二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

表と裏と表

2010年08月08日 | Blog & Photo
夏本番、夏のバカンス本番というシーズンなった。
アメリカへ、ベトナムへ、台湾へ、北海道へ、式根島へと友人・知人が出かけていった。わたしは昨日も今日も仕事、仕事(^^;)
忙しいわけではないのに、物件の管理があり、なかなか持ち場をはなれられない。
以前は風景写真をやっていたので、信州各地やら裏磐梯やら富士山やら志賀高原やらへ、休みのたび出かけていたけれど、子育ても終わり、mixiをはじめたころから急に出不精になってしまって、ここ数年、旅行らしい旅行をしていない。

お盆休みは11(水)~14(土)と4日とってある。しかし、これといった予定はない。
どこへいっても交通渋滞だろうから、今季もフィールドを走りまわって、小さな生きものたちの写真を撮ったり、たまっているCDを聴いたり、山積みの本を片づけたりしよう。

さて、今日のネタは・・・?

(1) 表と裏
チョウには裏と表の翅の色紋様がまるで違う種がある。
たとえば、これ。
まず、裏をお見せしよう。



醤油で煮染めたような、焦げ茶色。
樹液が大好きで、黒っぽい幹に止まるから、これはいわば保護色。ところが、表はこんな色。鮮烈な水色のラインがおしゃれである。



もっとはっきりしているのはクジャクチョウだろう。
はじめて現物におめにかかったときは、ほんとうにその色紋様の差にたまげたものだ。


(2) 鱗粉の反射
これはコムラサキというチョウで、サイズはキタテハほど。このあたりでは個体数が少ないらしく、なかなかおめにかかれない。
この子も、表と裏ではずいぶん違う。
裏はオレンジがかったベージュ。ところが、表は濃い紫なのである。しかし、この紫が、ある角度からでないと見えないから厄介。
反射角を選ばないと、黒っぽいだけの紋様となってしまう。






(3) 昆虫酒場の賑わい
お見合いしているのは、ゴマダラチョウと、サトキマダラヒカゲ。
ゴマダラは個体数は多くて、この日も5頭やってきていた。



こっちは、席をめぐるゴマダラ同士の争い。




(4) 環境的な舞台裏
昆虫酒場があるのは、こんな場所。



この日は、近隣で体育のイベントがあり、クヌギの周辺にはクルマがぎっしり駐車している。マナー知らずのバカなドライバーがゴミをまき散らす。
ペットの排泄物を片づけられない人も多い。
右が昆虫酒場のあるクヌギ、左はカシの木(たぶん)。
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