都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

いっぱいいっぱい(大阪 船場):東京風ラーメンでデッサンは良いが厚みがない絵のよう

2014-05-31 05:09:18 | 食べ歩き
 新店で久宝寺を御堂筋から東に横堀川の高速道路までアーケードを歩く。繊維関連はあまり元気がない。途中のロード・バイクのお店は大流行で10~20万円が売れ筋のよう。カーボン・フレームにシマノかCOMPAGNOLOのお手頃セットが多い。

閑話休題、ぬんぽこやストライク軒の店長が独立。東京風のラーメンで澄んだスープで醤油味、大盛りで650円と安い。お店は居酒屋だったみたいで待ちスペースまであり、カウンターが広く、厨房も大きい。
スープはどうも奥行がなく平板な感じ。もっと出汁の厚みが欲しい。麺はつややかだが、プラスティックな食感で粉の旨みがない、三河屋製麺とは違う。チャーシューは噛みしめがあり、メンマは穂先、渦巻きの麩がふたつ、葱は白葱の小口と万能葱の小口、スプラウトと多彩。辛味噌ニラが卓上にあり、神座のものより漬かりが良くうまいが、ラーメンとは合わない、ご飯や濃厚なラーメンに合うのだろう。

奥様らしき方の接客が丁寧。

帰りに次回使える卵の無料券をもらった。来月からは濃厚な鶏スープもあるとのこと。朝営業をするようでユニークだ
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フェスティバルゲート跡地のパチンコ店は疑問:再入札はできないのか、小劇場が欲しい

2014-05-30 05:07:54 | 都市開発
 2009年に入札しマルハンが落札した。当時はリーマン・ショックの影響で不況のさなかであり、マルハンのみの応札であった。( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%88 )このころは通天閣も勢いがなかった。あくまで後知恵だが大阪市にとっては最悪の時期の売却であった。
 しかし、現在は通天閣の再認識、二度漬け禁止の串カツ人気でビリケンとフグの看板が目立つ「観光地」化している。ハルカス効果もあり、さらに景気も良くなっている。

 もともとの開発の狙いは通天閣エリアの再生であるなら、今回、マルハンの考えるパチンコ施設より効果的な開発があるのではなかろうか。開発者の韓流テーマパークの中止という事情変更もあり契約解除と再入札をなぜ橋下市長は考えないのか訝る。

 用地は霞町の車庫跡地で長く未開発だった。それほど難しい立地なのだろう。ここにこそ通天閣の劇場文化など再生させるのが行政の役割ではないのか。

 建物にはお金をかけなくても良い。熱意のある方々のための施設ができればと切望する。大阪にも小劇場群のある下北沢が欲しい
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イノベーション戦略の論理(原田勉):MOTの泰斗、分かり易く体系だっている

2014-05-29 05:06:07 | マクロ経済
 短期的成功なら「組織能力活用型戦略」で可能だが長期的な成功にはイノベーションが必要と明解だ。そのイノベーションには想定される不確実性(Risk)ではない、どうなるのかわからない不確実性(Uncertainty)がある(ナイト流不確実性)。官僚的な組織では無謬性にこだわりイノベーションは回避される。長期的な成功のためにはイノベーション確率の最大化が必要。そのためには:
①確率を高める
②ドメインの設定
③頻度(n)、精度(p)、探索メカニズムの是正
④イノベーション戦略の実行
と論じている。その手法として:
・ナイト流不確実性に対処するには組織が簡素・単純で柔軟性があり、逐次的コミットメントと情報収集の兼備
・目利きの養成、「多様な井の中の蛙」と「できないけれど語れる人」
・周辺・コア・未利用・補完技術は競争優位と技術優位のインパクトで分類
・深耕型と拡散型の探索がある
・不確実性ではどちらを取るかトレード・オフ
・探索は競争入札・深耕型協調・内部競争・拡散型競争に結果の予測可能性と手続きの反復性で分類
・専門知識、リテラシー知識、枠組み知識
・立地から立水、立ち泳ぎがないと流されるという時代に変わる
・帝国建設で本社ビルの建設計画は組織崩壊の証

 なおMOTとはManagement of Technologyの略、80年代後半、アメリカの技術再生のために生まれた生産技術のMBA

 お薦めできる内容と読みやすさ
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ラーメン人生Jet(大阪 福島):和風醤油つけ麺とチャーシュー増しは塩っぱく脂っぽい

2014-05-28 05:04:50 | 食べ歩き
 春だが初夏の陽気。初めてつけ麺にする、チャーシューもつけた(830円と200円で1,030円)。

 麺は太目の全粒粉交じりで旨い。水切りのざるを引いてあり丁寧。
つけ汁は脂が覆い、醤油が立つ、だが出汁の厚さが足らない。黒胡椒を盛大に足すと面白く葱がたくさんで変化となっている。メンマと乱切りチャーシューが入っている。
麺の横には分厚い脂の多いチャーシューが4切れ。バラとロースの二種類で噛みしめがある。脂が多くその部分は残した。

 追加したチャーシューの脂と醤油のタレのお味でか、全体に塩っぱい。スープ割も香が立つうまさだが醤油の塩っぱい支配がある。濃い白湯味の鶏煮込みつけ麺が良いのかもしれない。

 うえまちのつけめんが上品で一番好みだと思った
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五月の晴れは空が澄み切って、緑に変化が

2014-05-27 05:03:40 | 京都
 五月の晴れの朝、空が澄み切っている。湿度が低く日射が痛いくらいで半日のテニスで痛いほど焼けた。ボストンの初夏みたいだ。
山の緑がくっきり。西山などの麓は竹の秋で黄色い、またスダジイの黄色い花で殆どの山もある。東山は中腹から下にスダジイが目立つ。上賀茂を走ると杜若は終わり、栗の花の匂いも薄くなった。椋の木の花もびっしり。

 東山に夕日が稜線と谷を明らかにする。緑と太陽のオレンジ色の光が対比する
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英太朗(京都 烏丸):うどんも美味い

2014-05-26 05:02:25 | 食べ歩き
 うどん屋だがゆずラーメンで有名。おでんも美味い、居酒屋使いで一時は毎晩のように通っていたことも。愚妻と夕食でカレー丼とハイカラうどんセット(880円)を食べた。もちろん、比類なきカレーの味で丼は旨かった。うどんは更に良く、透明感がありつるつるの表面に弾力のある噛みごたえと粉の味のうどん、お出汁の深いつゆ、綺麗に切った葱、上手く揚がった大ぶりの天かす、ちょっとだけのお揚げがなんとも美味い。こんなに良いうどん屋だと初めて知った。京都で山本麺蔵、岡北と並ぶ美味さだ。

 いつも日経MJが置いてある。マーケティングに熱心でカレー煮込みというカレー味のおじやうどんも人気がある。月替わりのお得なメニューも楽しい。季節の天ぷら(春は筍、冬は牡蠣など)も凝っている。お酒の肴もいろいろあって楽しめる。

最近、禁煙に近くなって(言わないと灰皿がでない)快適だ
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アーロン・チェアにタオルを敷くと快適

2014-05-25 05:18:38 | 趣味
 5月からはハーフ・パンツが多く、座面の前に皮膚があたる。バーテブラ・チェアでも、前に厚めのタオルを敷いていたが、アーロンでも敷くとこれが快適だ。但し、ずれるため両端を大型Wクリップで挟むと良い。

 アーロンの座面はメッシュだが、前の太股裏があたる先端はウレタンの詰め物とプラスティックのエッジでRがついている。ここが硬い。タオルで柔らかく、しかも汗を吸い取り気持ちが良い。

 ちょっとした工夫で快適になる、見た目は良くなくオフィスには向かない
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ラーメン屋の種類分け:日休はサラリーマン向け、月休は土日のイベントなど趣味の方向け

2014-05-24 05:17:36 | 食べ歩き
 オフィス街のラーメン屋は日休が多い。あくまで勤め人のお昼狙いで、安定した営業が見込める。月休のラーメン屋もあるが、独自性があり、土日に「限定」とか企画もので集客するお店が多いようだ。この中にはとても美味しいお店が多く、たまたま月曜訪問すると閉店でがっかりする。月曜休日はまるで美術館のようだ。
 
 最近、月曜休日のラーメン屋はラーメン好きを趣味としている方向けではないかと密かに思っている
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電球をLEDに替えました:なぜか眩しい

2014-05-23 05:16:28 | 世情
 アマゾンのポイントが貯まっており、LEDの40Wを6つほど4千円余りで買った。大分安くなった。付け替えたのは、浴室、洗面所、手洗い、廊下、納戸だ。40Wの電球より明るい。発光効率は電球の数倍( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E5%85%89%E5%8A%B9%E7%8E%87 )あるが、交換の必要がないのが嬉しい。手間の節約だから、シルバー層にも受ける製品だ。

 面白いのは蛍光灯とLEDの発光効率は良い勝負だ。ということは天井などの蛍光灯はLEDに替えなくても効率は変わらないが、数年に一度にある取り替えの手間の差だけがある。

 天井用のLEDはまだまだ高いため蛍光灯はそのままにしよう
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日本一(京都 堀川北山上る):ついに閉店

2014-05-22 05:15:33 | 食べ歩き
 愚妻から紹介されて87年に初めて訪れた。もちろんど根性ラーメンを一杯だけ美味しく食べた。壁には3杯完食の名前が毛筆で壁にあった。

 京都には珍しい豚骨鶏の白湯スープで、歯ごたえが楽しく滑らかな中太麺、大きく薄いスライサーで切ったばら肉チャーシュー、これの脂っぽさを補完するモヤシとメンマがたっぷり(大盛りも無料だった)

 この数年前、お味が和風に変わって細麺になったり、店内リニューアルしたり、またスープの味が変わったりしたらしい。訪問しなかったのは思い出のお味と違うというからだ。同じ位置、同じ主人でも味が違うなら別のお店だ。むしろ昔のお味をメモと味の記憶から探るのが良い。(閉店は5月11日とのこと)

 一体、繁盛店になにがあったのだろう、創業は1976年なら38年の歴史だ。(なお、近くのピーピング・トムのステーキも長い歴史だ)閉店とともに謎だ
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ひらめきはカオスから生まれる The Caos Imperative (オリ・ブラフマン)

2014-05-21 05:14:30 | マクロ経済
 余白をとり、異分子を入れ、セレンディピティ(serendipity)を誘導するとひらめきが生まれるという論理。規律、勤勉、精進で「苦労は報われる」からの脱却だ。
 余白とは休み時間や組織でない内輪の集まりに過ごす時間、異分子とは変わった性格、バックグラウンド、人種・業種など、セレンディピティは集中しないデフォルト・モード・ネットワーク(ぼーっとしている)ときに「仕込み」が「仕上がる」
 面白いのは、組織内のソーシャル・ネットワークとオープン・オフィスは有効とあり、ネットとファシリティ・マネージメントの効用と説いている。MITでのAllenのManaging the Flow of technology を思い出す。

 余白・異分子の大切さは、肉野菜炒めに似ている。肉だけだと飽きてくるが、余白の野菜(主にもやし)で旨さが互いに引き立つ、さらに、きくらげやタケノコの異分子が入っていると歯触りが違う。中華風だが日本のおかずとして成立している。(納豆も相性が良い)

 強引な理論であるが、一読に値する
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煌力(京都 烏丸御池):スタミナ担担麺は美味い、変化も楽しめる

2014-05-20 05:00:01 | 食べ歩き
 雨のなか、研究。一休みに姉小路西洞院角の煌力に歩く。本家の煌庵には通っているが、ここは初めてだ。野菜と卵の載った太麺のスタミナ担担麺(780円)にする。黒烏龍茶が美味しい。

 麺はごわごわで太く旨い、スープは透明系のスープにゴマが表面を覆い、ナッツが歯ごたえに変化、野菜はキャベツ、モヤシ、ニラで食感が面白い。テーブルには辣油と酢、カウンターには山椒のミルと辛味噌の壺がある。辣油と山椒で麻辣にして、味噌で旨みをつけ、酢でかろみがでる。最後にスープを飲んでいると本町の華都飯店に味が似ていた。すっきりと楽しめ、食後感も良い。気に入った、また訪問しよう。小さなご飯が50円位で付いてくると良いな。(150円で食べ放題らしいが間違いなくメタボ街道につながる)

 帰りに室町の永楽屋で手拭を見て楽しむ(http://www.eirakuya.jp/onlineshopping/contents/shop.php )。ここと六角下る唐草屋( http://www.karakusaya.co.jp/kyoto.html )、よーじやは女性へのお土産に便利だ
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洛中にはなみずき:清楚な花

2014-05-19 05:58:28 | 京都
 洛中に桜の次は はなみずき( http://en.wikipedia.org/wiki/Cornus_florida )を見かける。涼しげで清楚だ。最近は街路樹としても多い。烏丸通の街路樹は鈴懸(プラタナス)からユリノキに植え替えられている。虫害とあるがムクドリ対策かもしれない。( http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000091/91881/news09.pdf )

 強い陽射しの中、爽やかな色で、次の季節は百日紅の濃いピンクに続く。
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今井食堂(京都 上賀茂):リニューアルして明るくなったが、お味もどこかに行った

2014-05-18 05:06:59 | 食べ歩き
 久々に、復活した鯖煮定食(700円)は鯖が3切れにお味噌汁、お漬物、ご飯で余計なチキン・カツはなくなり銀皿復活。えらく明るいと女将と話すが、嬉しそうだった。トイレもできたようだ。

 鯖煮は美味い(持ち帰りは550円になった、高価だ!お店で食べる定食のご飯・味噌汁・漬物セットは150円という計算になる、割安だ!)、味噌汁は旨みがいま一つ。キャベツの漬物が全く糠のお味がしない。ご飯は柔らかめで今一つ。

 明るい中の鯖煮はしっくりこない
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大阪市のカジノ構想を嗤う:梅田北ヤードに大学を誘致するのが成長戦略だ

2014-05-17 05:04:59 | 都市計画
 カジノ構想は多いが、警備や手数料、運営参入の利権ではないかと訝る。公営のギャンブルなど多いのにこれ以上増やすのは高収入層では少ないギャンブル中毒者の増加とそこからの搾取と思う。また、もとオリンピック目当ての北港に作っても、マストラ整備の回収ができるとも思えない上、カジノへの集客立地でもない。ビジネスとして計画のフィージビリティを確認しているのだろうか。

 大阪は政令指定都市のなかで学生比率が一番低い。となると、郊外都市にある大学を梅田北ヤードに呼び戻すのが良い。カジノよりアカデミアだ。グラン・フロントのナレッジ・キャピタルも賑わっている。その横の大学集積は相乗効果だ。

 都市を成長させるのは「知恵」であって「博打」ではない。カイヨワの遊びにあるアレア( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8A%E3%81%B3 )よりも学びだ
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