発見、出会い、発見、出会い・・・街撮りはその連続に満たされている。
大げさなものではなく、ささやかな発見と、出会いの中から、わたしのまなざしが拾いあげた光景。
こういうカメラアイの発生をたどっていくと、アンリ・カルチェ=ブレッソンと、当時の最新鋭機バルナックライカにいきつく。いつでも持ち歩け、瞬時に撮影可能な小型機材の発明で、20世紀の人間は、あたらしいまなざしを手に入れたのである。
・・・というような歴史的な経緯は、まあどうでもよい。
ようやく撮影のエンジンがかかりはじめ、昨日水曜日、中華ランチで腹ごしらえしたあと、TAKASAKI市街中心部を一回りしてきた。もう何回となくスナップして歩いているけれど、しばらくして出かけてみると、また違った写真が撮れる。
この日イチバンの収穫がはじめにあげた一枚。
右側の女の子の後ろをついて歩きながら、5~6枚撮った中の一コマである。意図的にこの子の尾行をしたのではなく、たまたま歩く方向と、スピードが一致したのだ。
この後姿だけでは物足らないと考えながらシャッターを切っていたら、うまい具合に脇役があらわれた。プライバシーに配慮し、クルマのナンバーはレタッチでボカしてある。
つぎにこれ。
この女の子はふらふらと道の右側からあらわれて、わたしの眼のまえを横切っていった。
どことなく元気がなくて、表情や態度を決しかねている・・・という印象をうけた。
「どうしようかな? どうしようかな?」
その一瞬を、わたしのカメラアイがとらえた。このあと元きた右側に戻っていくのをわたしが見ていたら、ほんの少し立ち止まって、軽く会釈を返してよこした。
「ん? どうかしたの」とたずねようとした途端、くるりと身をひるがえし、マンションのエントランスへと走っていってしまった。微妙な表情をたたえた会釈の瞬間をこそ写しとらねば・・・と、あとになって後悔した*´∀`)ノ
教訓的にいえば、一瞬のシャッターチャンスのあとに、もっと大きな山場がありうるかもしれないということであろう。真のフォトグラファーはそれに備えていなければならない。
3枚目はこれ。なんてことない店の正面だけれど、見て欲しいのは、右下の小さな窓。
ここにリクガメ(わたしはウミガメと書いてしまったが、リクガメの一種らしい)の顔があらわれた・・・ということは、昨日、つぶやきに書いた、その窓なのである。
「街のウォッチャー」のような存在でないと、絶対に気がつかないだろう。じじつ、通行人はこんなところでゴソゴソ動いているリクガメには、気がつきもせず通りすぎていく。
カメは声を出さないし、唸りもしない!!( ・_・) 体長は5~60cmはあったとおもう。
変わり映えしない日常的な街の底に出現した、ささやかな非日常といっていいだろう。
この店はなんの店だろう? なんのためにこんな大亀を飼っているんだろう?
いまになって、ひどく気になってきている。
この写真も好き。
カッコいい中年のおじさんが、足早に入店しようとしている瞬間。
この男性ファッションのオーナーか、お得意さんだろう。
mixiアルバム「めぐり愛TAKASAKI」の「めぐり愛」は、このスナックからお借りしている。30代の終わりから40代の半ばにかけて、TAKASAKIの飲み屋街柳川町へはよく足をはこんだものだが、いまではすっかりさびれ、かつての面影はまったくない。
正面からズバリと切り取ったキャンディッドフォトにもお気に入りがある。
しかし、そういったものは「全体に公開」は、しばらくひかえておこう。3年、あるいは5年くらいは寝かせて熟成させ、記録としての意味合いが醸し出されるまで。
だから当面は「友人まで公開」レベルにとどめておく。
さて、いよいよ秋本番。
つぎはどこへ出かけようかなあ。
大げさなものではなく、ささやかな発見と、出会いの中から、わたしのまなざしが拾いあげた光景。
こういうカメラアイの発生をたどっていくと、アンリ・カルチェ=ブレッソンと、当時の最新鋭機バルナックライカにいきつく。いつでも持ち歩け、瞬時に撮影可能な小型機材の発明で、20世紀の人間は、あたらしいまなざしを手に入れたのである。
・・・というような歴史的な経緯は、まあどうでもよい。
ようやく撮影のエンジンがかかりはじめ、昨日水曜日、中華ランチで腹ごしらえしたあと、TAKASAKI市街中心部を一回りしてきた。もう何回となくスナップして歩いているけれど、しばらくして出かけてみると、また違った写真が撮れる。
この日イチバンの収穫がはじめにあげた一枚。
右側の女の子の後ろをついて歩きながら、5~6枚撮った中の一コマである。意図的にこの子の尾行をしたのではなく、たまたま歩く方向と、スピードが一致したのだ。
この後姿だけでは物足らないと考えながらシャッターを切っていたら、うまい具合に脇役があらわれた。プライバシーに配慮し、クルマのナンバーはレタッチでボカしてある。
つぎにこれ。
この女の子はふらふらと道の右側からあらわれて、わたしの眼のまえを横切っていった。
どことなく元気がなくて、表情や態度を決しかねている・・・という印象をうけた。
「どうしようかな? どうしようかな?」
その一瞬を、わたしのカメラアイがとらえた。このあと元きた右側に戻っていくのをわたしが見ていたら、ほんの少し立ち止まって、軽く会釈を返してよこした。
「ん? どうかしたの」とたずねようとした途端、くるりと身をひるがえし、マンションのエントランスへと走っていってしまった。微妙な表情をたたえた会釈の瞬間をこそ写しとらねば・・・と、あとになって後悔した*´∀`)ノ
教訓的にいえば、一瞬のシャッターチャンスのあとに、もっと大きな山場がありうるかもしれないということであろう。真のフォトグラファーはそれに備えていなければならない。
3枚目はこれ。なんてことない店の正面だけれど、見て欲しいのは、右下の小さな窓。
ここにリクガメ(わたしはウミガメと書いてしまったが、リクガメの一種らしい)の顔があらわれた・・・ということは、昨日、つぶやきに書いた、その窓なのである。
「街のウォッチャー」のような存在でないと、絶対に気がつかないだろう。じじつ、通行人はこんなところでゴソゴソ動いているリクガメには、気がつきもせず通りすぎていく。
カメは声を出さないし、唸りもしない!!( ・_・) 体長は5~60cmはあったとおもう。
変わり映えしない日常的な街の底に出現した、ささやかな非日常といっていいだろう。
この店はなんの店だろう? なんのためにこんな大亀を飼っているんだろう?
いまになって、ひどく気になってきている。
この写真も好き。
カッコいい中年のおじさんが、足早に入店しようとしている瞬間。
この男性ファッションのオーナーか、お得意さんだろう。
mixiアルバム「めぐり愛TAKASAKI」の「めぐり愛」は、このスナックからお借りしている。30代の終わりから40代の半ばにかけて、TAKASAKIの飲み屋街柳川町へはよく足をはこんだものだが、いまではすっかりさびれ、かつての面影はまったくない。
正面からズバリと切り取ったキャンディッドフォトにもお気に入りがある。
しかし、そういったものは「全体に公開」は、しばらくひかえておこう。3年、あるいは5年くらいは寝かせて熟成させ、記録としての意味合いが醸し出されるまで。
だから当面は「友人まで公開」レベルにとどめておく。
さて、いよいよ秋本番。
つぎはどこへ出かけようかなあ。