(「御宿かわせみ読本」に付された関係図からコピー)
御宿かわせみは大川端にある。
永代橋の対岸が深川であり、そこに長寿庵というそば屋がある。この時代設定と背景が、本シリーズの成功の秘訣だろう。
全篇を6回も読みなおしたという豪傑がいるようである。わたしの友人の奥さんも、2回読み返し、お気に入りの作品を、また読むといっていた。
「蓬田やすひろさんの挿絵がいいのよ♪」と。
どちらかといえば . . . 本文を読む
平岩弓枝さんが「小説サンデー毎日」で「御宿かわせみ」の連載を開始したのが、1973年(昭和48)である。33話までいったところで雑誌が休刊(廃刊)となったため、「オール讀物」に舞台を移し、1982年4月号から連載が再開された。
文春文庫では「幽霊殺し」からあとが、文藝春秋に変わったのちの作品集のようである。
第34巻「浮かれ黄蝶」の刊行(2006年4月)をもって正編が終了し、「新・御宿かわせみ」 . . . 本文を読む