二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

木山捷平の「軽石」が味わい深い

2025年01月28日 | シャッフル/books
これまで、こうした味わいの小説を読んだことがあったかしら。
木山捷平の「軽石」(写真の「駄目も目である」収載)は40枚前後の短篇で、秀作の資格十分。
読み了えてみれば、捷平流のユーモア、ペーソスが核心をパシンと射ちぬいている。

なんといったらいいのかな? 偶然に身をまかせ、偶然に沿って話がすすんでいく。読んだことがある人にしかわからないのかもしれない。
木山さん、悪ふざけがすぎるものもあるけど。

ちくま文庫は、宮部みゆき・北村薫が編集しているシリーズものの名作短篇集。
似たような名前で4-5冊刊行されていたかな´・ω・? 

近ごろ中公やちくまの“アンソロジー”にはまっている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クロミスジシロエダシャク | トップ | 美しいベニスズメ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

シャッフル/books」カテゴリの最新記事