このところ連日、35℃前後という猛暑日がつづいているけれど、カメラ愛好家、フォトグラファーの皆様、機材のメンテしてますか?
こういう湿気の多い高温は、機材にとってもきびしい環境なのです。
カメラを外につれ出し、長時間使用する。
あるいは、うっかり炎天下、クルマの中に入れっぱなし。
そして機材にふれてみると「アチチ~」なんてね^^;
機材の適用温度は、ほとんどの場合、上限40℃に設定してあるけれど、黒いボディ、レンズは、ときにこの上限を超えてしまうことがあります。
猛暑日は、長時間、直射日光にさらさないよう心がけてはいるんですが、わたしもついうっかり・・・なんてことがあります。
そして、これはわたし固有の問題かもしれませんが、手にかなり大量の汗をかく。
その手でボディを握りしめたり、レンズを操作すると、いつのまにか、機材が汗でべたべたなんてことないでしょうか?
今時のボディは、昔のようなグッタペルカと比較し、汗に弱い人工ゴムが張ってあるのですね。手入れを怠っていると、グリップまわりのこの人工ゴムが溶けて、べたべた粘着するようになります。また、プラスチック外装は、そのテクスチャーを失って、つるつるとなり、テカリ現象を生ずるのです。
あるいはあちこちに頭を出しているブス・・・いやビスに錆が浮いたりします(T_T)
湿度、高温、汗。
それと、小雨だからまあだいじょうぶだろうという油断。
昨今のカメラはエレキの塊というか、光学機器というより、電気製品ですから、防塵防滴をうたってあるカメラ以外は「水に弱い」ことを忘れてはいけませんね。
それに備えて、長時間使用したら、カメラのメンテは必須。
メンテをやっていても、壊れるときは壊れますが・・・。
かの木村伊兵衛さんは、取材先で仕事を終え、宿泊施設に引き上げてくると、ライカをいたわるように丁寧に、隅々まで研くのを日課としていたそうです。
あの時代、機材は「一生モノ」だったから、そうして長年連れ添うのですね。
わたしは付着した汗の除去に、湿らせた布で軽くボディを拭き、シリコンクロスで研くようにしています。
専用のメンテ用品がいろいろあるので、使い分けるのがベターですけどね。
逆のケースでいえば、レンズの前玉は「研きキズ」をつけてしまうことがままありますからご用心!
記録的な猛暑!
皆さんも愛機のお手入れ、お忘れなく(^_^)/~
☆ガタバーチャまたはグッタペルカ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%BF%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3