二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

12人の指揮者

2010年06月23日 | Blog & Photo
このところ、クラシック音楽に浸っているので、
小説がまったく読めず、読書はクラシック音楽の関連書籍ばかり。
きっかけは、4月のはじめにCDラジカセを買ったことだろう。
過去に集めたCD約60枚は、20年ばかり、ほこりをかぶって、
ラックの棚に眠っていた。
6月にはいり、ミニコンを手に入れて、ますますクラシックにはまっている。

ここ数日はもっぱらブラームスばかりかけて、「ブラームスの憂愁」を体にあびている。
これまでは、4つの交響曲と、ヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲第2番あたりにとどまって、そこからさきへはすすめなかった。
宇野功芳さんあたりは、ブラームスは暗くて重すぎるのでめったに聴くことはないといっている。ブラームスはチャイコフスキーと違って、華麗な旋律を生み出すのがあまり得意ではなかったらしい。「ハンガリー舞曲」などを別とすれば、とても内向的で地味な作品ばかりである。いわゆる燻し銀のようなという形容がぴったり。
チャイコフスキーやドボルジャークのような、優美で繊細かつ甘美なメロディーをもった名曲にわたしも惹かれるけれど、モーツァルトは別格として、その種の音楽は飽きがきやすいなぁ、と思う。

とっつきにくいが、時間がたつにつれ、じわじわとその味わいがしみ通ってくるのが、ブラームスの音楽の特徴だろう。
3日前から集中的に聴きこんでいるのはつぎの2枚。
「弦楽六重奏曲第1番変ロ長調」「弦楽六重奏曲第2番ト長調」
 アマデウス弦楽四重奏団
「チェロ・ソナタ第1番ホ短調」「チェロ・ソナタ第2番ヘ長調」
 チェロ:ロストロポーヴィッチ ピアノ:ルドルフ・ゼルキン

これに、交響曲第2番、第3番がくわわる。
「ピアノ協奏曲第2番」は、昔所蔵していたバックハウスの一枚がみあたらないので、
BOOK OFFで眼についたポリーニ&ウィーン・フィル(指揮 クラウディオ・アバド)と、ダニエル・バレンボイム&ニューヨーク・フィル(指揮 ズービン・メータ)の聴きくらべを愉しんでいる。


ところで、YouTubeで検索してみたら、マニア垂涎の・・・といっていいような往年の名指揮者の動画がずらずら。
これなら、高価なDVDを買うまでもない。

1.フルトヴェングラー
http://www.youtube.com/watch?v=CBeMGGN-U0c

2.トスカニーニ
http://www.youtube.com/watch?v=N6K_IuBsRM4

3.ブルーノ・ワルター
http://www.youtube.com/watch?v=aztB7E1Wjbs

4.カール・ベーム
http://www.youtube.com/watch?v=aqHct6Fx4JI&feature=related

5.ヘルベルト・フォン・カラヤン
http://www.youtube.com/watch?v=VmW5KfOkMX0&feature=related

6.エフゲニー・ムラヴィンスキー
http://www.youtube.com/watch?v=4R8QWcTtb3g

7.ジョージ・セル
http://www.youtube.com/watch?v=nS10ben-yUY

8.オイゲン・ヨッフム
http://www.youtube.com/watch?v=qVCrPW1MKz4

9.レナード・バーンスタイン
http://www.youtube.com/watch?v=5PNs8R-iVAo

10.カール・リヒター
http://www.youtube.com/watch?v=0Nv3G-j4XZE&feature=related

11.シャルル・ミュンシュ
http://www.youtube.com/watch?v=CyHRsU6dlf4

12.カルロス・クライバー
http://www.youtube.com/watch?v=IomRh4Wir2M&feature=related

お暇だったら、美しい花々を愛でながら、ちょっと滑稽かつ骨董品的な「巨匠の指揮姿」をご堪能あれ。




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