二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

悲観論(ポエムNO.3-22)

2019年11月16日 | 俳句・短歌・詩集
夏野菜を頬張りながらぼくはバルコニーに立って 遠くを眺めるふりをしながらボンヤリ考えている。 この地球について。 この地球が犯した過ちについて。 この地球の過ち それは人類を生み出しちまった ってことさ。 生み出された者たちは それぞれの権利を主張する。 義務を果たそうとする前に。 そこいら中ガヤガヤとうるさいのは 権利を主張し だれかに 何か注文をつけているからさ。 巨大カルデラ噴火か 直 . . . 本文を読む
コメント

「スナップは怖くない」

2019年11月16日 | シャッフル/photos
「アサヒカメラ」11月号の特集は「スナップは怖くない」である。 買って読んだが、だいたい心得ていることばかりで新鮮味はない。 だけど怖くないということは、逆にいうと、怖がっている人がたくさんいるということ、日本社会のいまを反映している(゚ペ)  背景は母屋の玄関先、父の菊が見頃♪ . . . 本文を読む
コメント

原武史「昭和天皇」(岩波新書2008年刊)レビュー

2019年11月16日 | 歴史・民俗・人類学
原武史さんの著作ははじめて読ませていただく。 どうも、たいへん律儀な性格の持ち主であるようだ。文体はいたって地味で、文学の香はまったくといっていいほど、感じられない。半藤一利さんは司馬遼太郎さん、松本清張さんに学んだせいか、緩急自在、読者の感情や情緒に訴えるすべを心得ているので、味付けはずいぶん異なる。 つまらなくはないのだが、ときどきアクビが出てしまうのはわたしだけだろうか? 例によって、BO . . . 本文を読む
コメント