雨のお昼ご飯時に訪れると空いていた。入場料は1,500円で便利な神戸市立博物館、だんだん人が増えて、出る頃には結構な混雑に。<o:p></o:p>
軽い気持ちだったが、楽しめる内容だった。<o:p></o:p>
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ヤーコプ・ファン・ライスダール「漂白場のあるハールレムの風景」<o:p></o:p>
近景・中景・遠景の構成で、雲の表現が上手い。大胆な構図で水平線が下の三分の一にあり、空が殆どでよく見ると鳥が飛んでいる。<o:p></o:p>
ペーテル・パウル・ルーベンス「聖母被昇天(下絵)」<o:p></o:p>
顔のハイライトが生々しい。ルノアールを思い出した。<o:p></o:p>
レンブラント・ファン・レイン 「シメオンの賛歌」<o:p></o:p>
劇的な光景だ。描き込まれた暗い背景と中央の光の対比は映画的。力のある絵でしかも上手い<o:p></o:p>
レンブラント・ファン・レイン 「自画像」<o:p></o:p>
63歳のとき、迫力がある<o:p></o:p>
ヘリット・ファン・ホントホルスト「ヴァイオリン弾き」<o:p></o:p>
俗な絵だが、婀娜っぽい。こういう絵が流行っていたのはなぜなのかと考えてしまう。<o:p></o:p>
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ヨハネス・フェルメールは有名で「全絵画踏破」が流行っているが、あまり好きでもない。今まで結構見てきたが、Bostonは Isabella Stewart Gardner Museum ( http://en.wikipedia.org/wiki/Isabella_Stewart_Gardner_Museum )で「合奏」(1990年3月18日盗難)を見たのが記憶にあるが印象は薄い。<o:p></o:p>
今回では「ディアナとニンフたち」は一目見てひきつけられる絵だ。見ていると<o:p></o:p>
①パースが正確<o:p></o:p>
②ハイライトと陰の対比(顔の光のあたる部分と足元の陰)<o:p></o:p>
③影の強調によるエッジの表現(スカートのしわと影 など)<o:p></o:p>
④画面のラチチュードの広さ(明るさの対比)<o:p></o:p>
などを感じた。<o:p></o:p>
「真珠の耳飾りの少女」は思ったより小さい。B4くらいだ。乾いた感じであり、多面化したような描き方だ。服のテクスチュアも生地がごわごわした感じだ。順番に列を作り見ていくのは「拝観」みたいな感じ。さっと見る方はその後ろからというのは行列をさばくうまい展示手法だ。<o:p></o:p>
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全体にオランダ絵画はぼんやりした暗さのなかに一条の光などを対比させた構成が多いように思った<o:p></o:p>
ショップでは青いターバンを巻いたミッフィーが売られていた、うまく考えたな<o:p></o:p>
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