二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

秋のおとずれ

2010年09月16日 | Blog & Photo
昨日の北関東の最高気温26℃。
空気ががらりと入れ替わってしまったようで、ほっとするような一日となった。ただし、お天気は午後からぐずつき、夕刻より小雨。

長かった夏が、ようやく終わった。
80の坂をこえている父や母は「おしめりがあったので、これでようやく野菜が播ける」といってよろこんでいる。
わが家でいちばん夏バテがひどかったのは、こいつ。りんりん。



どうしたのか、例年<夏毛>に抜けかわらない。
そのため、暑さにめっぽう弱くて、食欲が落ち、激ヤセ。
「死んじまうぞ、おまえ」
チーズ、海苔、焼き魚くらいしか食べないし、食べてもほんのちょっぴり。
夜7時半か8時ころに帰宅するわたしを、庭の敷石に寝ころんで待っている。
遅いと、ご機嫌が悪く、「なんでこんなに遅いのだ!」という気配をただよわす。



田んぼのそばをクルマで通過したら、もう稲穂が・・・。
品種をヒトメボレにかえてから、わが家の米もずいぶんうまくなった。
夜はうどんをつくった。肉、マイタケ、キャベツなどをたっぷりいれて。
むろん、3人分+α。
けさは眼を覚すとかなりの降りである。
雨は写真にするのがむずかしい。




ところで、ことしの夏の最大の成果は――わたし的にはむろん、ブルックナーさんである。
交響曲第7番だけで、つぎの6枚を買ってしまった。
1. フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル(1949年)
2. カール・シューリヒト指揮コンサート・コロンヌ響(1956年)
3. マタチッチ指揮チェコ・フィル(1967年)
4. マタチッチ指揮スロヴェニア・フィル(1984年)マタチッチ最後のレコーディング
5. カラヤン指揮ウィーン・フィル((1989年)カラヤン最後のレコーディング
6. ギュンター・ヴァント指揮ベルリン・フィル(1999年)

「同曲異演」をこんなにそろえたのは、はじめて。
聴いた・・・というだけなら、このほかにヨッフムと朝比奈の第7番を聴いている。
どの演奏で聴いても愉しめるのは、原曲の魅力だし、普遍性をもったクラシック音楽ならでは・・・ということになるだろう。つまらないCDは、一枚もなかった。

ブルックナーにこういう形で出会えていなかったら、クラシック音楽熱が、ここまでヒートアップすることはなかったろうなぁ(=_=)
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