二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

愛というもののいやらしさ ~ 詩人石垣りんさんのこと

2020年08月05日 | 俳句・短歌・詩集
昨日古書店で、小学館刊行“永遠の詩 05”「石垣りん」を手にいれた。 そして、これまで石垣さんに抱いていた認識をあらためねばならなくなったので、少し書かせていただこう。 石垣りんさんは、思潮社の現代詩文庫シリーズ46と、復刻版「表札など」をぱらり、ぱらりと読んで、こういう作風なのかと多少は理解した気になっていた。 「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」「シジミ」「表札」の3編が、わたしがそらで思い . . . 本文を読む
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