■虫注意■ 苦手な方は見ないよう注意、Uターンして下さいね・・・。
パッと見て、このチョウの名がわかる人は、ある程度昆虫、またはチョウに関心があるにちがいない。
シジミチョウの仲間で、いちばん広範囲に棲息している普通種は、ヤマトシジミとベニシジミだろう。
チョウの写真を、だれにも教えてもらわずに自己流で撮りはじめたころ、そこいらで出会えるはずのシジミチョウに、なかなか出会えず苦労したころのことを思い出した。
トップにあげたのがツバメシジミ。尾のところにオレンジ色の斑紋があり、可愛らしい尾状突起をひらひらさせている。
こちらはご存じ、地味なヤマトシジミと、派手なベニシジミ。
田園地帯や人家周辺、山間部など、フィールドにひろく分布している。
またこれは、モンキチョウ。
2kmほど離れた公園(あまり管理がいき届かない草だらけの公園)をのぞいたら、かなりの数が、吸蜜や求愛行動をしていた。
その中に、交尾中のカップルも。
驚かすと、つながったまま、ヒラヒラ~、ヒラヒラ~と翔んでゆく。
昆虫写真を撮ろうと用意して出かけたのではない。
こんなことなら、ニコンD7000には、90mmマクロをつけてくればよかった(^^;) 装着してあったのは、40mmマクロ(35mm換算60mm)。これで逃げ足のはやい昆虫を撮影するのは、けっこう大変。
ヤブガラシの小さな花を好む昆虫はかなり多い。
わたしは大型のキアゲハかアオスジアゲハでも訪れてくれないかな~、と期待して、汗を拭きふき、しばらく観察をつづけた。
ハチの仲間がかなりきているが、40mmでクローズアップが撮れるほど甘くない。
ええと、このカメムシは?
コマダラナガカメムシの可能性が大だけれど・・・うーん、まぎらわしいのがたくさんいて、同定するまで到らない^^;
ミカドトックリバチの泥の家も発見した。
わずか100m四方ほどの小さな公園だけれど、1cmにも満たないような昆虫たちにとっては十分な天地。2年前までの数年間、春先から秋まで、こんな生態写真ばかり撮っていたのだ。
つぎのチャンスがあったら、D7000には90mmマクロをつけておこう。
昆虫たちは、自然界にまったく負担をかけない省エネ設計。植物との共存共栄方式ががすばらしいと、いまでは思っている。その生命のシンプルな<生存戦略>から学ぶべきことは少なくないというべきだろう。