夏野菜を頬張りながらぼくはバルコニーに立って
遠くを眺めるふりをしながらボンヤリ考えている。
この地球について。
この地球が犯した過ちについて。
この地球の過ち
それは人類を生み出しちまった ってことさ。
生み出された者たちは
それぞれの権利を主張する。
義務を果たそうとする前に。
そこいら中ガヤガヤとうるさいのは
権利を主張し だれかに
何か注文をつけているからさ。
巨大カルデラ噴火か
直 . . . 本文を読む
「アサヒカメラ」11月号の特集は「スナップは怖くない」である。
買って読んだが、だいたい心得ていることばかりで新鮮味はない。
だけど怖くないということは、逆にいうと、怖がっている人がたくさんいるということ、日本社会のいまを反映している(゚ペ)
背景は母屋の玄関先、父の菊が見頃♪ . . . 本文を読む
原武史さんの著作ははじめて読ませていただく。
どうも、たいへん律儀な性格の持ち主であるようだ。文体はいたって地味で、文学の香はまったくといっていいほど、感じられない。半藤一利さんは司馬遼太郎さん、松本清張さんに学んだせいか、緩急自在、読者の感情や情緒に訴えるすべを心得ているので、味付けはずいぶん異なる。
つまらなくはないのだが、ときどきアクビが出てしまうのはわたしだけだろうか?
例によって、BO . . . 本文を読む