秋の風に誘われて、カキフライの前にハヤシライスと思い立つ。<o:p></o:p>
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手始めに大阪では西天満の焼肉で有名な鶴参。1,000円で焼肉に良くあるスープとサラダ、塩昆布が付く。ハヤシライスは量が少ない。ルーは凡庸で、玉葱は輪切り炒めだが家で作る缶詰ドゥミグラス・ソースみたいなお味だ。肉はヒレ肉だが少ない。釈然としない思いだ。<o:p></o:p>
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神戸ではグリル末松 人気のお店でお昼遅れていくと売り切れ(やむなく近くのプランBに変更が多かった)があり、お昼を予約した。日替りランチの舌平目のフライ(892円)とハイ(「ヤ」ではない)シライス(997円)でランチのご飯抜き。(値段は変わりません)舌平目のフライはカラリと揚がりもっちりした歯ざわり。塩が強めで、たっぷりかかった自家製マヨネーズでのタルタルソースが美味しい。ガルニは茹でキャベツとポテトサラダ。これからのカキフライが楽しみになる。スープはミネストローネ風で粉チーズをたんまり入れて胡椒で一層味が引き立つ。お代わりしました。<o:p></o:p>
さて、ハイシライスは上品で細切り櫛切り玉葱炒めとヒレ肉。ドゥミグラス・ソースはトマトソースで粘度は低く、あっさり甘め。たおやめなお味でまとまりが良い。ご飯もつややか。薬味が無いのが残念。なかなか美味しいが、今回は舌平目のフライが圧勝だった。<o:p></o:p>
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京都ではまずは、ランチが美味しいスマート珈琲。えらく観光客と女性が多く、待つこと30分。大盛無く800円でサラダが付く。ハヤシライスというよりシチューご飯だ。野菜のトロミでトマトの酸っぱさが追いかける。美味しいが2品選べるランチがお得だな。つけあわせが無いのが残念。食後に珈琲を楽しむ。本日は酸味があるが苦味があり濃く堪能する。<o:p></o:p>
グリル富士家は何もかからないオムライスが有名なお店。(でも常連が頼むとケチャップがかかる)<o:p></o:p>
ハイシライスは800円。夫婦二人でやっており時間がかかる。オムライスが多いが、具は少ないようだ。ハイシはフライパンでなく片手鍋で肉と角切り玉葱を「煮て」いる。脂で炒めた香ばしさがまったくない。玉葱は半生で生臭さが残り、肉は薄いのがへなへなとあり、ドゥミグラス・ソースは薄く量も少ない。味も薄く、洋食の華がないことおびただしい。しゃきっとした玉葱と力強いドゥミグラス・ソースの銀座煉瓦亭を想う。ここは上品な色町洋食なのだろう。残した。<o:p></o:p>
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ハヤシライスはやはり有名店が良いようだ。関西なら、心斎橋のばらの木、岡崎のグリル小宝、ランチはお休みだが三宮のステーキみやすあたりがお薦めだ。次はリッチにビーフシチューのドゥミグラス・ソースにしようかな。<o:p></o:p>
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