二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ブルックナーの交響曲

2010年06月20日 | Blog & Photo
うーん、暇だ(=_=)
暇すぎるぞ。
さっきから、ブルックナーの交響曲第7番をBGMにして、
デスクでうたた寝こいている(笑)。

不動産屋は6、7、8月は、例年暇なのだ。
電話が数本。業者さんの来訪が1件。

ブルックナーは、仕事場のBGMにはならないけれど、
それでもいいのである。

この人生のように、壮大な徒労を思わせる音楽。
牢固たる巨大な伽藍が、遠くのほうに聳えたっている。
ひどく寡黙でありながら、同時に饒舌な響きのうねり。
身をまかせていると、しばしば眠くなり、ほんとうに眠ってしまう。
そして・・・しばらくたって目を覚まし「うーん、すばらしい。なんて巨大な音楽だろう」と(笑)。

数日前に県立図書館から借りてきたのは、つぎのCDセット。
■オイゲン・ヨッフム指揮(CD11枚)
 バイエルン放送交響楽団
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

4番(ロマンチック)、7番、8番は持っているのだが、全曲そろえるとなると、決心が必要。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの名曲と違って、わたしのようなミーハーが、
おいそれと理解できる世界ではないからだ。

マーラーとか、ブルックナーは、昔から苦手だった。
長い曲の途中で迷子になってしまい、
ここはどこだろう?
どこへ向かっているんだろう?
・・・と、途方に暮れる。

だけど、どうも――聴いてみずにはいられない。
わたしの直感では、やっぱり器楽曲の最高峰のように感じられる部分があるのだ。
こうなったら、浴びるように、聴くしかないだろう。
わかる日がくるのかどうか、入り口をうろちょろするだけなのか、
それはこれからのステップである。


んんー、階段を踏みはずす恐れも、
たぶんにあるけど(^^;)


写真はぐんま昆虫の森で出会ったルリタテハ。
(撮影日 2010年6月9日)


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