阿部昭さん、よかったなあ♪
この二冊は“内向の世代”の秀作という位置を、確固としてしめている。
戦争に敗れ、人生にも敗れた男の悲哀が、抑制の効いた秀逸な文体によって、徐々にあぶりだされる。そうだな、敗残の人生とはそんなものだろう・・・、息子にしか見えなかった父の後ろ姿が、読者の心をゆさぶらずにはおかない。
涙を押しころした、愛憎相半ばする、訥々とした父と子の物語。
先日、八月十五日に「大いなる日」だけを読み返した。
わたしは保守的だから、こういうものに弱い(^^;)
安岡章太郎さんと似て非なる、豊かな文学世界を創造しえている。
岩波新書からは「短編小説礼賛」(1986年)が刊行されていて、こちらも愛読し、短編の妙味を教えてもらった(^^)/
類書はいろいろとあるが、わたしにとってはもう一度読み返したい本の中の一冊。
この二冊は“内向の世代”の秀作という位置を、確固としてしめている。
戦争に敗れ、人生にも敗れた男の悲哀が、抑制の効いた秀逸な文体によって、徐々にあぶりだされる。そうだな、敗残の人生とはそんなものだろう・・・、息子にしか見えなかった父の後ろ姿が、読者の心をゆさぶらずにはおかない。
涙を押しころした、愛憎相半ばする、訥々とした父と子の物語。
先日、八月十五日に「大いなる日」だけを読み返した。
わたしは保守的だから、こういうものに弱い(^^;)
安岡章太郎さんと似て非なる、豊かな文学世界を創造しえている。
岩波新書からは「短編小説礼賛」(1986年)が刊行されていて、こちらも愛読し、短編の妙味を教えてもらった(^^)/
類書はいろいろとあるが、わたしにとってはもう一度読み返したい本の中の一冊。