二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

お帰りなさい、キヤノンAE-1♪

2018年09月27日 | Blog & Photo
   (むかし娘が使っていた華やかなクッションの上で)


1台のフィルムカメラに、45年ぶり(正確には40年ぶり)に再会した(^^)/
それがこれ、キヤノンAE-1。
BOOK OFFの鍵のかかったショーケースに、2,980円のタグがついて、陳列されてあった。FD50ミリF1.8付き。

わたしが学生時代に、バイトをしてはじめて買った、当時の新型カメラなのだ。
東京駅八重洲口の地下街にあった小出カメラという店舗でのこと。
そのときは、旧FDレンズ、F1.4付きであった。


   (これが発売時のAE-1標準レンズキット。画像はキヤノンさんからお借りした)


「もう中古のフィルムカメラは買わないぞ」
だけど、さんざん逡巡したあげく、結局お買い上げ(^^;)

・電池を入れてもらったら、精度はともかくメーター指針が動く
・一見ほこりだらけだが、清掃すればかなりキレイな個体
・驚くべきことに、モルトの傷みは最小限
・気になるようなキズ、アタリはなく、よくあるシャッター鳴きもない
・残念ながらレンズのほうは周縁部にカビ、または軽度のバルサム切れがある。
・しかし、レンズのグリス抜けはほとんどない

こういったことをチェックし、2,980円なら買いだろうと判断。

その後、AE-1の後継機A-1が発売となったので、AE-1は下取りに出した。
A-1の発売は1978年。
つまり、正確には40年ぶりの再会・・・となる♪
何と40年ぶりですぞ(笑)。

これぞ、わたしがはじめて手に入れた「自分自身のカメラ」である。



一方こちらは小学生時代はじめて手にした父のカメラ、コニカⅡb。
行方不明となってしまったので、15-6年前、新宿へ出かけた折り、カメラショップで17,000円で買いなおした。
つまりこのカメラも手許にある。しばらくはさわっていないが――。



   (BicカメラでカジュアルなEOS用ストラップを手に入れて装着)




   (これが旧型。スピゴットマウント式のシルバーリングが特徴。このリングを回して締め付ける。その後改良型FDになる)

このカメラにつづいて、キヤノンは7-8台(たぶん)遍歴した。だんだんとプラスチッキーな素材が主流になってしまい、耐久性は劣化する一途をたどった。
そのころ、1980年代中ごろからのカメラは1台も手許には残っていない。
その時代のカメラに比較したら、大きさ、重さにずしりとした手応えがある。

しか~し、まだ試し撮りの真っ最中。
外観的にはコンディションはすこぶるいいけれど、ちゃんと写るかどうか、仕上がりを見るまでわからない? 
なにしろエレクトロニクスが導入されたAE機なのだ。電磁レリーズが毀れれば修理不能。

・・・と、あれこれごたくをならべつつ、このカメラのため、さっそくロモのカラーネガ400(36×3本パック)を用意した。


   (左からF-1、AE-1、FTb。すべて標準レンズ装着)



ニコンに対し、レンズの回転方向が逆なので、併用すると、あれれー、としばしば戸惑う。
シャッタースピード優先のAE機というのも、もうずいぶん長いこと使っていない。
さあて、何をどんなふうに撮ろうかなあ。
秋が急速に深まってきたことだしね(^-^*)/


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