都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

ゴムとプラスティックの劣化が問題:自転車やカメラ、スピーカー

2013-08-31 05:39:41 | 趣味
 自転車のブレーキ・シューも劣化して固くなる。Mafacの本体に1980年半ばでは制動力が優れたCompagnoloのブレーキー・シューに使っていたが、30年経つと硬化していた。硬化して減らないが効かないはずだ。また、自転車のタイヤ・チューブ・リムテープも長くて5年で劣化する。一斉に替えるのが良い。ゴム類は適当な交換が必要で、メンテナンスにコストがかかる。

その他、ゴムといえば:
 カメラのモルトプレーンは遮光で裏蓋と本体の合わさる溝に使われるスポンジみたいなもの。これが経年変化で溶ける、取り除き打ちかえるのは結構な手間になる

 スピーカーのスポンジ・エッジは数年で劣化する。ダイヤトーンの610Bなどはスポンジ切抜き、JBLは片面溶解が多かったが5年くらいで劣化する。この点、ゴム・エッジ(Dynaudioなど)やフィクスト・エッジ(Altec など)は強い。この交換にはセーム皮などあるが、結構面倒だ。またf0なども変化してしまう。
 オーディオでは、シェルのダンピング・ゴムが溶けたり、レコードやCDプレイヤーのベルトが伸びたりと結構ゴムに関係がある。車のゴム・ブッシュも古いと交換というし、ゴムは振動系に意外に多く使われている。

 自転車のゴムとワイヤーについては先手で取り替えるのが安全で快適だ。


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牛薫る麺処 嵐風(大阪 北浜):蕎麦屋の肉そばみたい

2013-08-30 06:01:02 | 食べ歩き
 最近、ラーメン店の少ない北浜・堺筋本町での新店が多い。今回は東京からの移転で店内は雑然、煮干、玉葱、干し椎茸などが並ぶ。物置みたいでぞっとしない。

 チャーシュー旨そば(850円)にご飯(50円)で900円。丼はコニカル・ホーンみたいな形で食べにくい。スープは返しが効いた魚介風味、細くて固めの三河屋の麺、脂身と赤身の柔らかいチャーシューで肉そばみたい。塩っぱく、旨味が薄いお味でいまひとつ。穂先のメンマは柔らかく味が染みている。

 もう少し薄味になると良いのだが


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いまこそロールズに学べ(仲正昌):易しそうで難しい内容

2013-08-29 00:00:44 | マクロ経済
主要な術語の英文併記があるとさらに分かりやすい。正義、善、正の違いが要点だ。The priority of the Right (正)over the Good(善)はコミュニタリアンからの批判を受けたのは当然だ。なぜなら対象としている世界の大きさやまとめるという目的が違う。つまりはロールズの普遍的な制度論と変容する社会維持のサンデルあたりのコミュニタリアンは同じようで違う対象だ。
ロールズの理論形成過程のダイアグラムと他の批判者の要旨を時系列でまとめてあると分かりやすい。キーワード解説も分かったようでよく分からない。

分かりやすそうで専門的であり、知識がないと読めない。


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森元(大阪 西天満):感心する美味しさと大盛りで夏を乗り切る

2013-08-28 05:44:12 | 食べ歩き
 激辛劇盛好きの庭大王と訪問。茄子キーマ(900円)はひっそり茄子の旨み、どんどん卓上の辛味を足す。庭大王は大盛りでルーのお代わり4回。当方は、ビーフ1回だがこれのスパイシーなこと。胡椒が強く汗が久々に。

 楽しく暖かいお店だ、夏に爽快だ


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「空気」の構造(池田信夫):空気というのは人の間だけか、人と自然の関係は隙間だ

2013-08-27 05:08:43 | マクロ経済
 日本人論を、系譜、「空気」、「古層」、「武士のエートス」という章立てで論じているが、この構成の流れが明示されていないため分かりにくい。
 当初の国際的アンケートが結論に近く、日本人は祖先信仰、調和主義、リスク・アドバース、人間関係は大事だが、避けたい(相反するのは村社会だからか)、国は信用しないとある。

 日本は特定の集団のインサイダーのみ信頼する「安心社会」でよそ者嫌いは確かだが、安心の中でも人間関係を鬱陶しいと思っているのが特色だろう。つまりは、会社などの付き合いは家族のようで「よそ」であり、じつは「うち」ではない。ジャレド・ダイアモンドが「昨日までの世界―文明の源流と人類の未来」で、文明国家のどこがよいか「昨日までの世界」の方に聞くと、「匿名性だ」という返事があったのと同じだ。村の社会は外敵からの攻撃への不安に対する守りだが閉塞感やもある。都会は外敵も守りの付き合いもない。
 
 日本は用水組合など、下流からの意思決定とあるが、これは実務レベルへの権限委譲とトップのシンボル化の事例として面白い。かつて、MITでNegotiationの科目で日本人はなぜ打合に多く出てくるのかの分析として、水平な権限が、相手と協議することで、内部合意の形成と方針立案が同時にできる(ホリゾンタル・モデル)、つまりはアメリカのトップ権限委譲方式(ヴァーチカル・モデル)違うというのを示したことがある。
 逆エージェンシー問題というのは行き過ぎではないか。確かに、改善(Improvement Technology)フェーズでは日本は強いが、改革(Breakthrough)には弱いのはしょうがない。時々、俺について来いみたいな企業を待つのが得策だ。
 指摘のとおり、下請けは競争で個人主義だ。それは一家を率いる親分だからだ。大企業とはまったくちがう。
 
 「空気」は確かに、ゲーム・モデルで「偏狭(特定の集団内)の利他主義」が有効だが、これはアメリカにもある。「寛容な利己主義」の荒野のガンマンみたいなのは少ないのではないか。競争により企業というのはいまや利益集団として「殻」が強くなり、また情報過多で「一般技能」が見に付きやすい、つまりは会社の技能エントリー・バリアーが低くなった。このモデルは疑問だ。

 プロセインの法体系は確かに日本の特色で、限定列挙など法律が詳細まで決めるため「官僚社会」となる下地だ。利権や権限が不正や不公平につながる。日本は権限の支配する村なのかもしれない。

 貴重な指摘として(大企業の)日本人は仲間のなかで生きるのを選好するが、人間関係は実は嫌いというのがある。仕事以外では、一人か親族かで自然のなかで自己と語り合うような「(人間関係の)間隙」を好む。その一方、下請けや中小企業は専門的で親分肌だ。これが日本のアントレプレナーだろう。

 日本を支えるのは、大企業の家族主義、中小企業の矜持と、濃密な人間関係の対極にある「自然風景」ではないだろうか。(ここでいう自然風景はいわゆる「第二の自然」で農地など管理された半人工の自然だ)

  楽しく考えることのできる本だ。できれば人と自然の風景と「空気」なども考えてはどうか。あれは好ましい「空気」だ。これが日本の風土の大本だ。


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猛暑が去る、雨が降る日曜日

2013-08-26 01:10:00 | 京都
 先週はあまりの疲労で立ちくらみ。夜は涼しくなる12時に寝て、暑くなる5時には起きるのを繰り返し、炎天下で週2回6時間程度のテニスが原因だろう。お酒は猛暑で呑む気もしないからまさしく夏バテ。
 やっと雨だ。四国も雨で早明浦ダムの貯水も上がるだろうし喜ばしい。それにしても雨跫が強く、テニスどころではない。
 涼しくなってやっと机に向かう気になった。溜めおいた資料を取りまとめ、秋からの研究の骨子など新しいパソコンでとりかかる。

 午後からは晴れたがテニスは休む。からっとして秋の空気を感じる。

 秋がくると良いなあ。松茸と酢橘に思いをはせる


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春日井(京都 五条):ざる上天は美味しい、夏に良い

2013-08-25 06:24:49 | 食べ歩き
 ざるの上の天ぷらは930円。南瓜、えのきだけ、まいたけ、獅子唐と海老2本と量が多く、油切れもよい。つゆは盛りきりに追加の徳利も。うどんはしなやかで柔らか、のど越しがよく大量のもりもすぐになくなる。薬味は茗荷、生姜、小口葱ですり胡麻も付く。大盛(+200円)にすればよかったと思った。
 この後訪問し大盛りにした。暑い中、冷たいうどんの大盛りは大変楽しめた。胡麻での変化も秀逸だ。食べるなら大盛りだ。

 酷暑が去れば、熱い天ぷらうどんか、肉うどんかカレーうどんに海老天追加もいいかもしれない。最近、混雑がはげしい


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隣の億万長者(トマス・J. スタンリー、ウィリアム・D. ダンコ)

2013-08-24 05:24:05 | マクロ経済
 1997年の著作、最近流行っている。
そこそこお金を稼いでも、贅沢な、または周りに合わせる背伸びしたライフスタイルではお金が貯まらないという実証。特に、お金持ちが住む住宅地では、子供の私学、贅沢なファッション、車でお金がどんどんかかってしまうというのは面白い。
 知見は
・アメリカでも互恵取引(仕事の知合いから車を安く買う など)がある
・子供に資産があるといわない、援助をしない、倹約とけじめ、金を駆け引きに使わない、巣立ったら立ち入るな、お金より大切なものを教える
・仕事の嫌いなやつはアントレプレナーになれる訳がない

 家内が「そうだ」と感心していた、なら、バーゲンかあさんはやめて欲しい


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グリル まつ本(大阪 堺):ミックスグリルは物足りない

2013-08-23 05:12:12 | 食べ歩き
 下町洋食で銅の鉄板で焼く、ミックスグリル(1,000円)が有名、海老の頭を下駄を反対にしたようなこてで押さえたせんべい、タルタル・ソースの海老の身、こてで押さえた鹿の子の切れ目が入った烏賊、牛肉3切れがオニオン・ドレッシングのサラダ、ご飯(お代わりできます)、豆腐の味噌汁(味がいまひとつ)、キュウちゃん漬と壷付けの漬物(市販品でいまひとつ)。
 どうも物足りない。海老は旨みがない、烏賊は柔らかいが、肉も旨みがなく固い。それぞれに仕上げの味がついているがおかずの力に欠ける。

 店内は結構ごちゃごちゃ、人数はシェフ以外に4人もいる家族経営のようだ。堺なら宿院にある浪速亭のくっきりしたお味が断然好きだ


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漂うモダニズム(槇文彦):近代建築とはなにか、文章がうまい

2013-08-22 04:49:41 | 趣味
 建築家の文章は難解なのが多いが読みやすい。30年くらい前、横浜のウォーターフロントのセミナーで「ウォーターフロントに落下防止の柵が必要なら、駅のホームがよほど危ない」との発言があったのを思い出す。
 エッセイではモダニズム建築の歴史だが、建築と利用者、建築と社会、日本(語)と英語(世界)、建築と時代からみた芸術とSocial Sustainability の対比などが観点だ。
 
村野藤吾の論評が詳しい、ゼネコンの設計・施工に「村野がかり」がいてあの作品を作ったというのはさもありなん。丹下健三もゼネコンとの協調があったとのこと。ゼネコンが日本建築を支えているとの見解だ。村野の「森吾商店(ポツ窓の名作、竹中のポツ窓にもつながる)から、貪欲な生への欲望と童心性を見抜く。また、村野の建築の柔らかさは数奇屋から出たもので「五感の世界」として触覚性、雰囲気があるとしている。卓見だ、そこが好きだ。

 「個と全体」の対比、ジェイコブスの「意思ある個」の指摘は都市計画や普遍性の可能性、街並みと建築のあり方に及ぶ。また、奥宮、里宮、田宮など都市計画的同心円の広がり認知もある。
 
 難しくなく、楽しく読める建築の著作として優れている。引用の文献もさすが知的だ


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堺に穴子鮨とくるみ餅の買出し:(大阪 堺):なんとも美味い

2013-08-21 00:01:18 | 食べ歩き
 例によって夏の穴子を深清鮨に買いに行く。かん袋のくるみ餅も。天王寺からチンチン電車で35分。まずは、かん袋で氷くるみ(350円)で暑さをしのぐ。白玉を先に食べて、ねっとり餡に氷を混ぜるのが好きだ。予約したのをクーラー・バッグに入れて、深清鮨まで歩く。暑いことこの上ない。深清鮨で、穴子にぎり、箱寿司、巻きとバッテラなど大量にありクーラー・バッグと保冷剤。南海の湊まで歩いて、天下茶屋、淡路で阪急特急に。
 親戚におすそ分け、和んでビールをすすめられ、どんどん入る。家に帰って、用事も済ませ、シャワーも浴びてやっと5時過ぎに食べる。夏のバッテラは昆布の締め具合が美味い。穴子のにぎりはお職でたまらない、合いの手に箱寿司と巻きで変化をつける。
 荷物と歩きと乗り換えのためか、足が疲れて早くから寝て気がついたら朝方。これでテニスに行くと、足が動かない。

 美味しいとの家族や親戚からの声を聞くと、また続けたいと思う


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自転車の備品交換:安全なブレーキ・シューとサドルの交換

2013-08-20 05:12:52 | 趣味
 パス・ハンター(Moderata)マファックのブレーキ・シューの船の支持棒が緩んで危険であり、テスタッチのカンチ・シューに交換した。トーイン調整ができ、シューはシマノ・デュラエースが使える。古い部品の見た目より止める機能だ。効きは良く、スピード・コントロールも自在だ。但し根元が太く、そのためアーチの開きが少なくなり28Cでホイールがどうにか通るくらい。
サドルとピラーも前後のアジャストができる珍しいピラー(SR MTE-101)からスポルティーフ(Allegretta)のブルックス・プロ(30年もの)とグラン・コンペのサンプレもどきピラーに変更。
スポルティーフにはブルックス・プロ・チタン(立派な箱とバック・ループが付いた)をつける。裏に、サドル・オイルを殆ど一缶たっぷりと塗りドライヤーも使い染み込ませる。
プロムナードのセンター・スタンドも根元が破断、これで4代目になるかな(36年乗っている)。

ついでにリムの振れ取とアルミの磨きもやって腰が痛くなる。その他、小さな部品も手入れ、夏の朝に片付けるが気がついたらお昼過ぎ。

 秋に向けレーサーで輪行の準備もした、明日香を走ってみたい


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Zucca da Vino(京都 円山公園):なんとも素晴らしい

2013-08-19 05:17:43 | 食べ歩き
留学時代の同期と夫婦4人で楽しむ。話題が子供の結婚と親の介護とは25年の歳月を感じる。

 閑話休題、円山公園のいもぼうの向かいのもと旅館の別館だった建物。靴をはいたまま上がる。窓の上には下地窓があり、むくりのついた萩天井。落ち着いた雰囲気でテーブルとカウンターのみのこじんまりしたお店。シェフとマダムの二人のみ。6,800円のコースに鯛のお奨めがあるというので500円で追加した。
 箱入りアミューズは清潔で見た目も新しい。次の八寸は見事、前列は箸で後列はスプーンで楽しむ。清潔、端正なお味で、楽しみながら作っているのが感じられる、しかも食べかたや温度に配慮がある。
清冽で変化がありしかも味に厚みがあるという素晴らしさ。こんなにイタリアンが美味しいとは知らなかった。
 ワインを鯨飲、会話が弾むし、他のお客もないため大いに盛り上がる。印象に残ったのは:
八寸のトマトのムース、ビシソワーズ
ラグーソースとバニラ・ミントのスパゲティは少量だが旨味と香りの対比がある
ミニッツ・ステーキは肉の旨味とソース、チーズが合わさりうなるうまさ

 大いに食べた後もすっきりしているのがなんとも良い、是非、再訪と思った。今ならあまり混んでいないためねらい目だ


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大河内昭爾さんを悼む:稀代の食いしん坊編集者でもあった

2013-08-18 05:46:57 | 趣味
 「食食食」という雑誌があり、大学の頃愛読していて、その編集長をされていた。これは食べ物エッセイの選りすぐりであり、また新作の作家を選択したセンスも秀逸だった。人生に大きな影響を受けた本の一つだ。
 ご自身のエッセイでも懐かしい味や華美なお店への嫌気があり、親しみ易かった。今でも「食食食」は愛蔵している。久々に読み返そうか。

 亡父の命日で「かつ丼忌」としている日の夕刊で知った


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五山送り火:護摩木奉納と送り火、猛暑はそのまま

2013-08-17 03:55:33 | 京都
 3時まで護摩木の奉納、昼過ぎに洛中から家族とタクシーで。商店街の坂が暑い。それぞれ護摩木に記して奉納。
 8時からの五山送り日はゆったり眺める。お盆の行事で先祖を思う。秋の気配が感じられるのが例年だが蒸し暑く猛暑が続く。

 秋はまだまだ、体力を持たせるようにしなければ


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