郊外住宅開発が目立つ。<o:p></o:p>
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面白かったのは、阪大の柴田さんにお教え頂いた「里弄(りろう)」という低層集合住宅だ。「里弄(りろう)」とは路地で京都の露地(ろじ、ろーじ)は洛中に多い入り込んだ小路のようで英語ならAlleyが近いかもしれない。「天井(てんちん)」という中庭 坪庭のようでいよいよ京都の露地に似ている。道に洗濯物が掛かる。人懐っこいお婆さん、おばさん、叔父さんが話しかけてくる。京都東山商店街の裏みたいだ。Rock Bundは水辺に近い歴史建物の保存再生地区でBoston Fanuil Hall Market Place(1976 BTA、BRA)を思い浮かべる石、煉瓦と緑の開発。都心商業に近く、水辺にも近いのが同じ。<o:p></o:p>
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色々歩いて問題なのが、オーバー・ブリッジで階段を捜して「登る、渡る、降りる」バリア・フリーではないし面倒だ。川があり向こうに見えても渡れない、川がエッジになっている。歩いて楽しい観光ではないようだ。そのかわり地下鉄は安い。数元(100円くらい)で移動できる。<o:p></o:p>
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開発と保存と関係者の意向、利用者の関心が混合した都市開発だ:Mixed Interests & Stakesといえよう<o:p></o:p>
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