
(あるバーの飾り窓。すばらしい描写力にわれながらうっとり♪)
非表示にしてある6DM2(正しくはローマ数字のⅡ)のアルバムが、まもなく200枚に達するので、ファースト・インプレッションを書いておこう。200枚ということは、じっさいには約800枚は撮影していることである。
このところ、昨年秋に発売されたミレーレス機、ニコンZやキヤノンRに話題沸騰、いまさら6Dではあるまい・・・という反応が聞こえてきそうである。
それら新機種を十分いじり倒し、周回遅れを承知のうえで、あえて6Dを買うことにしたのだ。
ZもRも発売直後のため、専用のレンズが少なすぎる。わたしはアダプターが好きではないので、レンズがそろうまで様子見することにした。
また、EVFの性能があがって、見やすい自然なファインダーになってはきたが、OVFに比較すると、物足りない。
実像式のOVFには大枚はたいてもいい・・・それだけのダイレクト感、スッキリ感があるのだ(^^♪
ずーっとニコンD750が最有力候補であったが、結局6Dになった。その理由はレンズにある。
■EF50ミリF1.8STM
一昨年知りあいに5D(初代の5D)をもらった直後に、このレンズを買った。
鏡胴は極めてプラスチッキーで安っぽいのだが、写りはA+。
パンケーキ型40ミリF2.8STMも、すばらしい出来。
とはいえ、元来50ミリの画角が好みにあうので、2/3はこのレンズで撮っている。
STMだが、ふだんニコンFE2、キヤノンAE-1を持ち出すことも多いわたしめにとっては、必要十分な合焦スピードである(*^-^)
F5.6あたりまで絞り込んでしまえばどんなレンズでも同じなので、F4以下で撮影することを前提としている。
今回はひとことコメントを付して以下に陳列する。
00.トップに掲げた一枚。どうということはないようだが、ガラス越しでこの色再現、輪郭描写、まったくのところ申し分ない。木は木らしく、陶器は陶器らしく、ガラスはガラスらしく・・・この「らしく」というのがキモといっていい。

1.ザラついた質感描写が一級品。むろんこれは画像エンジンばかりでなく、レンズの実力にも負っている。日陰だが、WBオートのまま。

2.明暗差の非常に大きいケースだが、カメラがバランスをとってくれた。たしか絞りF2。F2.8、3.5あたりまで絞り込んだ方がよかった。せっかく街角に配慮したのに、ボケが大きすぎた。

3.近所にあるアルミ缶のオブジェ。逆光で撮っている。絞りF2・・・光の粒子が見えてきそうなすぐれた空間描写である。ただしこの画像サイズでは不十分かもしれない(^^;)

4.ISO3200の夕景。じっさいにはこの画面よりそうとう暗い。ボディ側にもレンズ側にも手振れ補正がないから、どーしても感度を上げてしまう。明暗差の大きい小景ながら、画像エンジンがうまくまとめてくれたo・_・oホッ

5.背景に二線ボケがわずかに見られる。しかし、気になるほどではない。F2.8、ピントを合わせたところはシャープ。

6.これを撮ったときは驚いた。アクティヴD-ライティング(キヤノンの場合何というのか?)という機能がはたらいたのだろう。木漏れ日がまだらに落ちている。明部から暗部へ、じつになだらかに描写している、まるでネガフィルムのよう・・・。

7.手前が暗く、奥が明るい。奥の明るさに引っぱられて露出アンダーになるケースだけど、よくねばってくれた。最終的にはレタッチして階調をととのえたが。ボケのコントロールがじつに愉しい(^-^*)/

8.透過光狙い、+2補正。必要にして十分な描写だと思う。

9.ステキな色再現。平面的なオブジェだけれど、微妙な奥行き感がある。+0.3で撮影、レタッチしてさらに12%+補正。

10.これも絞りのコントロールに迷うケース。5枚ほど撮影したが、これをセレクト。背景のボケをコントロールする愉しみはフルサイズ機ならではだろう。コンデジやMフォーサーズでは長焦点レンズを使いたくなるところ。

(おまけ1)
背後はオフィスのパソコン、まもなくこことおさらばするため、記念にパチリ!!装着レンズは40ミリF2.8STM。これでフード付きなのだから恐れ入る(゚ペ)

(おまけ2)
ガラスに向かう自写像。パリのエルスケンのようなわけにはいかないが・・・。ストローハットは日射し除け。
フルサイズのデジタル一眼は、わたしにとっては長らく御法度であった。
なぜかというと、せっかくの銀塩フィルムカメラの出番がなくなってしまうから。
しかし、5Dがやってきたのが運の尽き・・・いずれこーなるのは仕方ない流れなのだ。
PEN-F&標準ズームがわたしのメインカメラで、何だかんだといって、一番登板回数が多い。腰のポッシェに常時携帯しているソニーRX100M3もズーム機。
しか~し、単焦点レンズの潔さに対する尊敬というか、あこがれは根強いものがある。
これらのピクチャースタイルは「ディテール重視」に設定したが、満足感は十分。
これまで何度もくり返し書いているように、50ミリこそ、はじめて一眼レフキャノンAE-1を買った学生時代から、わたしのスタンダード・レンズだった。
丸っこくて、ころころころがってしまうような6Dの外観はどちらかといえば好きではない。
しかし、使っているうち、この外観にもなじんでくるだろう。
LVとバリアングル背面液晶はたいへん重宝で、最近ときどき使っている。また露出補正がシャッターボタンを押してからでないと操作できないのは歯がゆい。
「街角小景」は、ミク友こだくみさんがよく使う表現だけど、今回はこのことばを拝借した。まさに「小景」なのだから。
被写体としての小景は、街角に無尽蔵に眠っている。
それを発見し、発掘して歩くのが愉しくて仕方ない、2時間3時間、集中力がダウンするまで♪
最後までご覧いただきありがとうございました。
//以上 おしまい(*^_^*)
非表示にしてある6DM2(正しくはローマ数字のⅡ)のアルバムが、まもなく200枚に達するので、ファースト・インプレッションを書いておこう。200枚ということは、じっさいには約800枚は撮影していることである。
このところ、昨年秋に発売されたミレーレス機、ニコンZやキヤノンRに話題沸騰、いまさら6Dではあるまい・・・という反応が聞こえてきそうである。
それら新機種を十分いじり倒し、周回遅れを承知のうえで、あえて6Dを買うことにしたのだ。
ZもRも発売直後のため、専用のレンズが少なすぎる。わたしはアダプターが好きではないので、レンズがそろうまで様子見することにした。
また、EVFの性能があがって、見やすい自然なファインダーになってはきたが、OVFに比較すると、物足りない。
実像式のOVFには大枚はたいてもいい・・・それだけのダイレクト感、スッキリ感があるのだ(^^♪
ずーっとニコンD750が最有力候補であったが、結局6Dになった。その理由はレンズにある。
■EF50ミリF1.8STM
一昨年知りあいに5D(初代の5D)をもらった直後に、このレンズを買った。
鏡胴は極めてプラスチッキーで安っぽいのだが、写りはA+。
パンケーキ型40ミリF2.8STMも、すばらしい出来。
とはいえ、元来50ミリの画角が好みにあうので、2/3はこのレンズで撮っている。
STMだが、ふだんニコンFE2、キヤノンAE-1を持ち出すことも多いわたしめにとっては、必要十分な合焦スピードである(*^-^)
F5.6あたりまで絞り込んでしまえばどんなレンズでも同じなので、F4以下で撮影することを前提としている。
今回はひとことコメントを付して以下に陳列する。
00.トップに掲げた一枚。どうということはないようだが、ガラス越しでこの色再現、輪郭描写、まったくのところ申し分ない。木は木らしく、陶器は陶器らしく、ガラスはガラスらしく・・・この「らしく」というのがキモといっていい。

1.ザラついた質感描写が一級品。むろんこれは画像エンジンばかりでなく、レンズの実力にも負っている。日陰だが、WBオートのまま。

2.明暗差の非常に大きいケースだが、カメラがバランスをとってくれた。たしか絞りF2。F2.8、3.5あたりまで絞り込んだ方がよかった。せっかく街角に配慮したのに、ボケが大きすぎた。

3.近所にあるアルミ缶のオブジェ。逆光で撮っている。絞りF2・・・光の粒子が見えてきそうなすぐれた空間描写である。ただしこの画像サイズでは不十分かもしれない(^^;)

4.ISO3200の夕景。じっさいにはこの画面よりそうとう暗い。ボディ側にもレンズ側にも手振れ補正がないから、どーしても感度を上げてしまう。明暗差の大きい小景ながら、画像エンジンがうまくまとめてくれたo・_・oホッ

5.背景に二線ボケがわずかに見られる。しかし、気になるほどではない。F2.8、ピントを合わせたところはシャープ。

6.これを撮ったときは驚いた。アクティヴD-ライティング(キヤノンの場合何というのか?)という機能がはたらいたのだろう。木漏れ日がまだらに落ちている。明部から暗部へ、じつになだらかに描写している、まるでネガフィルムのよう・・・。

7.手前が暗く、奥が明るい。奥の明るさに引っぱられて露出アンダーになるケースだけど、よくねばってくれた。最終的にはレタッチして階調をととのえたが。ボケのコントロールがじつに愉しい(^-^*)/

8.透過光狙い、+2補正。必要にして十分な描写だと思う。

9.ステキな色再現。平面的なオブジェだけれど、微妙な奥行き感がある。+0.3で撮影、レタッチしてさらに12%+補正。

10.これも絞りのコントロールに迷うケース。5枚ほど撮影したが、これをセレクト。背景のボケをコントロールする愉しみはフルサイズ機ならではだろう。コンデジやMフォーサーズでは長焦点レンズを使いたくなるところ。

(おまけ1)
背後はオフィスのパソコン、まもなくこことおさらばするため、記念にパチリ!!装着レンズは40ミリF2.8STM。これでフード付きなのだから恐れ入る(゚ペ)

(おまけ2)
ガラスに向かう自写像。パリのエルスケンのようなわけにはいかないが・・・。ストローハットは日射し除け。
フルサイズのデジタル一眼は、わたしにとっては長らく御法度であった。
なぜかというと、せっかくの銀塩フィルムカメラの出番がなくなってしまうから。
しかし、5Dがやってきたのが運の尽き・・・いずれこーなるのは仕方ない流れなのだ。
PEN-F&標準ズームがわたしのメインカメラで、何だかんだといって、一番登板回数が多い。腰のポッシェに常時携帯しているソニーRX100M3もズーム機。
しか~し、単焦点レンズの潔さに対する尊敬というか、あこがれは根強いものがある。
これらのピクチャースタイルは「ディテール重視」に設定したが、満足感は十分。
これまで何度もくり返し書いているように、50ミリこそ、はじめて一眼レフキャノンAE-1を買った学生時代から、わたしのスタンダード・レンズだった。
丸っこくて、ころころころがってしまうような6Dの外観はどちらかといえば好きではない。
しかし、使っているうち、この外観にもなじんでくるだろう。
LVとバリアングル背面液晶はたいへん重宝で、最近ときどき使っている。また露出補正がシャッターボタンを押してからでないと操作できないのは歯がゆい。
「街角小景」は、ミク友こだくみさんがよく使う表現だけど、今回はこのことばを拝借した。まさに「小景」なのだから。
被写体としての小景は、街角に無尽蔵に眠っている。
それを発見し、発掘して歩くのが愉しくて仕方ない、2時間3時間、集中力がダウンするまで♪
最後までご覧いただきありがとうございました。
//以上 おしまい(*^_^*)