園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

2009-11-23 10:02:05 | 日記
園長です。
 私は、あまりテレビドラマは見ないほうですが、ひょんなことから見始めたこの番組だけは、毎回感動しながら見ています。「JIN-仁-」という番組です。恋人を救うために難しい手術をしましたが、失敗し落ち込んでいるところに、過去から使い人が来て、江戸時代へタイムスリップし、いろんな人との出会いを通して、医者としての使命、自分が何をするためにこの時代へ送り込まれたのかを理解して行くという、SF風時代劇ドラマです。内容は、史実とは全く相いれないものがありますが、現代人が無くしたもの、無くそうとしている大事な「心」、信頼、夢、希望が語られているような気がします。狭い心での葛藤や争いのむなしさ、「変わることへの恐れ、不安」など、現代にも当てはまる時代背景に、自分だったらどう行動するだろうなどと考えてしまいます。文明の発達した現代の医学が、動乱期の江戸時代でどのくらい通用するのか、薬品もない、道具もない、あるのは精神面の気持ちだけ・・。現代の発達した医療からは比べようもありませんが、「生」への執着、「死」の観念・・そして明日への希望が伝わってきます。私たちが無くしたもの、無くそうとしているものがこのドラマで表現されているような感じがします。
 また、昨日でNHKの「天地人」が最終回を迎えました。こちらも1年間頑張ってみてきましたが、「60歳」で直江兼続が亡くなりました。激動の戦国時代を駆け抜け、安らかな死を迎えたようです。でも、史実とは思えない内容も多く、やはりドラマだなあと思いながらも見ていました。私も50歳を過ぎ、今までやってきたことの振り返りをする年代になってきたようです。兼続のように大活躍はできませんでしたが、自分でやってきたこと、やろうとしていることをもう一度確認したいと思います。ドラマは最終回があり、ハッピーエンドで締めくくれますが、私たちには日々が初回であり、最終回であると思います。「一期一会」という言葉がありますが、日々を大切にしていきたいと思います。特に子育て、保育には最終回はありません。いつまでも親は親、子は子なのです。親子の縁は切ろうとしても切れないのです。最近、テレビドラマを見て感動し、涙もろくなった園長でした。
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伝説の鷲の湯

2009-11-22 15:05:37 | 日記
園長です。 
 昨日は、久しぶりに新郷の温泉に行ってきました。その名も「伝説の鷲の湯」。旧名称は「野沢温泉」といい、新郷村のグリーンパークの手前のほうにあります。何年か前に500メートルくらい手前に新館を建て村で運営しています。私は旧館のほうが趣があって好きなのですが、狭い分、混みあうので、最近は新館のほうを利用することが多くなりました。でも、旧館の温泉は湯量も豊富で、香りが「香ばしい」感じがします。ホウ酸やケイ酸の香りだと思いますが、硫黄のそれとは全然違い、お肌に優しい感じがします。アルカリ温泉だということですが、特にヌルヌル、すべすべすることもなく、無色透明の普通のお湯です。旧館の源泉口は時々「ゴーゴー」という音とともに温泉が汲み上げられます。初めは何の音がびっくりしますが、源泉が勢いよく出てくる様には感動します。打たせ湯があるのもいい感じです。新館のほうは湯船も広く、サウナ付。おまけに露天風呂もあります。宿泊設備も整っているので、泊りがけによさそうです。昨日はきっちりい1時間入り、汗をたっぷり流しました。夕方で暗くなりかけた空からは白い雪が降っていました。露天風呂の明かりに雪がちらちら舞う風景は、一服の絵になります。時間は少しかかりますが、伝説の温泉もいいものです。ちなみに伝説はどこにでもあるような「けがをした鷲がお湯に浸かって治し、飛び立った。」というもので特に感動する内容ではありませんでした。でも「伝説」とつくと何となくありがたいような、珍しいような感覚を覚えるのは私だけでしょうか。とにかくいいお湯でした。
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新そば

2009-11-20 10:41:02 | 日記
園長です。
 新そばの季節になりました。私は温かいそばより「ざるそば」や「もりそば」の冷たいそばが好きです。箸でそばをつまみ、たれにちょっとつけ、口に入るやいなや思いっきりすすってのどに流し込みます。わさびの香りと白髪ねぎの香りが混ざり合い絶妙な味わいがします。昨日は、私が所属しているあるクラブの「新そばの会」が開かれ、南郷の「三稜荘」までいってきました。ここは、もともと南郷高校の学生寮だったものを町興しの一環として「手打ち南郷そば」を売り出すために改荘して始めたものです。初めは南郷高校の校門の近くにあったのですが、「みちの駅」ができるとともに新築移転しました。私は最初の頃の「田舎そば風」のザルそばが好きで随分通いました。近所のおばあさん達が毎日交代で作っていて、作る人によって味が変わるという、当たり外れの楽しみな店でもありました。道の駅に入ってからは味があまり変わらなくなりましたが、そば本来の味が落ちたような気がしています。しかし、昨日食べた新そばの味は、久しぶりに満足する味でした。そばの前に「そばかっけ」をいただきましたが、これも味噌仕立てのたれにつけて食べる、南部地方限定のシンプルな鍋物です。これと似たようなものに「むぎかっけ」と言うものがありますが、私は絶対「そば」に軍配を上げたいと思います。ザルを2枚、かっけを2人分平らげ、意気揚々と引き上げてきたのですが、そばは消化がよいので家へ帰り着く頃には小腹がすいていました。「地産地消」という言葉がありますが、地元でも良く知られていない地元のおいしい食材がたくさんあります。これから冬にかけて食べ物がおいしい季節になります。地元ならではの酒の肴を探したいと思います。
 今日は、少し寒い一日になりそうですが、保育園の柿ノ木には子供たちが群がり、柿もぎをしています。ふゆの風物詩「干し柿作り」の準備に入りました。保護者の協力も得ながら今年もおいしい「干し柿」を作りたいと思います。こちらは「自作自演」の「地産地消・食育」になりそうです。
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再び・・・

2009-11-19 09:56:01 | 日記
園長です。
 昨日、10日ぶりに新型インフルエンザの感染者が発生しました。一通り行き渡ったと思っていましたが、読みが甘かったようです。しかし、本日19日10:00現在、感染者はこの1名だけで、増えてはいません。これからは季節性のインフルエンザも心配の種になります。昨日は、先月の小児科健診の2回目がインフルエンザのため延期になっていた4歳、5歳児の健診を行ないました。嘱託医の有吉先生は、「新型と言っても季節性とほとんど変わらないので、心配しないで。」と言っていましたが、数日前からの寒さを考えると、季節性の流行が心配になります。
 10月に新型が発生したときはアッと言う間に広がりましたが、今回は今のところ単発に終わりそうです。看護師も11月から新しくなったので、子どもたちの健康についてもう一度職員と確認をしていきたいと思います。
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事業仕分け

2009-11-18 09:45:29 | 日記
園長です。
 昨日、午後4時20分から政府の行政刷新会議による、保育所運営費の事業仕分がありました。インターネットでの生中継でした。議題に上ったのは、年収900万円を越える保護者の「国の精算基準の上限の見直し」でした。第7階層の保育単価80,000円の上限を見直し、保育料をもっと取れば?というものでしたが、議論はカンカンガクガクで「幼保一元化」や「保育士の給料が低い」、などいろいろな意見が出ました。厚生労働省の説明は少し歯切れが悪いように聞こえましたが、国の根幹を成す、「子どもの施策」であるため、廃止や停止にはならず「見直し」に落ち着きました。でも、よく考えてみると、年収900万円を超える世帯は八戸市に何人該当者がいるのでしょう。全国で1,2位を争う貧乏県では、効果があまりないような気がします。やはり大都会優先の話です。青森県では国と県、市からの運営費がほぼ全てです。しかし、大都市では、この他にいろんな手当として自治体から補助金が出ています。同じ定員だと倍くらいの運営費が出ているところもあります。しかも、都会ほど保育料は「安い」のです。自治体が独自で補助金を出すため、東京では保育料が最高でも3万円以下のところがほとんどです。一方、貧乏な八戸市は保育料の上限が49,000円です。生まれた地域により子どもの保育料に大きな差があるのです・・。同じ国に生まれて、子どもに掛けるお金が違うと言うのは、とても違和感があります。
話を元に戻すと、お金持ちからもっと高い保育料をとれ・・ということはよく理解できますが、物事の本質を考えると、子どもに関する予算は「経済効率」から考えるのではなく、必要性、重要度、国家戦略を考えて進めるべきだと思います。世の中には「無駄」と言われることの中に「重要・必要」なことが多く含まれています。少し回り道をするくらいの余裕が欲しいものです。この余裕がなくなったから今の日本は大変になっているのではないでしょうか。声を大にして言います。「こどもに関する予算は国が責任を持って用意するべきです。いつの世でも、子どもは希望であり、私達の未来なのです。子どもが生まれない国、子どもにお金をかけない国は滅びるのです。」。頑張れ厚生労働省。
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